2012年10月04日

目標の数値化




■ゴールの得点


何かの仕事をはじめる時に、「最終的なゴールイメージはこんな感じ」というのを想定してはじめるようにしてます。

  140点  −ちょっと出来すぎ
  120点  −上出来だろう
  100点  −ま、このくらいはやれるだろう
   80点  −ちょっと出来が悪いかな
   60点  −できが悪すぎ、ちょっと仕切りなおしが必要

こんなイメージで、ゴールポイントを決めていきます。

仕事をはじめる前に、このゴールイメージを決めずに仕事をしている人をときどき見かけます。
私は部下と面談をする時(1年に2回)、必ずこれを聞きます。これに答えられないと、考えなおし。




■仕事の進捗具合


で、仕事の進捗を測るためのカーブイメージを簡単な絵に書きます。
横軸が時間(おおよそ半年)、縦軸が出来上がり具合。

出来上がり具合というのは、仕事のマイルストーンです。
たとえば、プログラムを作るときには、

  要件定義書作成完了   10%
  機能仕様書作成完了   25%
  移行計画書作成完了   35%
  コーディング完了    50%
  デバッグ完了      60%
  評価完了        80%
  リリース・導入活動完了 99%
  フィードバック     100%

にわけて、それぞれに日付を当てはめるわけです。
横の%が進捗具合です。感覚で分けると進捗具合がぶれるので、これ以外のレベルは分割してません。例えば、コーディングが半分くらいできたので、55%です、というのは認めません。完了しない限り50%のまま。

これを日程に対応させて、進捗状況を報告してもらうわけです。

たとえば、作業開始から30日目に機能仕様書が完了するはずだったのに、まだできていないとすると、進捗状況は 10/25*100 で、40点 が進度になります。
逆に、もう移行計画まで作り終わっているのであれば、35/25*100=140点で超順調なので、もうちょっとスローダウンしても大丈夫、などと判断します。

要は、目標進度を数値化して、それを現実の進度と比較して、これを現在の進度として数値で表すようにすることで、かなり正確な進度がわかります。これを

 「どう?」
 「順調っす!」
 「どのくらいすすんでる?」
 「まぁ、8割は完了しました」

なんていう会話をすると、その人の8割はコーディングのことで、上司の聞きたいのはゴール(プロジェクトの完了)までの残り時間だったりすると、後で悲惨なことになります。

これを、最初にどこまでできたら何点、と最初にある時点でのゴールを決めておくことによって、正しい進捗状態が把握できます。




■仕事の品質


上記は、日程での進捗状態でしたが、これを同様に機能で測定します。

例えば、

 PCアプリにおける画面数
 機能仕様書の機能一覧の行数
 WBSタスク数

などといったものです。

私がよく採用するのが、機能一覧の個数。
最近はアジャイル開発をするようになったので、上記の日程が各機能ごとに別々の日程で進みます。このため、この機能を組み合わせないと進捗具合がわからないのです。

つまり、各機能において、それぞれの日程充足率(上に書いた40点、140点といった数字)の平均と偏差を取らせて、それを進捗度として報告してもらいます。

ただし、一定以下のものは0点などと足切りをして、本人に都合の悪くなるような報告をさせます。
そうすと、報告する側としては、あまり悪い数字は報告したくないので、なんとかすべてを一定の水準にしようとします。

さらに、ユーザ要望以外の(機能仕様書にない)機能を実装した場合には、加点できるようにしておきます。もちろんそれがユーザが望まないものであったとしても、別に要求機能自体が満足されていれば、文句は言われません。

■数値化して、それを判断できるようにすること


ま、とにかく、

 何時の時点でどこまで出来ていたらOKにするのか
 どこまで出来が悪かったら緊急事態と判断するのか

というのを、最初の計画段階で明確にしておくことです。

これがされていないと、

 夏休み症候群

に陥ります。



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ラベル:数値化 進捗管理
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