世の中にはいろんな、業務の改善提案があふれています。1回20万なんて言うセミナーもあります。
こういったヒントを同じようにもらったとき、業務が目に見えて改善する人と、全く変化がない人がいます。多くの人は後者(何も変化しない)。
なぜなんでしょう。
よく観察してみると、講習を受けさせて良かったなと思う人はこんなサイクルが回ってます。
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●効果を出す人
1.「へー。そんなことをやるとうまくいくんだ」と思う
2.やってみる
3.大概の場合うまく改善効果が出ないか、やれないので、「なぜなんだろう」と考える。
4.自分に合ったやり方にちょっとだけやり方を変更
5.継続してやってみる
6.うまくいくようになると継続してやる
うまくいかないところがあれば3に戻る
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ところが効果の出ない人というのは
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●効果を出せない人 その1
1.「へー。そんなことをやるとうまくいくんだ」と思う
2.おわり
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●効果を出せない人 その2
1.「へー。そんなことをやるとうまくいくんだ」と思う
2.でも、自分がやると面倒くさそうだなぁ、どうすればやれるんだろう、と考える
3.しばらく考えても答えが見つからないので、そのうちに忘れる
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●効果を出せない人 その2
1.「へー。そんなことをやるとうまくいくんだ」と思う
2.やってみる
3.大概の場合うまく改善効果が出ないか、やれないので、「これは効果がないんだ」と判断してやめる。
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こんなパターンですね。
違いはもうお分かりでしょうが、
なぜかを考えて、継続的に改善する
というところがすっぽり抜け落ちていて、
考えてばかりで、実行を伴わない
んですね。
ま、その1の人は論外ですが。
いろんなアイディアやヒントは、そのアイディアを考えた人の環境であれば、そのやり方はうまくいきますが、別の人がそのままやろうとしてもうまくはいきません。だって、
同じ状況じゃぁないんですもの。
つまり、ヒントというものは、自分に合わせてカスタマイズしないと、活用できるようになりません。それに、成果を出すためには、それを馬鹿みたいにやり続けないと効果は出ません。
課題を見つけて、考えること
やり続けること
この2つができない限り、その人の効果がでたり、成果にはならないんです。
それを、それを聞いた日から成果が出るように喧伝する側も問題ですが、やりもしないうちから成果が出ると考えるほうもひどいもんです。
このブログを始めるきっかけにもなったのですが、ビジネス書を読んだり、セミナーを受けたりしても、著者や講師は、その世界で成功した方々です。成功するためには、いろいろな紆余曲折があったことでしょう。その成果を披露されても、紆余曲折を厭う人は、
有益な話を聞きました
で終わりなんですよ。
そんなことがないように、もっとレベルが低かったころのお話が聞けると行動して考えるヒントになるかもしれないと思います。
…と、また前振りが長くてですみませんが、
今日は何を改善した?
を記録に残しています。
毎日やるのは非常に苦痛ですが、1日に終わりにはスケジューラにクロージングの時間が30分必ず確保してあります。この時間に、
今日の改善項目
を日誌に書くように努力してます。まぁ、書けるのは3日に1回〜1週間に1回くらいですが(そのほかは書くことがない…)。
やらないよりましか、と思って続けてます。