2012年07月13日

面接のキラーフレーズ



今日は特に、一般職で昇進したいと思っている方、中途採用面接に臨もうと思っている方に読んで欲しい内容。

管理職になると、部下を評価することはもちろんやりますが、他の部署の人の昇進の可否を決定する面接をすることがあります。

■昇進面接

私の会社では、部下を昇進・昇級させるのには3段階あります。

 ・直属上司が昇進の推薦をすること
 ・部門長が昇進の推薦を承認すること
 ・人事部および別部門の責任者がその人物がその急にふさわしいかどうかを判断すること

です。

一般職は総合職とオフィス職に分かれていて、それぞれ1級から6級まであります。
それぞれの級が上がるごとに、こういった判断を経て昇進が決まります。

6月、7月はこの面接の時期です。

■面接で聞かれること

面接で重視されることは、以前は割といい加減でしたが、最近はある程度判定基準が論理的になって来ました。

 コンピテンシー

という言葉をごぞんじでしょうか。

おおよその説明としては

 ある職務や状況において、期待される業績を安定的・継続的に達成している人材に、一貫して見られる行動・態度・思考・判断・選択などにおける傾向や特性のこと。測定や定義が困難な気質や性格ではなく、インタビューや観察などで確認できる能力であり、その職務において優秀な成績を挙げる要因となる特性を列挙したものである。通常は、その職務で必要となる知識や技能は除外して考える。

ということです。

つまり、面接官は面接において「これを測定しなさい」と言われています。

じゃぁ、どうやってそれを面接で引き出すかというと、こんな質問をします。

 「あなたが最も苦労したことは何ですか?」
 「その苦労したことに対して、どのような工夫をしましたか?」
 
 「あなたが、仕事をする上で最も大切だと思っていることは何ですか?」
 「その大切だと思っていることに対して、どのような行動をしましたか?」

 「リーダーシップってなんだと思いますか?」
 「その定義に従って、最近あなたがとっと行動は何ですか?」

みたいなものです。

つまりは、

 まず、抽象的な概念論を聞く
 その概念にもとづいて、どのような行動をとったのかを聞く

ということです。
もし、「理屈だおれ」の人なら、最初の質問にはどっかのコンサルみたいに良いことをいいます。ところが、具体的行動になるといきなり、曖昧な話になります。そうなったら、その人は不合格

■キラーフレーズ

私はいつも、ここらへんは他の面接官が聞いてくれるので、大体黙って聞いてます。
で面接の終わりくらいに、この質問をします。

 ご苦労様でした。最後に一つ質問をさせてください
 今日の面接のために、どんな準備をしてきましたか?

優秀な人は、これに対して即答できます。

 「私は、上司にお願いして、面接の練習をしました」
 「想定される質問に対して、自分の考えをまとめてノートに書いてきました」

などと答えられれば、合格点をつけます。

 「いや…、特には…」

はい、ご苦労さん。

驚いたことに、ほとんどの人が準備をしてこないんですね。

自分の部下の時には、自分から「面接練習を××日××時からやるので」とアポを入れておいて、想定質問票を渡しておきます。で、当日実際にこの質問をします。

で当日になると、できない人は、しどろもどろで答えられない。

 何を聞くかは、1週間も前に渡しておいただろ!

って怒ることになるわけです。
なにも準備をしてないんですね。

 「仕事が忙しかったので…」
 「ちょっとトラブルが続きまして…」

なんて言い訳をはじめる。そうしたらトドメの質問をすることにしてます。

 「この1週間で、何時間テレビを見てた?、何回飲みに行った?」
 「先週の日曜日は何をしてた?」
 「お前の昇進はそれより優先順位が低いのか?」
 

■要は段取り力

何事にも準備をしてくる人は、段取り力がある。仕事に対して、段取りを考えて、望める人は、まず成果を出す力―すなわちコンピテンシー―があると判断できます。

あなたは、これからやろうとしている業務、会議のためにどんな準備をしていますか?



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