2017年01月17日

しぐさで会話をコントロールする方法




だれかと話しているときに無意識にやった仕草が実は特定の意味を持って相手に伝わっている事があります。

「ノンバーバルコミュニケーション」というのですが、これをうまく使うとこちらの都合を相手に気づかせることが出来ます。

■時計をちらちら見る

よくあるパターンが、「時計をちらちら見る」っていうやつ。

何か時間を気にしていて、「はやく話を切り上げろ」というメッセージが伝わりますよね。

同じような仕草にはこんなものがあるそうです。

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●「しぐさ」によって会話はコントロールできる
会話はよくキャッチボールにたとえられる。

キャツチボールでは、あまり速い球を投げると相手は捕球できないし、自分ひとりでボールを握ったままでは、そもそもキャッチボールが成り立たない。

同じように、会話においてはスムーズな発言権の交代ができるかどうかが大切。

そういう場合に利用できるのが、「言語調整動作(レギュレーター)」だ。

これは、会話を調整するために使われる動作のことを指している。いくつかのケースに分けて、それぞれの言語調整動作を紹介してみよう。

話者がのんびり話をしはじめたのだが、あなたには話を聞いているだけの時間がない。

そんなときには、素早くうなずく動作を繰り返す。これは、早くしゃべり終えてほしいときや、すぐに要点だけを話してほしいというシグナルになる。

「自分ひとりが話しているな」と思ったら、発言権の交代を相手に伝えるべきである。相手に話をさせたいときには、左の表のようなしぐさで相手に意思を伝えよう。それでも話し出さないようなら、軽くポンと相手の体に手を触れてうながすのもいい。

もう話を聞きたくないというときには、鼻や耳をこすったりするのも意思表示になる。

これらの言語調整動作を上手に利用すると、あらゆるやりとりを意のままに進めることができる。

自分の好きなときに会話をストップさせたり、相手に発言をうながして聞き手役に回るなど、いろいろな場面で使ってみよう。

・もっと早く要点だけをしやべらせたい
 素早くうなすく動作を繰り返そう。逆に、ゆっくりうなずくと「あなたの話は面白い」「もっと聞きたいから続けてくれ」というシグナルになる。

・発言権を譲りたい
 声を小さくする。言葉のスピードを落とす。
 最後の音節の母音を長ぐ伸ばす。視線を落とす。最後の言葉を話し終えた時、相手の目を見つめる。

・しやべりすぎる相手をやめさせたい
 人差し指を立てる動作をしてみよう。
 これが、相手に対して「ちよっと話に割り込ませてくれないか」という意思表示になる。

・もう話を聞きたくないと伝えたい
 胸の前で腕組みをし続ける、目を伏せたままにする、組んだ足をぶらぶらさせるなどしで、「退屈だな」というサインを送る。

・もっとしやべらせてほしいとき
 相手の腕に手をやって、軽く押さえつけるしぐさをする。これは「まだしやべり終わってないんだから、もう少し待ってくれ」というサインになる。

内藤誼人(著) 『図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典
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■人差し指を立てる

本書では人差し指を立てる仕草は、相手の話を中断させるきっかけになると書かれていますが、私はこれを相手の注意を引くため目の仕草として使っています。

 「ちょっと一つだけいいですか」

と言いながら人差し指を立てると、相手の注意がこちらに向きます。

このときに相手が何か喋っていても、一旦止まります。
それが本書にある「喋るのをやめさせる」という事につながっているのでしょうけど、人間は動くものに注意が向くように出来ている(多分、ほとんどの動物はそうだと思いますが)ので、目の前で指を動かされるとそちらに注意が行きます。手をひらひら振っても同じかもしれませんが、平面的な手のひらよりも尖った指先のほうが効果が高そうです。

ひとりのときにちょっと練習してみると簡単にできるようになります。






■参考図書 『図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典

自分を強く見せる・ホンネを見抜く・相手を自由自在に操るテクニック120。パワープレイ、スナップジャッジメント、パワーロジック、リーダーシップ、メンタルトレーニング、ブレイクスルー。最新データに基づいた、いま一番“武器になる”心理術を完全網羅。




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著者 :内藤誼人

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●本書を引用した記事
 お世辞も言わねばサラリーマンは務まらない
 プレゼンの原稿は作っても読んではいけない
 ビジネス心理術辞典
 ビジネス心理術辞典
 「演じる」を知る
 イメージトレーニングで収入アップ?
 援助はうけない
 リンゲルマン効果はByNameで回避する



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