2018年12月24日

問題解決を進めるときにブロコン・リストを作る


プロコン・リストというのは、「よいことと悪いことの一覧表」。
あまり普段の仕事では使わないですが、英語圏ではよく使われる言葉のようです。

覚えておくとちょっとお得かも。

■ブロコン・リスト


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ここで、ご紹介するのが、問題解決策の策定のためのツールのひとつ、「プロコン・リスト」という手法です。

プロコンとは、あまりなじみのないことばかもしれませんが、英字新聞などを見ていると、よく登場する表現のひとつで、正確には、 pros and cons 、プロ(PROS)は、ラテン語の for(賛成の)、コン(CONS)は against(反対の)という意味。

そこから、 pros and cons で、「賛否」とか、是非を問うの「是非」とか、「よい点と悪い点」の意味で、ふつうに使われていることばです。で、

プロコン・リストというのは、要するに、「よいことと悪いことの一覧表」。

ものごとには何であれ、よい点と悪い点がある、それをもう一度リストに書き出してみようーというわけです。単純なことですが、やってみると漠然と考えているよりものごとが見えてきます。

小宮一慶(著) 『ビジネスマンのための解決力養成講座
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名前はかっこいい(コンサルタントが好きそうな)名前ですが、もの自体は普通に仕事をしていればよく作るものです。

「メリットとデメリットの一覧表」とか「長所・欠点一覧」ですね。
多分仕事をしていれば、作った(作らされた?)経験はあるでしょう。

でも、大抵の場合、みんなでそれを眺めて終わりなんですよね

 「ん〜。なんとなくA案の方がメリットが大きそうだから、A案にしよか」

的に決まります。

本書『ビジネスマンのための解決力養成講座』では、これをちゃんと評価しなさいと書かれています。


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このとき、どのように検討するかというと、問題の特定のところでご紹介したツールが、再び使えます。

まず、前の章でもご紹介したダウンサイドリスクの険討。

覚えていますか?失敗したときに最大限被る損害のこと。

ダウンサイドリスクが小さいことに関しては、すばやく、どんどんやってみればいい。
で、失敗したらまた元に戻ってきて、次のことをやってみる。

たとえば、社内研修のプログラムづくりのようなことなら、失敗しても、そんなにリスクはありませんね。

そういうことに関しては、くどくど考えずにどんどんやっていかないと、会社のリズムが狂ってしまいます(人生も同じですね。リスクの小さなことなら、ごちゃごちゃ考える前にやってみる。そのほうが成長はずっと速まりますし、第一、楽しい、おもしろい!)。

ただし、ダウンサイドリスクの大きいこと、たとえば、社運をかけた買取だとか、多額の投資を伴う新製品の開発や新規店の出店、あるいは、業態を百八十度変えてしまうような会比の変革とか、中国に進出する、あるいは中国に進出していた工場を閉鎖するなどといったこと、あるいはリスクそのものが読めないようなことに関しては、慎重なうえにも慎重に考えないといけません。

プロコン・リストをつくり、よい点と悪い点をどんどん書き出し、それぞれの【重要度とダウンサイドリスクをみんなで話 し合います。

重要度を 5 段階評価でつけていき、そして、ダウソサイドリスクを分かる範囲で書き出していくのです。

小宮一慶(著) 『ビジネスマンのための解決力養成講座
―――――――――――――――――――――★


ダウンサイドリスクについては、過去記事

 ダウンサイドリスクを見積もる

を参照してください。

また、重要度を評価する方法というのは、これも過去記事

 基準がなければ判断はできない

を参考にしてください。

つまり、直感で5段階評価みたいにしてはダメですよ。



■参考図書 『ビジネスマンのための解決力養成講座





立ち読みできます立ち読み可
ベストセラー『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』『同「数字力」養成講座』に続く第3弾!「売上げが伸びない」「利益が出ない」等々、日々ふりかかるさまざまな問題をいかに解決するか...。いま、ビジネスマンに求められる最重要スキル、それが問題解決力だ。





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●本書を引用した記事
 問題解決を進めるときにブロコン・リストを作る
 二人の責任者をつたてる
 基準がなければ判断はできない
 目標の意味より目的の意識に働きかける
 みんなで考え、独りで決める
 問題解決を妨げるもの
 ダウンサイドリスクを見積もる

●このテーマの関連図書


ビジネスマンのための「発見力」養成講座(ディスカヴァー携書)

ビジネスマンのための「数字力」養成講座(ディスカヴァー携書)

ビジネスマンのための「実行力」養成講座(ディスカヴァー携書)

ビジネスマンのための「人物力」養成講座(ディスカヴァー携書)

ビジネスマンのための「読書力」養成講座(ディスカヴァー携書)

どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座(ディスカヴァー携書)



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