2015年07月16日

社風を聞き出す面接の技術




中途面接をしていて、なかなかうまい質問だな、と感じた質問例をご紹介ます。




■社風は入社してみないとわからない?


中途入社する人というのは、結構勇気が必要だと考えています。

会社の中というのは、入ってみないとわからないもので、はいる前に分かることは多くありません。

私も他社との付き合いも多少はありますが、長年お付き合いしてみて、その会社の複数の人といろいろな協業をしてみて始めて、なんとなく分かるようになります。

しかし、中途入社というのは、事前にそういうコンタクトをとれるのは、紹介派遣の人だけで、ほとんどの人は Web や転職コンサルタントからの勧めで、始めて聞くような会社に面接にやってきます。

結局、30〜1時間程度の面接官の接触だけで、その会社が自分にあっているかどうかを判断しないといけないわけです。
※もちろん、相手もその人が自分の会社にあっているかどうかを値踏みしていますが。

■チャレンジャブルな社風?


「ウチは若い人にどんどんチャンスを与えていきます」

そんなことどこの会社の社長さんでもいいますわな。

募集要項や企業PRに、「マンネリな社風です」「失敗する可能性のあるチャレンジは許しません」なんて書いてある会社は見たことがないですから。

だからといって、どんな会社でも「チャレンジ」を薦めているわけではありませんし、「マニュアル通りにやってればいいんだ」なんてところもあるでしょう(想像です)。せっかく一世一代、清水の舞台で転職しようとしているのに、そんなところに入りたくありませんよね。

若くても、チャレンジしていくことを応援してくれて、その結果が良ければどんどん昇進させてもらえる、そんな会社だからこそチャレンジしがいがあるわけじゃないですか。




■社風を聞いてはいけない、結果を聞きなさい


上記の「若くても、チャレンジしていくことを応援してくれて、その結果が良ければどんどん昇進させてもらえる」というのは、単純に

 「御社は従業員がチャレンジすることを薦めていますか?」
 「もし大きなチャレンジをしてうまく行ったら昇進に影響しますか?」

これを質問すれば、十中八九、「YES」と答えるでしょう。
それでは、その会社の内容はわからないんです。

昨年、面接した人に、これを聞いてきた人がいました。

 「御社の管理職の平均年齢を教えて下さい」
 「では、部長職の平均年齢を教えて下さい」
 「ご存知の中でいいのですが、最も若い部長さんは何歳くらいですか?」

私が面接官をしていたのですが、一つ目の質問の時には意図がわかりませんでしたが、2つ目でなんとなく、3つ目でかなり確信を持って意図が理解出来ました。

つまり、結果が評価されて昇進に影響するなら、役職の平均年齢は若いんですね。あるいは、平均年齢に対するばらつきが大きくなります。また、平均年齢が若いということは、上が詰まっていない(昇進しやすい)ということです。

結果、大きな成果を出せば昇進のチャンスがある会社と判断できると考えているのではないかと。

どこで習ってきたのか、ご自分で考えたのかはわかりませんが、その会社の内部事情を聞き出すうまい質問の仕方だと思いませんか?

ある状況を聞き出すのに、「その状況であれば、こうなっているはず」という仮説を立てて、言い訳しやすい(取り繕いやすい)状況判断ではなく、数字で言える事実を聞くというのは、実際の仕事をする上でも見習うべきだなぁ、と感じました。

あなたがもし転職を考えていて、自分の望むような社風の会社に入りたいとしたら、社風を聞くのではなく、社風の結果どういう事実が観察できるのかを考えて、その事実を聞くと、案外当たるかもしれません。

■聞き方に注意


ただし、相手が失礼だと思うような聞き方をするのは NG です。

例えば上記の例で言えば、「管理職の平均年齢」などは対して失礼には当たらないと思いますが、「長く働かないと昇進できませんか?」など、面接官にマイナスの印象を与えるような聞き方は避けたほうがいいとおもいます(というか、私ならちょっと「ムッ」とします)。



■同じテーマの記事

引き継ぎをする

サラリーマンは、だいたい期末や期初に業務や担当が変わったり、昇進昇格によって仕事内容が変わったりします。そのときに、以前その業務をやっていた人がいるはずですよね。あらたに仕事を作ったのではない限り。そういうときに、前任者からきちんと引き継ぎをしてもらってますか?実はわたしは引き継ぎをしてもらった経験があまりありません。知らない人が困っても痛くも痒くもない一番仕事で困るのは、「その前がどういう状態だったのか」がわから..

期末面談の自己申告を請求書にしてみる

毎年、1年間の業務成果を上司に報告して、上司から業務評価をもらいますよね。いわゆる期末面談。私としてはサラリーマンの最大のイベントだと思っているのですが、どうもぞんざいに扱う人が多いような印象を持ってます。「今やっている仕事が忙しいから」と、当日になって、「エイッ」って書き込んで、誤字脱字のまま提出してくる人もいたりする…。今やっているプロジェクトや仕事は当然大切なのですが、その結果自身で給料が決まっているわけではなく、期末面談で書かれた上司の評価で給料が決まっている..

Google式!究極のスピード仕事術「SPLINT」のキーポイント

Googleの仕事術といえば、「20%ルール」など有名なものが多数あります。私の知っている中で一部紹介しますと、・20%ルール・メールはモバイルで送る・会議の前にチャットする・カフェスペースを歩き回る・「引きこもり」をするなどなど。Google の仕事のルール上記に書いたもの、単語だけではわからないと思いますので、ちょっと説明を追加。・20%ルール本来の仕事とは別に仕事時間の20%をなにかおもしろいもの..

成長を加速する報告書の技術

まだ駆け出しの頃、上司によく「出来事をぼんやり見るな!」と怒られました。自分としてはぼんやり見ているつもりはなかったので、ちょっと「ムッ」としたりしたのですが、今思うと汗顔の至りですね。せっかく学習の機会があるのに、その機会を「ぼんやり」見過ごしている事が多いんですよ。意外と。多分ですが、同じ年月生きてきたにもかかわらず、成長速度やその達成度が異なるのは、この「ぼんやり度」が違うからなような気がします。観察するに..

転職面接の質問にはこう答える!のヒント集

書類審査は通るけど、面接審査で落とされる、という話はチマタには多いようですし、ウチの会社も合格率はあまり高くないように思います。自分の実力がない?見当違いの会社を受けている?相手がイジワルな面接官だった?どれも少しずつ当てはまるかもしれません。しかし、筆者のこれまでの経験をべースだと、面接で失敗する理由は面接のポイント(面接官の意図)がわかっていないために、面接官の質問に対して「期待ハズレの答えと反応」をしているのだそうです。..

一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門(要約)

「コールドリーディング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?コールドリーディングとは、占い師や詐欺師がいかにも「あなたの全てを知っている」かのように相手に錯覚させるための技術です。実際、ある程度のトシになれば、それなりにこれに近いことはできるようになりますし、部長・役員級のひとであれば、「誘導質問」みたいな技術として使っていることもあります。コールドリーディングがもたらしてくれるもの・相手のほうから積極的に話してく..




posted by 管理人 at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 面接技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
人気ブログランキングへ 上司の指示に従うだけの毎日から抜け出したいなら、 「7つの習慣」で学ぶ事をオススメします。 コヴィー博士追悼企画として今なら、初回DVD50%オフ+コヴィー博士最後の著書プレゼント付き! http://123direct.info/tracking/af/620699/Fg9QE9Jf/ 現代ビジネス界の金字塔、7つの習慣DVD講座