私は1か月で20冊前後の本を読んでます。たぶん全国平均よりも多いほうではないでしょうか。でも本屋さんにはほとんど行きません。
理由は3つあって、一つ目は
本を見る目がない
ということ。
本屋さんでまず最初に見るのは、平積みの本なら本のオビでしょう。そこに書いてあるものが魅力的だと、ついほしくなります。でも、実際に買ってみるとはずれだったことが非常に多いです。
当然でしょうけど、こういったオビの宣伝文句は、コピーライターという職業の方が書いて見えて、どんな本でも魅力的に見えるように書いてます。そうすると見る目がない私などはコロっと騙されるわけです。
2つ目の理由は、いちいち探さなくても読みたい本がバックオーダーになって山のようにたまっていること。
1か月で20冊前後は減っていくのですが、それ以上に読みたい本が増えていきます。だから、新たに読みたい本を探さなくても、すでに現在ある読みたい本だけでアップアップ。なぜ増えていくかは、メルマガで本の紹介をしてくれるメルマガを購読しているから。その書評や要約を読んで、自分の趣味に合った本であれば、とりあえず、バックオーダーリストに入れてしまいます。
3つ目は、本を買う目的で本屋さんを使わないこと。
本はどこで買っても同じ値段です。それこそ「今すぐ読みたい」みたいな本は別ですが、すでに未読の本が何冊もあるので、それを読んでからでも遅くないわけです。であれば、自宅で注文できる通販が簡単。まとめて注文すれば送料はゼロ。
自分にとって本屋さんの存在意義がないんです。
今日は、その本の情報収集と良書の購入方法について(長い前振りだなぁ)。
■メルマガを購読する
読書は7:2:1の原則で読みます。つまり、
自分が興味がある分野 70%
自分が興味がある分野の周辺分野 20%
自分が興味がない分野 10%
の比率を考えて本を選ぶということです。
でその情報源として、メルマガを使います。とりあえず上記の比率くらいで、その分野の紹介をしてくれるメルマガを選んで、Googleなどのフリーメールアドレスに送られるようにします。
そのフリーメールアドレスで、携帯に転送を設定します。
■気になった本を調べる
電車の待ち時間や、ちょっとした空き時間に、携帯で転送されてきたメルマガを読んで、興味がなければ、速攻削除。ちょっと気になったものは、表題に【図書】を追加して、返信しておきます。
休日にこのフリーメールを開いて【図書】の表題を検索して、順番にもう一度見直します。やっぱりおもしろそうだと思ったら、Googleで
書評 (本のタイトル)
と検索して、まずヒット数を確認。ヒット数が多いものは、結構人気があるものなので、ヒットしたいくつかのWebページを見ます。
ここまできたら、たぶんその本は、読む価値があるかもしれません。
でも、まだ買いません。
とりあえず、amazonのページでその本をみて、「ほしいものリスト」に追加しておきます。
ほしいものリストに追加したら、そのメールに返信して、本文の一番最初に【済】と書いておきましょう。これで、いったん自分が入手しようと考慮したかどうかわかりますので、後になって同じ本を読んだ、などということは起きません。
これらのメールは削除してはいけません。
これは、また次の機会に、その本が読みたくなるかもしれないからです。
そんなときに、Web検索する前に、このメルマガのデータを検索してみると、案外、以前に別のメルマガで紹介されていた、なんていうことがよくあります。Webで検索するより、しっかり書評が書かれているので、将来のためにとっておくと重宝します。この程度のメールでメールボックスがいっぱいになることはありませんので、ご安心を。
■しばらく寝かせる
買わないのには理由があります。
私は結構衝動的で、大したこともないのに、大したことかのように思い違いをする場合が少なくないので、頭が冷えるのを待つわけです。
そのために、1週間から2週間くらいたってから、その本の書評をamazonや、ほかのブログでもう一度確かめます。
それでもほしいと思ったらいよいよ入手をしようとします。
でも買わないんですよ
■図書館で借りる
図書館で借りちゃうんです。
図書館はだいたいの場合、ホームページで蔵書検索ができるようになっているので、それでその本を検索してみます。複数の図書館の横断検索ができるページもあるので、それを使ってもいいです。
どこかの図書館に蔵書があることがわかったら、近くの図書館にいって「予約票」なるものを書くと、取り寄せてくれます。だいたい1〜2週間くらい必要ですが。
これで本が入手できます。
■読む、読む、読む
さて、本が届きました。さっそく読んでみましょう。
図書館には貸出期限なるものがありまして、だいたい2週間くらいです。
これが、読書にはちょうど良くて、期限があると思うと、ちゃんと読みます。買ってしまうと、もう「いつまでに読まないといけない」という期限がないので、いわゆる「つん読」になってしまっていましたが、図書館で借りることで、起源を意識するようになって、ちゃんと読むことができるようになりました。
人間、期限があればやるもんです。
だいたい1週間に5冊くらい借りてきます。
本を予約しておくと、大体毎週図書館から「予約の本が到着しました」って連絡があって、来館期限が1週間なので、結局毎週図書館に行くことになりますが。まぁ、そのついでに、ほかの本も適当に見繕って借りてくるので結構楽しんでます。
■読んでおもしろかったら…
ここまで来てようやく本の購入です。
読んで面白かった本で、もう一度読みたくなるかもしれないと思った本は、amazonの「ほしいものリスト」に残ってますから、これを、「購入する」ボタンを押します。
自分がその本の評価をしたのですから、ハズレはあり得ません。絶対いい本です。
自信をもって買いましょう。
でもすぐには、購入せずにカートに入れておくだけです。
で、カートに入っている本やブツの合計金額が送料無料になる金額に達したら、ようやく購入処理をします。
すでに読んでいるのですから、あわてて購入することはありません。それにしっかりフィルタリングされているので、良書であることは間違いないです。
本を買うときは、他人の評価は当てにせずに、単なる本選びの参考にします。自分の評価をしてから、購入すれば、ハズレを引くことはない、ということです。
こうしておくとamazonのほしいものリストが、読みたい本のデータベースになってくれます。まぁ、本だけじゃぁないですけど。
■まとめ
まとめておくと、
1.情報を集める
2.情報をフィルタリングする
3.ほしいものリストを寝かせる
4.本当にほしいか自問する
5.図書館で借りて読む
6.本の良否を判断する
7.良書だけを購入する
と何度もフィルタを通して、本当に必要なものだけを買うようにしてます。
作者の方には申し訳ないですが、お金も、本棚も有限なんです。
とくにお小遣いが…。