2014年06月03日

最終決定がされたら賛成派に回る



サラリーマンとして、意に沿わない決定が降りることがしばしばあります。

たとえば、なにか議論していて、自分としては「こういう方向に行こう」と意見を出したのに、最終決定者(たぶんあなたの上司やプロジェクトリーダー)はそれとは違う決定を下すというような場面です。

それを受けて行動を移すとなると、あなたが中間管理職であれば、自分の部下にもその決定を伝えないといけなくなりますし、自分自身でもその決定に従った行動を取らなければいけなくなります。

たとえば、野球でワンアウト1塁の場面で、自分は「まだ序盤だし、ここはヒッティング」と思ってバッターボックスにたったら、監督から送りバントのサイン。仕方なく送りバントをしようと思うと、失敗する確率が結構あります。



そうするとチームや成績にダメージが有るわけです。
中途半端な行為は、いい結果を生まないという好例ですね。

さらに悪いのは、あとでそのことを人に漏らしたりすると最悪。

■意思決定に従う


議論をした結果、あなたの意見が通らなくても、その意思決定には従わなければいけません。
組織として、あるいは集団として活動する以上、これは当然のことです。

この時に、しぶしぶやったり、部下や関係者に「自分は反対なんだけどね〜」という言葉を一切漏らしてはいけません。
これは関係者のモチベーションを下げるだけでなく、自分自身のモチベーションも下げてしまい、結果としてうまくいかなかった時に、「ほら、あの時こういったじゃん」という言い訳に使えてしまいます。

もし、全力で取り組んでいたら成功できたかもしれないのに。
それを思ってしまうと、態度に現れたり、つい口が滑ることもあります。それが決定者に伝われば、「あいつが面従腹背したせいで…」と評価を下げるだけで、絶対にいいことはありません。




■賛成派に回る


たとえ、議論の場で自分の意見と異なる決定がなされたとしても、あるいは自分の意見を言わせてもらえなかったとしても、意思決定者が「これで行こう」と決めたら、「自分も最初からそう思っていた」「このやり方が最善」と自分に言い聞かせてください。

もし、あなたが課長で、部門の方針で「ことしは××に取り組もう」と決められたら、部下には「今年は××を一緒にやろう!、なぜなら〜〜だから」と指示してください。絶対に「だって部長がやれっていうんだもの」とは言ってはいけません。部長が、その意思決定の理由を明言しない場合でも、自分がちゃんとそこを補って(自分の出来る範囲で理由を考えて)部下に伝えてください。
部下がやった結果は、あなたが全責任を負ってください。

絶対的賛成」という側に回ることです。

そうすると、もしその案で問題にぶつかっても、「なんとかこの案をうまくいかせよう」という行動が自然にできるようになります。

■信頼を積み重ねる


その意思決定に従った結果としてうまく行ってもいかなくても、意思決定者からは「あいつはオレの考えに従ってくれる」と信頼をしてもらえるようになります。それを積み重ねれば、自分の意見にも耳を貸してもらえるようになります。

そういった「信頼を積む」行為をせずに、どんなに自分の考えが正しいかを説いても、意見が通せるようにはなりません。自分の意見を言いたいのであれば、あるいは自分の思い通りにしたいのであれば、まず決定権を持つ人に信頼されることです。

ナポレオン・ボナパルトであれ、シャア・アズナブルであれ、最初から自分の意思で戦局を動かせたわけではありません。



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