2018年02月20日

AutoHotKeyでIME制御2:IMEの状態をアプリごとに固定する方法


IMEの状態がいまどうなっているかを確実にしる方法は、IME のウインドウ(あの右角にあるあ般……が表示されているやつ。「IMEツールバー」とか「言語バー」って言うらしい)を見るか、何かキーボードで入力してみて反応を見るしかありません。

私はキーボードの入力速度がそこそこ早くて(秒間3〜5キー)、ウインドウの切り替えもキーボードでやるものだから、ウインドウの切り替え後すぐに入力を始めると、IME の状態が希望状態じゃあ無くて、無駄打ちすることが結構あります。


イラッとするんだよね〜

ということで、前回の記事でウインドウを切り替えた瞬間に着目している位置に IME の状態を表示するツール(AutoHotKeyスクリプト)をご紹介しました。

今回は引き続き、それを利用して、IMEを使わないアプリでの IME の固定方法をご紹介します。


■AutoHotKey でIMEの状態表示をする


早速ですが、前回ご紹介した AutoHotKey のスクリプトは以下です。

◇――――――――――――――――――――――――――
#Persistent
myFunc := RegisterCallback("WinActivateHandler")

myHook := DllCall("SetWinEventHook"
, "UInt", 0x00000003 ; eventMin : EVENT_SYSTEM_FOREGROUND
, "UInt", 0x00000003 ; eventMax : EVENT_SYSTEM_FOREGROUND
, "UInt", 0 ; hModule : self
, "UInt", myFunc ; hWinEventProc :
, "UInt", 0 ; idProcess : All process
, "UInt", 0 ; idThread : All threads
, "UInt", 0x0003 ; dwFlags : WINEVENT_SKIPOWNTHREAD | WINEVENT_SKIPOWNPROCESS
, "UInt")

; アプリが切り替わったときに呼び出される関数
WinActivateHandler(hWinEventHook, event, hwnd, idObject, idChild, thread, time) {
    if IME_GET() == 1 {
    Tooltip, あいう        ; マウスカーソル位置
        IME_SET(0)          ; IME を一瞬反転させる
        IME_SET(1)
    } else {
        Tooltip, ABC                ; マウスカーソル位置
        IME_SET(1)          ; IME を一瞬反転させる
        IME_SET(0)
   }
   sleep, 500
    Tooltip,
}
――――――――――――――――――――――――――◇


セットアップ方法については前回記事をご参照ください。


■IMEが固定のアプリ


たとえば、Word や PowerPoint ではほとんど日本語の入力が主体です。
逆に、ファイラーなどの場合は、英語モードのほうが便利です。

そこで、あるアプリに切り替えたら、最初は必ず日本語入力を固定するようにしておくと、入力ミスがかなり減ります。

これには前回紹介した、ウインドウが切り替わったことを検出する機能(RegisterCallback)にちょっと手を加えてやると簡単に実装できます。

●変更箇所
変更箇所は1箇所だけ。

 WinActivateHandler(hWinEventHook, event, hwnd, idObject, idChild, thread, time) {

の直下に

 if WinActive("NexusFile") IME_SET(0)

って行を追加してください。

これは、表題が "NexusFile" だったら、IMEをOFFします。

相手が PowerPoint で、常に IME が ON からスタートしたいときは

 if WinActive(" - Microsoft PowerPoint") IME_SET(1)

です。単に "PowerPoint" ではなく " - Microsoft PowerPoint" にしてやると、親になるウインドウだけに特定できます。

最終的に出来上がるスクリプトは、

◇――――――――――――――――――――――――――
#Persistent
myFunc := RegisterCallback("WinActivateHandler")

myHook := DllCall("SetWinEventHook"
, "UInt", 0x00000003 ; eventMin : EVENT_SYSTEM_FOREGROUND
, "UInt", 0x00000003 ; eventMax : EVENT_SYSTEM_FOREGROUND
, "UInt", 0 ; hModule : self
, "UInt", myFunc ; hWinEventProc :
, "UInt", 0 ; idProcess : All process
, "UInt", 0 ; idThread : All threads
, "UInt", 0x0003 ; dwFlags : WINEVENT_SKIPOWNTHREAD | WINEVENT_SKIPOWNPROCESS
, "UInt")

; アプリが切り替わったときに呼び出される関数
WinActivateHandler(hWinEventHook, event, hwnd, idObject, idChild, thread, time) {
    if WinActive("NexusFile")   IME_SET(0)    ; NexusFile は OFF 固定
    if IME_GET() == 1 {
    Tooltip, あいう        ; マウスカーソル位置
        IME_SET(0)          ; IME を一瞬反転させる
        IME_SET(1)
    } else {
        Tooltip, ABC                ; マウスカーソル位置
        IME_SET(1)          ; IME を一瞬反転させる
        IME_SET(0)
   }
   sleep, 500
    Tooltip,
}
――――――――――――――――――――――――――◇


こんな感じ。アプリはご自分の環境に合わせて登録してください。

こうしてやれば、アプリを切り替えた瞬間にそのアプリに最も期待する IME の状態にしてくれます。
IME の状態が固定なら、ミスも少なくなります。完全になくすのはムリですが…


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