2017年09月08日

マインドマップソフトでループ図を作成する方法

システム思考のツールとしてループ図という図解方法があります。

「ループ図」とは、ある原因となる事象があって、それが別の事象に影響を及ぼし、それが巡り巡ってもとの事象の原因になるようにな現象を説明したものです。

たとえば、

 お金に困る→ギャンブルに手を出す→儲からない
   ↑                ↓
   +―――――――――――+

みたいな…。

■ループ図を書くツール


考える上で図にして考えるというのは、すごく効果があります。

ただ、これをノートに書くと、一度書いたものは、ちょっと移動させるだけでもすごく手間がかかります。
下書きレベルで書くときには、ノートに書くという行為は最強のツールだと思ってますが、人に見せるには多少きれいに書きたいもの。あるいは、要素の場所を移動させたり、接続を変えたりして頻繁に追加削除をするときには、PC のほうが圧倒的に楽です。

ループ図を書く PC ソフトとしては、

 Vensim PLE

があります。

上記 URL に飛んでいって、メールアドレスを入力すればダウンロードすることができます。

インストールも簡単で、ウイザードに従ってインストールしていけば迷うことはありません。
ただ、注意点として、基本英語のソフトなので、日本語環境で使うためには、

メニューから[Option]-[Language]を選び、[Japanese]選択してOKを押します。その後、一旦終了させて再度起ち上げます。
再起動したら、パレット下部のフォントをクリック、Yesを選んで、フォントを選択するスクロールメニューから [Option] → [Option]を選択して、5つあるボタンをそれぞれクリックし、スクロールメニューからフォントを選択します。


■マインドマップツールでループ図を書く


ただ、ループ図を書くという作業は、私はあまりやりません。頻度が少ないのに、ソフトをインストールしておくのももったいないので、ほぼ毎日使うマインドマップを描くアプリ Xmind を使ってループ図を書きます。

Xmind は以下のサイトから入手できます。

 Xmind

マインドマップは過去記事でも何度か取り上げているので省略しますが、中央から放射状に伸びるように要素を書いていくソフトで、基本的には、こうしたループ図みたいに、フリーな位置に要素を書いて、それをきれいな曲線で結ぶような図形描画には向きませんが、ちょっと工夫すれば、まあそれなりのループ図が描けます。

その工夫とは、

 ・フローティングトピック
 ・連結線

です。

■タイトルを描く


ループ図のタイトルになる部分、つまりループの中央に来るループ図の名称ですが、これにはセンタートピックを使います。

マインドマップのセンタートピックは、マインドマップを描く最初に一つだけ出てくるトピックです。
ここから放射状に延ばしていくとマインドマップになるのですが、ループ図のときには、これで打ち止め。

■要素(変数)を置く


ループ図の要素になる部分は、フローティングトピックで描きます。

Xmind で言えば、要素を置きたいところで右クリックして「フローティングトピック」を選択すれば、そこに要素を書き込むことができます。

■連結線を書く


連結線は、要素を右クリックして「挿入」→「関連」を選びます。その後つなげたい要素をクリックすれば、要素間を線で結ぶことができます。

Xmind ではこの連結線はグリッドをいじってやれば要素への突入角を変更できるので、これを適当にずらしてやれば、なめらかな曲線で要素感を結ぶことができます。

要素と要素の関係が、逆接続(原因変数が増えると結果変数が減る)場合には、連結線の「関連」(線の上にマウスを持ってくると表示されます)に "=" 記号を書きます。大きな図だと見づらいので、フォントを大きめにしておいて太字にしておくと見やすくなります。

こうして作った図はこんな感じで描けます。マインドマップソフトでループ図を作成する方法.jpg

まあまあでしょ?


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