2019年09月23日

Google式!究極のスピード仕事術「SPLINT」のキーポイント


Googleの仕事術といえば、「20%ルール」など有名なものが多数あります。

私の知っている中で一部紹介しますと、

 ・20%ルール
 ・メールはモバイルで送る
 ・会議の前にチャットする
 ・カフェスペースを歩き回る
 ・「引きこもり」をする

などなど。

■Google の仕事のルール


上記に書いたもの、単語だけではわからないと思いますので、ちょっと説明を追加。

・20%ルール
 本来の仕事とは別に仕事時間の20%をなにかおもしろいものの開発に使っていい。
 その中で生まれたのが GoogleIME などの様々な便利ツール。

・メールはモバイルで送る
 PC ではメールを返さない。余計な文章を書きたくなるので、必要なことを最低限送るように、モバイルで送る。

・会議の前にチャットする
 会議が必要なのかどうかを確かめるために、議事予定を公開して、それをチャットで簡単に議論する。
 顔を合わせて話が必要だと判断したときだけ会議をする

・カフェスペースを歩き回る
 「ちょっと休憩」をたくさん入れて、お茶を飲んでリフレッシュしたり、他の部署の人と話をする

・「引きこもり」をする
 自分の仕事に集中したいときは、時間を決めて小会議室にこもったり、「集中タイム」といったメッセージを外に発信したりした上で、業務に専念する。

本書は Google や Google ベンチャーズで開発・運用されているプロセスで、アイディアを素早くプロトタイプ化して、それを顧客に提示し、5日間で重要な問題に答えを出していく超速の仕事術の解説書。



■書評


「SPLINT」とはその名の通り短距離走です。Google では、顧客と打ち合わせて、「じゃぁこの問題について、1週間後にまたお話しましょう」にはならないそうです。5日後には「××で行きましょう」と合意ができる状態にしてしまう。

これはすごいですよね。顧客だけでなく、社内でもこんなことはありません(失礼、ウチの会社だけかも)。

私の本業であるシステム開発をしていると、「じゃあ3ヶ月後にプロトタイプをお見せします」みたいなレベルがまあ迅速なほう。これを Google では

 1日目:問題を洗い出して、どの重要部分に照準を合わせるかを決める
 2日目:多くのソリューションを紙にスケッチする
 3日目:最高のソリューションを選ぶという困難な決断を下し、アイデアを検証可能な仮説の形に変える
 4日目:リアルなプロトタイプを完成させる
 5日目:本物の生身の人間でそれをテストする

なのだそうです。本書によると。

■要約


スプリントを繰り返し、ビジョンを持ち続ければ、いつか必ずギャップを埋められる日がくる。金曜日のテストで顧客がアイデアを完璧に理解し、それが生活向上に役立つと確信し、どこで買えますかと尋ねる瞬間がやってくる。

1日目:目標とキーになるテーマを決める
プロジェクトの長期目標を決める。その長期目標で解決したい課題を決める。

 ・このスプリントでどんな質問に答えを出したいか
 ・長期目標を達成するには、どんな前提が満たされる必要があるか
 ・プロジェクトが失敗に終わっていたら、どんな原因が考えられるか

それから漠然とした課題を絞り込みながら、スプリントの具体的な目標を決める。

大まかな草案をつくって、専門家にヒアリングして必要な項目をまとめる。

2日目:多くのアイディアを紙に書く
スプリントでは、「組み換え」「改良」を多用する。ただし、「模倣」ではいけない。既存のアイディアを探す。最高のソリューションは異なる環境ある。

それを最低でもひとり1件、探し出してきて高速デモをする。それを各自がスケッチを取る。

 ・過去24時間のスプリントの「ベストヒット集」をつくる
 ・落書き帳のように何でも描く
 ・高速でバリュエーションを考える
 ・3コマで「全体像」を見る

3日目:最高のソリューションを選択し、アイディアを検証可能にする
プロトタイプにするソリューションを決める。
 ・ソリューションスケッチを壁に貼り付ける
 ・面白いと思った部分にドットシールを貼っていく
 ・各ソリューションの見所を話し合い、ビッグアイデアを書き出す
 ・各自がソリューションを1つ選び、投票する
 ・決定者が最終決定する

4日目:プロトタイプを完成させる
プロトタイプをつくるには

 「完璧」→「必要最低限
 「品質」→「一時的なシミュレーション

と考える。

プロトタイプの手法は

 ・最適なツール
 ・5つで分担する
 ・つなぎ合わせる
 ・試運転

5日目:生身の人間でそれをテストする
テストする人数は5人。
1日の内に1時間のインタビューを5回行う。強い反応を示したところに注意を払う。

スプリントを繰り返し、ビジョンを持ち続ければ、いつか必ずギャップを埋められる日がくる。

テストで顧客がアイデアを完璧に理解し、それが生活向上に役立つと確信し、どこで買えますかと尋ねる瞬間がやってくる。

■おわりに


最後に本書の終わりの言葉を引用しておきます。

★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

僕が最初にめざしたのは、職場で過ごす時間を効率的で有意義なものにすること、本当に大事なことに集中して、自分のため、チームのため、顧客のために時間を有益に使うことだ。

あれから10年以上たったが、スプリントのプロセスはこの目標を達成するのにいまも役立っている。この方法をこれからあなたと分かち合えるのが嬉しい。

あなたは大胆なビジョンのもとに、いまの仕事を選んだ。

そしてそのビジョンを―メッセージであれ、サービスであれ、経験、ソフトウェア、ハードウェア、またこの本のようなストーリーやアイデアであれ―世界に伝えたいと思っている。

だがビジョンを実現するのは簡単なことじゃない。雑事に追われ、ひっきりなしのメールに気をとられ、うっかり締切を逃し、会議で1日を無駄にし、疑わしい前提をもとに長期プロジェクトを進めがちだ。

そんな現状に甘んじることはない。スプリントは大きな問題を解決し、新しいアイデアを試し、より多くのことをより速く成し遂げる道筋になる。しかもいまより楽しく仕事ができるときたら、試さない理由は何もない。

それじゃ、始めよう

ジェイク・ナップ(著) 『SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
―――――――――――――――――――――★




■参考図書 『SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法





立ち読みできます立ち読み可
■話題沸騰! 著者緊急来日決定! 発売5日で5万部突破! 23か国で刊行の世界的ベストセラー!
■「朝日新聞」書評で絶賛! 戦略、イノベーション、行動科学、デザイン思考……
これが秘密の黄金メソッド「SPRINT」!

グーグルで開発された究極のスピード仕事術「SPRINT」。
本書はグーグルとGV(グーグルベンチャーズ)の「成功の秘密」ともいうべき
その驚異のノウハウを、世界の誰もが使えるように、
開発者自身が徹底して具体的に紹介した、極めて貴重な一冊だ。

著者は、グーグルでGmailからGoogle Xに至るあらゆるプロジェクトの
スプリントを指揮してきたナップを筆頭に、
YouTubeでリードデザイナーを務めた後、GVに参画したゼラツキー、
グーグル・アップス・フォー・ビジネス、グーグル・トレンドなどの
プロダクトのデザインを指揮してきたコウィッツという超豪華な面々だ。

■これで世界中のすべての人間がすごいアイデアを実現できる!

グーグル発の「SPRINT」はすでに世界を動かし始めている。
フェイスブック、マッキンゼー、エアビーアンドビー、
ブルーボトルコーヒー……シリコンバレーの最先端の企業から、
国際機関、非営利組織、学校などでも採用され、絶大な効果を上げているのだ。

「SPRINTは高速化し続ける世界に苦しむあらゆる企業への処方箋だ」
(GE副会長べス・コムストック)
「新しいものを生むアプローチを洗練させ続けてきたこの手法にぜひトライしてほしい」
(IDEO社長兼CEOティム・ブラウン)
「より良いものをより速く生み出したければ、本書の言うことをそのままやればいい」
(Twitter共同創業者エヴァン・ウィリアムズ)
「膨大な『時間』と『資金』をセーブし、たった5日で
アイデア出しから試作、決定までのすべてができるようになる」
(『リーンスタートアップ』著者エリック・リース)
「アイデアを生み、問題を解決し、解決策を試すパワフルな方法を説き、
そのすべてを生かせる『正しい習慣』を教えてくれる」
(『習慣の力』著者チャールズ・デュヒッグ)

仕事を「最速化」し、大きな成果を出し続けるにはどうすればいいのか?
世界23ヶ国で刊行の世界的ベストセラー、待望の邦訳である。





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SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
著者 :ジェイク・ナップ
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●本書を引用した記事
 大量に書くメモを一元管理する方法
 行動科学で人生を変える
 デスクトップにGmailやInboxのショートカットを作る
 期限はローリングで解釈する
 記憶術:視点を変えて繰り返す
 上司にもアポイントメントを取る
 要約は自分で作らないとハズレをつかむ
 Google式!究極のスピード仕事術「SPLINT」のキーポイント
 転職面接:「御社の製品が好きです」は言うだけムダ
 社風を聞き出す面接の技術

●このテーマの関連図書


Google流資料作成術

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのかグーグルの個人…

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