2011年11月03日

30代と40代の使い方

ウチの会社以外のことはよくわかりませんが、だいたい

 20代 チームのメンバーとして活動する
 30代 チームのリーダとして活動する
 40代 管理職として活動する

というのがおおよその出世パターンではないでしょうか。

で、差がつくのはこの30代。

個人の技量というのは、よほど差がないと目立ちませんが、チームを率いて成果を出せるようになるのは、ほんの少しの差で十分成果が変わってきます。
そのうえ、リーダとしてメンバーを率いていくのは、もちろん技術力も必要ですが、別の力(いわゆるリーダーシップなどのマネジメント能力)が必要になってきます。
これ、ほんのちょっとの違いが成果に大きく影響するのですよ。

まぁ、だからこの類のビジネス書が非常に多いのでしょうけど。

単純に言ってしまえば、人の昇進・昇格を判断する管理職やさらに上の上級管理職は、技術力のあるなしは、これほど進歩が速いとついていけません。自分たちの知っている技術では、メンバーの技術が測れないんです。
ただ、リーダーシップというか統率力みたいなものは、明確ではありませんが、その人にリーダをやらせてみたときのメンバーの動き、というもので判断できます。

つまり、20代後半から30代の初めにかけて、ちょっとした小さなプロジェクトのリーダを務めさせることで、その人の動きや結果を観察するわけです。そうすると、プロジェクトを進めることが全くできない人や、逆にみんなを引っ張っていける人が見分けがつく。
で、後者の人を優先的に昇進させていくわけです。

でそうすると、30代の終わりころには、結構な差になって表れています。
だいたい30代半ば以降になっても、技術力を発揮する場面が多い人は、たぶんそれ以上、上にあがるのは厳しいです。

どうすればいいか、というと、宴会大臣でもいいですから

 小さなプロジェクトのリーダを務める

ことで実績を積むしかありません。いきなり大きなプロジェクトのリーダを任せたりしません。

この2冊は非常に参考になります。
30_50.jpg
 30代を後悔しない50のリスト 大塚 寿
 
 40代を後悔しない50のリスト 大塚 寿
 

20代、30代の人にはぜひ読んでおいてほしい本ですね。
40代、50代の人? ごめん、あきらめて…。一度固まってしまった評価をひっくり返すのは、並大抵ではないです。やらないよりやったほうがいいかもしれませんが、それよりも、定年後の人脈作りとか、社外の楽しみを見つけるとか、そっちに時間を使ったほうが費用対効果が高いような気がします。
posted by 管理人 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(1) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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