2012年09月19日

人事異動はチャンス




私の会社では、10月と4月に人事異動があります。
今年も多くの人が移動で部門が変わったり、勤務地が変わったりします。

あなた会社ではどうでしょうか?




■人事異動


人事異動が発令される前には、その上司から本人に打診があります。
昇進・昇格についてもそうですが、部門の移動や勤務地の移動(出向など)も、大体人事部と部門全体での調整が終わってから、本人には打診がありますので、ほぼ拒否はありえません。

ところが、こういったことに対して多くの人は後ろ向きです。
もちろん、あからさまに「いやです」という人は少ないですが、「え〜っ」という反応が多い。

でも、これ反対なんですよ。
移動がないのなら、自分から「移動させてくれ」と言い出すくらいがちょうどいいと思ってます。

■コンフォートゾーン


もちろん、今の部署、今の立場は何年も慣れ親しんだものでしょうから、仕事のやり方も、隣の人との会話も、今までどおりのやり方でいいので簡単です。ストレスも少ないでしょう。

新しいところに移動すれば、環境や上司、同僚も変わるし、仕事のやり方も、最初から覚えなければなりません。ストレスはすごくあるでしょうね。

これは、「快適空間(コンフォートゾーン)」と言われるものの一種で、ようは人は自分が慣れた場所にいるのが一番安心なのです。




■キャリアの幹


ところが、長い目で見た時に、サラリーマンというのは、会社にとっては歯車の一つなので、他の機能(歯車)を知りません。
つまり、専門バカになりがちです。井の中の蛙というやつですね。

自分のキャリアを考えた時に、製造の経理を担当していたのであれば、財務部に移動すれば、経理の具体論から会社運営の経理に至るまでの知識を得るチャンスが生まれたことになります。
一般的に言えば、全く畑違いでやれるかどうか解からないようなところへの移動は、会社としてもリスクなので、積極的にはやりません。

つまり、人事異動はあなたのキャリアの幹を太くすることに役立つんです。
もちろん、人間関係としても、少ない人間だけではなく、多くの人との知見を得ることができるようになります。

悪いことはひとつもないんですよ。

考えても見てください。「営業しか知らない」社長がいたら、その人の会社の運営が信頼出来るものになるでしょうか?
スペシャリストになる事自体を否定はしませんが、案外スペシャリストって会社にとっては都合がわるいんですよ。もちろん、「生涯一選手」でいいと思う人は、他人から認められるスペシャル技能を持って会社に貢献するというのは「あり」なんですが、残念ながら、そこまですごい力がある人は少ないですよね。

つまりある程度で「ゼネラリスト」を目指して行かないと、自分のキャリアが描けなくなってしまうということです。

■3〜5年


だから、3年〜5年くらい一つの仕事をしたら積極的に人事異動をお願いしてみるのがいいと思っています。もちろん、ある程度の職位になればそうは行きませんので、40代になる前にということです。

40代になったら逆に今いるところにある程度固執したほうが、昇進は早くなります。実績が出やすいですからね。

まだ20代の方は40までに最低でも3部門を経験してみる、ということを是非念頭に置いてください。
3部門にかぎらず同一部門でも、毛色の違う業務を担当してみる。

それだけでも世界が広がります。
そして、キャリアの幹の太い人ほど、40代以降昇進の速度は加速度的に上がります。



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