ウチの会社では、まぁ今どきの製造業同様、製造拠点は中国にあります。
ということで、2〜3か月に1回は中国に行ってます。この投稿も、たまには中国から。
中国のインターネット環境というと、10年前は完璧にダイアルアップでした。
ホテルの電話機からケーブルを引っこ抜いてPCに入れて、そこから国際回線でダイアルする、なんてことをしてましたが、あれよあれよという間に、ブロードバンド環境が整ってしまいました。
中国恐るべし
日本だと2ちゃんねるなどで、かなりひどい状況(反日)のように書き込まれていますが、実際にそのような場面に出会ったことは1度しかありません。ちょっと前(2005年だったと思う)の反日デモのとき。
それ以外では、中国の人は非常にフレンドリーで親切。ただ、日本以上に格差が大きいので、貧困層は犯罪に走る危険性があり、脇が甘いと見られれば犯罪に巻き込まれます。
こちらに来て実感するのは、言葉の問題。
当然ながら、最初は何を言っているのやらさっぱりです。
麻雀をやったことがあれば、数字だけは何とかなるかもしれませんが、発音方法が違うので、ほとんど聞き取れない。
初めての中国出張では、デパートなどで、値札を見て(値札のないところでは買わない)、黙ってお金を渡すだけでしたが、食事はそうはいかない。
とりあえず、メニューを指さして、「これと、これと、これね!」と日本語で話しかけます。最後の支払いの時には、100元札を黙って差し出すと、おつりをくれるので、それでやっといくらだったかわかる始末。何か文句を言われたらもう100元。
今思えば、いいカモだったかもしれませんが、実際にぼったくられた印象はありません。
ほかの人に聞いても大体リーズナブルな値段だったので、日本人だからと言って何かるわけでありませんでした。
その後、中国語をちょっと勉強しました。
ちょっとずつ話せるようになってくると、会話が楽しい。
それに現地の工場でもスタッフに直接指示ができるようになると、いちいち通訳を探さなくて済む。通じたときは本当にうれしいです。
ちなみに、中国では、通訳は
ファンイー
と呼びます。何か言いたくても言えないときには、
「ファンイー、ファンイー」と連呼する
と連れてきてくれます。
中国語で絶対必要な単語
ツェスオ ザイ ナァリ トイレはどこ?
ドゥシャォ チェン いくら?
タイグイラ 高いよ!(もっとまけてよ)
ブゥ ヤオ いらない
最初に言えるようになった中国語はこれでした。
最近世界の人口が60億人になった、と報道がありましたが、そのうち半分くらいは英語が通じます。英語なら中学、高校、大学と習っているので、それほど苦労せずに、まぁ何とか生活はできますが(2か月くらいアメリカにいたことがあります)、中国では食事もできない。買い物もできない。
よく考えてみれば、世界で中国語をしゃべる人は20億人くらいいます。つまり3分の1は中国語で通じる。英語と中国語が何とかなれば、世界のどこへ行っても何とかなりそうな計算ですね。