2016年06月16日

事前に上司に電話をしてもらう




他の部署の自分より職位が上の人、というのは結構説得が厄介です。

当然、職位が上という意識の違いもあるのですが、説得する相手にとっては、自分の判断は自分の部下に影響をおよぼすため、「仕事が増える」「手間が増える」というような部下の負担が増加するようなことや、自分にリスクがあるようなことというのは、受け入れにくいからです。

一方で説得する自分からすると、自分の部下には影響がないので、わりと軽い気持ちで話ができます。

もちろん、そのプロジェクト自体は自分の責任下にあるので、やってもらわないと困るということはありますが、その業務に関しては「やってもらう」という立場なので、必要性を一生懸命訴える側になります。

この立場と置かれた状況の違いで、説得は失敗します。

もちろん、説得する相手が全体最適を第一に考える人で、そのプロジェクトが会社にとって必要で、かつ、その業務が避けて通れない場合には簡単に受け入れてもらえますが、たいていはそうではありません。

 ・そもそもそんなプロジェクト必要なの?
 ・そのやり方以外のやり方ならウチの部署は関係ないじゃん

みたいなことを言われます。これはプロジェクトの推進者では答えにくい質問ですね。そう言われると反論はとてもしにくいです。

■上司には上司をぶつける


これが同じ職位の人だと、「まあまあ、ウチもこのくらいはかぶるからさ〜」などと交渉条件を提示できるのですが、部署の代表ではない説得者にはそんなことは言えないですし、言ったところで信用されるかどうかはかなり微妙。

なので、何かを説得しようとしたら、説得しようとする相手と同じ職位の人か、より上の職位の人にやってもらうのがベストです。

別の課の課長を説得しようと思ったら、自分の上司である課長に「説得してきてください」とお願いするのが簡単だということです。もっと簡単なのは、上司の上司、部長に「××課の課長に○○を飲んでもらってください」とお願いしちゃうこと。

 目には目を、上司には上司を

ですね。

ただ、こういうお願いを上司にしても「それはリーダーのオマエの仕事だ」と言われる場合がほとんどですが。
※なかなか、こういう助け舟を出してくれる上司には巡りあうのは難しいですね…

■狼の皮を被った羊


しかたがないので、自分で説得交渉に行くことになるのですが、この時に「立場を同じにする」という事前準備をしておくと、交渉がしやすくなります。

 自分の上司に「本件に関しては、私の決定に従ってください」

とあらかじめ、上司の権限をもらっておくことです。その上で、「私は私の課を代表してきました」と相手にちゃんと宣言することです。
これをすると、課長対課長の構図を作れます。

課長の皮を借りて、かぶっていくわけですね。

でも、残念ながら、多くの上司は「私の決定に従ってください」などと言おうものなら、拒否反応をします。メンツもプライドもありますので。

で、最善なのがいっしょに行くこと。

話をするのは自分でも、上司が横いるだけで、説得する相手は、その発言を上司が承認しているとみなします。

よく、お客様のところにただ黙っているだけの部長を連れて行く、という営業方法があるのはこういう構図ですね。

■電話をしてもらう


ただ上司も忙しいのでなかなか付き合ってくれないばあいもあります。

そういう時には、事前に「ウチの××が行くので、よろしくお願いします」と電話しておいてもらうという方法が以下の本『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方』で紹介されてます。

★P74〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

他部署との折衝に、上司を連れて行かざるを得ないシチュエーションがあることは前述しました。

このときのポイントは、相手の部署の方に、そのお願いや相談は決して個人ではなく、「部署の総意である偏ことが伝えらえるかどうか、ということでした。

会社組織では、個人の考元ではなく、部署としての考えや判断が求められます。その部署の責任者である上司の意見や判断は、決してその上司個人のものではなく、部署を代表するものであるわけです。
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自分が、これから相談に行こうとする部署の上司と自分の上司に、ある程度パイブがあるのであれば、相談に行く前に上司にお願いして電話をー本、もしくはメールを 1 本入れておいてもらうと効果的です。

 これから、うちの新名が○○の件で、そちらの B 課長に相談に行くので、お手数ですがよろしく

という一報を人れもらうのです。これがあると、かなり好意的に対応してもらうことができます。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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パイプがあろうがななろうが、「長」がつく以上、その程度の橋渡しはしてほしいかも。
上司どうしであれば、あるていど顔は知っているでしょうし、知らなくとも、部署や役職をはっきりさせれば、相手はそうムゲにもできなくなります。

私は、あまり面識のない人と合うときには、この作戦を活用してます。

電話はハードルが高いですが、メール一本なら上司のハードルも低いですので、わりと簡単に受け入れてくれます。




■参考図書 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方



常に「上司の考え」を予測しながら動く能力、それが「部下力」。
この「部下力」を身につけることで、上司を上手に動かすことができるようになり、あなたの仕事も効率的に回っていく!

上司は、仕事ができる部下が可愛く思えても、可愛いから仕事を任せるわけではない。また、仕事は一人で進めるものではなく、上司の決裁がないと進まないものがたくさんある。
そこで本書は、一所懸命に実務をこなしていても、なかなか上司に認められない、仕事を任せてもらえない、または、仕事がスムーズに進められないという部下が身につけたい「部下力」を丁寧に解説!


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 報連相の手段―上司を捕まえる
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著者 :新名史典

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