2015年05月21日

文章のコツ6:同じ言葉を使う




仕事で使える文章のちょっとしたコツをご紹介してます。

どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。

ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。

前回は「和語」「漢語」の記事でも書きましたが、同じような意味で2つの単語を使うと混乱を招く場合があります。

■同じ単語を使う

時々見かけますが、同じことを言い表すのに異なる単語を使ってしまう時があります。

たとえば、ガントチャートを示しながら、こんな風にいう場合があります。

 「このチャートは〜〜〜〜」
 「この図は〜〜〜」
 「この日程は〜〜〜」

これが同じものを指しているのは文脈から分かるのですが、単語を変えられると「もしかして別物かも?」という疑問が頭をよぎります。

この記事でも時々、同じものをさして別の単語を使っている時がありますね。読み返してみると気がつく時があるのですが…。
※面倒くさいので、修正していません…。ご容赦。

こういうのは避けないといけません。
私もあとで読み返してみて、「あちゃ〜」と思うことがしばしば。

ちょっと参考にした本『もっと論理的な文章を書く』に載っていた文例を以下に引用。

★――――――――――――――――――――――――――
敗戦後、わたしたちの暮らしは豊かになったという。

たしかに、物質的な生活に着目すれば日本人の暮らしは豊かになった。しかし暮らしというのは、人々が毎日過ごす日々の生活全般をいうはずだ。

毎日過ごす日々には、人と人とのふれあいや心の交流があり、精神的な生活も含まれている。

戦争に負けた後の日本は、精神的な生活という意味で考えると、はたして豊かになったといえるのか疑問が残る。それは物質的な豊かさを背景に、社会が大きく変化し、核家族化が進んだこと、個人主義的色彩が強まったことなどに押され、心の豊かさが失われたように思えるからである。

太平洋戦争前と太平洋戦争後を比べたとき、心の曲豆かさがどれほど変化したかを測ることはむずかしい。しかしわたしは戦前に比べ、第二次世界大戦後の日本では心の豊かさが失われたように思うのである。
――――――――――――――――――――――――――★


ここの【】部分は(時間概念からすれば)全く同じものですね。

ただ、私としてはいつも困るのが、箇条書きで使ってしまった漢語。

前回の記事の、和語と漢語の関係にもなってくるのですが、箇条書きというのは、漢語のほうが使いやすいです。でも話し言葉の中では和語のほうが使いやすいんですね。

たとえば、

 ・原因:メンテナンスピンの折損

とかいておいて、説明の中で

 メンテナンスのためのピンが折損したため〜〜〜

と書くか

 メンテナンスのためのピンが折れてしまったため〜〜〜

と書くのは、自分としては「悩ましいなぁ」と思ってます。
※結局、その場の勢いで書いちゃうことが多いですが…。



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