2011年10月13日

ブレスト(ブレーントーミング)

まぁ、おそらくこんな辺鄙なブログまでたどり着くような奇特な人なら、この程度のことはご存知かも。

Wikipediaより
 ブレインストーミング(Brainstorming)とはアレックス・F・オズボーンに
 よって考案された会議方式のひとつ。集団思考とも訳される。集団発想法、
 ブレインストーミング法(BS法)、ブレスト、課題抽出ともいう。
 1941年に良いアイデアを生み出す状態の解析が行われた後、1953年に発行
 した著書「Applied Imagination」の中で会議方式の名称として使用された。

さらにこれを受けてKJ法というのがあります。

またWikipediaより
 KJ法(-ほう)は、文化人類学者川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)が
 データをまとめるために考案した手法である。データをカードに記述し、
 カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめてゆく。
 KJとは、考案者のイニシャルに因んでいる。共同での作業にもよく用いられ、
 「創造性開発」(または創造的問題解決)に効果があるとされる。

これ、あまりうまく行ったことがないです。まぁ、正式に誰かにやり方を教わったというわけではなく、単に聞き覚えたやり方で進めているからなのかもしれませんが、

 アイディアなんて出ませんって

なんですよ。自由発言にしておいてもみんな黙っちゃうし、順番に当てても、「特に思いつかないなぁ」なんて具合です。
世の中のコンサルといわれる人たちは、まず基本としてアイディア会議のようなものは、これで進めなさい、とかかれているのですが(本で読んだだけですが)、

 何も出ません

下手をすると、最初に言った人の発言を受けて、「そのやり方で良いんじゃない?」とかなって、みんな「そうだそうだ」でシャンシャン会議。

特に開発したものに不具合があると、「こういう対策をすれば直るよね」って、

 対策案は1ひとつだけ?

な状態で、いろいろな対策案から、最適なものを選ぶことなんてめったにありません。

で、大体の場合は、あとで「副作用が出ました〜」なんて、また対策の対策をすることになる。そうするともはや、自分で仕事を作っている状態(これが世に言う「マッチポンプ」ですな)。

そこで、最近使い始めたのがマインドマップ。
といっても、絵はかきませんので、いわゆる「シンプルマップ」というやつに近いかも。

課題に対して、切り口をどんどん挙げていきます。その切り口で対策を考えると、どんな対策がありうるか、という質問でしたら、みんなそれなりに発言が引き出せることがわかりました。

たとえばこんな風。

 問題:バグでユーザの初期画面がちらつくことがある
 切口:最小のステップ数で変更する方法は
    もっとも修正範囲の少ない変更方法は?
    あるべき姿の修正方法は?
    お客様が気づかなくするような「修正しない」方法は?

などと聞いていくと、当然参加しているのは技術者なので、やり方はどんどん出てきます。
つまり、考える取っ掛かりがないだけ。いわゆる「取り付く島がない」という状態だったんですね。

これの切り口を第1階層にして、出たアイディアを短い一言にまとめて(一般化してはいけません)、マインドマップにかいていくと、10くらいは案が出ます。その中から、最終的に対策案をひとつだけ選ぶ会議をすればいいわけです。

もちろん、既出のオズボーン氏、当然こういったことは考えられていて、オズボーンのチェックリストなるものを発表してみえます。でも、あまりにも一般的過ぎて、ちょっと使えませんです(当然、使えないのは、私の能無しが原因だと思いますが)。

ラベル:ハック ブレスト
posted by 管理人 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ハック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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