2011年10月15日

速読術のうそ

読書関連の本を読んでいると、「読書術」なるものが書かれています。いわく、

 ・この本から何を学びたいかを考える
 ・そのキーワードを探しながらぱらぱらめくっていく
 ・キーワードでなくとも、何か引っかかるところがあったらそこを精読する

というのが要点のようです。
でも、

 できませんって

だって、本のタイトルやオビに書いてあったことで、「あ、ちょっと気になる」程度で読んでいるのだし、第一、自分が知りたい内容がわかっているなら、

 もうそれは知っている

ということで、そんなこといまさら知りたいわけがないじゃぁないですか。

本を読むのは、自分の興味のある分野で、自分が知らないかもしれないことが書いてあるかもしれない、というのが本を読む基本的な動機です。

と思っていたら、そのとおりのことが書いてある本がありました。

  苫米地 英人   クロックサイクルの速め方

という本に

   読書の目的は
    @知識を得るために読む
    A娯楽のために読む
    B詠まなくてもいい本を振り分けるために読む
   の3つに分類される。
   @、Aについては次のようなことがいえます。
    @知識を得るために読む=既存の速読術は役に立たない。
   速読すればするほど大量の本を読むことができ、新しい知識を得る
   ことができますが、既存の速読術ではスコトーマが強化されるため、
   じつは新しい知識の取得がうまくいきません。
    A娯楽のために読む=速読する必要性はない。
   とすれば、どうすれば、速く、大量の本を読んで、新しい知識を得る
   ことができるのでしょうか。
 
   ※私が勝手に要約したものです
    ここでいうスコトーマとは日本語に直すと「盲点」のことで、
      自分の都合のいい(必要とする)情報しか見えなくなる、という
    心理学(?)上の用語だそうです。

Bについては書いてありませんが、

 読まなくていい本かどうかは、読んでみないとわからない
 
ではないかと。

じゃぁ、どうすればいいんだ?、というと、

 しっかり読む
 
のが最短・正確。あとはすばやくポイントを逃さずに読めればいいわけです。
これは練習量にほぼ比例するので、毎日欠かさず本を読む習慣をつければ、自然と早くなります。といっても、自分の読書速度は普通のビジネス書でだいたい1時間から2時間前後。対して早いとはいえない部類でしょうね。

そうすると、1日に20冊も30冊も読める人は別ですが、普通は読むことができる本はそれほど多くないので、良書に出会う確率を上げなければなりません。
そういうのには、本を要約・紹介しているメルマガを利用してます。たとえば、

  ビジネスブックマラソン 
  書籍から学ぶ1分間知識向上セミナー 
  理系シコウ読書

なんかを重宝してます。

お勧めのメルマガがあれば教えてください。
posted by 管理人 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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