2014年01月13日

ゲートファインディングモデル1




よくアイディアを考える方法というのは本で見かけます(いわゆる「発想法」のジャンルの本)、たくさん出したアイディアから、ほんとうに使えるアイディアを選り分ける方法というのはあまり紹介されていないようですね。

よく言われるのは、
 ・コスト効果
 ・問題点の解決効果
 ・実行しやすさ(初期投資の少なさ)
などですね。

でも結局、メリット・デメリットを勘案するとよくわからないので、

 メリット・デメリット列挙して、点数付けして合計する

みたいな答えになってしまいがちです。

しかし、実際点数付けをやってみると気がつくのですが、一律に評価してしまうと、「ん〜?」みたいな物が残ってしまい、「やっぱり…」といって最初につけた点数に手心を加える、などという本末転倒な結果になってしまいます。

結局、点数付けする方法で、期待通りにアイディアが生きたと言う経験が少ないです。

そこで、「ゲートファインディングモデル」というやり方を導入したら、思いがけずたくさんのアイディアが実現できて、社内でも「いろいろ新しいことに取り組めるヤツ」という評価をもらうようになりまして、あちこちから新しいプロジェクトについて意見を聞いてもらえるようになりました。

この方法は、元々は「ビジネスのアイディアでどれを実際にビジネスにしていくか」を企図したもので、以下の本で紹介されていました。


キラー・クエスチョン 常識の壁を超え、イノベーションを生み出す質問のシステム

「ゲートファインディングモデル」とは、

★――――――――――――――――――――――――――
市場の妥当性確認:すべてのランクのアイデアが対象
顧客の妥当性確認:ゲート一のアイデアの五○パーセントまで
限定的な起動  :ゲート二のアイデアの五○パーセントまで
グローバルな起動:ゲート三のアイデアの五○パーセントまで
――――――――――――――――――――――――――★


を順番に検討して数値化し、上位のものからアイディアを残していく方法。

ちょっと長くなるので、2回に分けてお送りします。

■市場の妥当性確認

本書では

★――――――――――――――――――――――――――
あなたのチームはこのゲートで、間題が存在しでいることを証明しなければならない。問題とは、あなたが提案しているものを購入したいと考える顧客グルーブの存在である。チームは現場に出向き、アイデアを受け入れて<れる市場の存在をじかに検証しなければならない。従来の調査方法に頼っても、第3者の研究を証拠てして採用してもいけない。
――――――――――――――――――――――――――★


と書かれています。
つまり、そのアイディアに賛同して、その活動に参加してくれる(労力を割いてくれる)人がどれだけいるかということです。

一人だけではどんなプロジェクトも成り立ちませんし、「成功」といえる状態にはなりません。

■顧客の妥当性

★――――――――――――――――――――――――――
このゲートでは、問題の解決法を生み出せるかどうか評価を行なう。顧客の前に何かを差し出してみよう。最終製品の実物大の模型でも、ビデオでもサンプルでもよい。顧客が見たり触れたりして、アイデアを体験できるものを準備する。
見込み客は、あなたのアイデアにすすんでお金を払うだろうか。収益やマージンは、ビジネスモデル全体に見合うものだろうか。アイデアは顔客のニーズを満たしているか、そして実行に値する収益やマージンが確保されるかを、理解するために欠かせないゲートである。
――――――――――――――――――――――――――★


その次に検討しなければならないのが、そのアイディアを実現することによるメリットです。

もともと、なぜこのアイディアが必要なのか、その問題はこのアイディアによって解決するのか、その投資対効果は十分なのかを検討します。

■つづく

長くなってしまったので、続きは次回


■参考図書

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