Wikipediaより
ブレインストーミング(Brainstorming)とはアレックス・F・オズボーンに
よって考案された会議方式のひとつ。集団思考とも訳される。集団発想法、
ブレインストーミング法(BS法)、ブレスト、課題抽出ともいう。
1941年に良いアイデアを生み出す状態の解析が行われた後、1953年に発行
した著書「Applied Imagination」の中で会議方式の名称として使用された。
さらにこれを受けてKJ法というのがあります。
またWikipediaより
KJ法(-ほう)は、文化人類学者川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)が
データをまとめるために考案した手法である。データをカードに記述し、
カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめてゆく。
KJとは、考案者のイニシャルに因んでいる。共同での作業にもよく用いられ、
「創造性開発」(または創造的問題解決)に効果があるとされる。
これ、あまりうまく行ったことがないです。まぁ、正式に誰かにやり方を教わったというわけではなく、単に聞き覚えたやり方で進めているからなのかもしれませんが、
アイディアなんて出ませんって
なんですよ。自由発言にしておいてもみんな黙っちゃうし、順番に当てても、「特に思いつかないなぁ」なんて具合です。
世の中のコンサルといわれる人たちは、まず基本としてアイディア会議のようなものは、これで進めなさい、とかかれているのですが(本で読んだだけですが)、
何も出ません
下手をすると、最初に言った人の発言を受けて、「そのやり方で良いんじゃない?」とかなって、みんな「そうだそうだ」でシャンシャン会議。
特に開発したものに不具合があると、「こういう対策をすれば直るよね」って、
対策案は1ひとつだけ?
な状態で、いろいろな対策案から、最適なものを選ぶことなんてめったにありません。
で、大体の場合は、あとで「副作用が出ました〜」なんて、また対策の対策をすることになる。そうするともはや、自分で仕事を作っている状態(これが世に言う「マッチポンプ」ですな)。
そこで、最近使い始めたのがマインドマップ。
といっても、絵はかきませんので、いわゆる「シンプルマップ」というやつに近いかも。
課題に対して、切り口をどんどん挙げていきます。その切り口で対策を考えると、どんな対策がありうるか、という質問でしたら、みんなそれなりに発言が引き出せることがわかりました。
たとえばこんな風。
問題:バグでユーザの初期画面がちらつくことがある
切口:最小のステップ数で変更する方法は
もっとも修正範囲の少ない変更方法は?
あるべき姿の修正方法は?
お客様が気づかなくするような「修正しない」方法は?
などと聞いていくと、当然参加しているのは技術者なので、やり方はどんどん出てきます。
つまり、考える取っ掛かりがないだけ。いわゆる「取り付く島がない」という状態だったんですね。
これの切り口を第1階層にして、出たアイディアを短い一言にまとめて(一般化してはいけません)、マインドマップにかいていくと、10くらいは案が出ます。その中から、最終的に対策案をひとつだけ選ぶ会議をすればいいわけです。
もちろん、既出のオズボーン氏、当然こういったことは考えられていて、オズボーンのチェックリストなるものを発表してみえます。でも、あまりにも一般的過ぎて、ちょっと使えませんです(当然、使えないのは、私の能無しが原因だと思いますが)。