「100円ノート「超」メモ術」という本をご存知でしょうか?
エッセンスはWebページにも公開されているので、もしご存じなければ、このページ(100円ノート「超」メモ術)をご参照ください。
100円ノート『超』メモ術
簡単に言うと
・100円ノート(いわゆる普通のキャンパスノート)を使う
・書き終わったら右下隅をカットする
・最終ページをインデックスページとして目次を1行ごとに書く
・目次と同じ位置の該当ページの左端にマーカを付ける
と、たったこれだけのノートの使い方なのですが、非常に強力で使いやすいです。
私はこのやり方を見た時に目からうろこが大量に落ちました。
ぜひ本も読んでください。Webを見るよりもわかりやすいです。
ちょっとだけこの本から引用。
■100円ノート「超」メモ術
★P60−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実際に使い始めて、メモを書き終えるたびに見開きの右ページの右下角をちぎっていけば(すでに説明した「第ニのルールい)、新しいメモを書きつけることができる白いページを、瞬時にして探し出すことができるというわけです(詳しくは「Part3」で説明します)。
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これは本当に目からうろこでした。こんな簡単なことなのに、すごく強力です。いや、逆に簡単だからこそ強力なのかもしれません。
これをやると、一瞬で最新の書き込みページが開けます。
かれこれ2年近くこの方法でやってますけど、これ以上早く、最新のページにアクセスする方法は見つかりませんでした。
★P85−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そこで、「超」メモ術に限ったことではありませんが、有効なメモをし続けていくためには、次の2 点がとても重要になってきます。
・ノートやメモ帳をつねに携行していること(携行しやすいノートやメモ帳であること)
・メモしたいと思ったときに、すぐにとり出せて、瞬時にメモできるページを探し出せること
この二つの条件を満たすために、「超」メモ術では、ノートは1冊に絞り、しかもボケットにすっぼり収まるA6判のノートを使用しただけでなく、表紙の右下角を三角形にちぎるようにしたのです。
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A6のノートというのは、非常に使いやすいです。ただし、サイズがA6でもノートの綴じ方がリングで閉じられているもの(例えば「リングノート」「システム手帳」など)は、試してみましたが、A6では使いにくいです。
理由は、A6を見開きで書きこむとA5サイズで書き込めますが、リングで閉じられていると、真ん中には書き込めません(当然ですが、リングが邪魔です)。普段持ち歩くときには半分になっているが、開けば倍の大きさとして使えることが、自分には大切でした。
A6というと、ほとんどのポケットに入ります。ポケットに収めることができるからこそ、いつでも携帯することができるわけです。
★P103−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ノートを左手で持って、裏表紙の切り込み(Part2の「市販のノートを加エする?A 裏表紙に切り込みを人れる」を参照してください)に親指の腹を当てると、裏表紙だけがめくれて、インデックスのページに親指が止まります。その親指に少し力を人れノートを曲げると、図のように、各ページに書き込んだ検索マークがきれいに見えるようになります。
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これは、Webページを見てもらうと具体的にわかるのですが、ノートの端を黒く塗りつぶして、そのマーカをインデックス代わりにしようというものです。
これもうろこが大量に落ちました。
このやり方も、ずっと使わせていただいています。
★P114−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なお、「超」メモ術の書き方の基本は、1案件で見開き2べージを使う」というもので、最低でも「1案件で1べージ」にするということでした。「1案件で見開き2ページを使う」場合は、単純に左ページにマーキングすればよいのですが、「1案件で1ページ」を使って右ページに書いたメモについては、検索マークの右下に「・」をつけるやり方を図4-2で紹介しています。それ以上たくさんの案件を1ページに詰め込んだのでは、マーキングのスペースが不足するなどして、検索機能が使えなくなることが考えられます。「超スピードノート」を使う際には、1案件で見開き2ページを使うか、最低でも1案件で1ページにするというのは、ここに大きな理由があったのです。
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ノートは1見開きで1件の案件を書き込むのが基本。
これはあとから追記するためでもあります。
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ちょっとポイントだけを紹介しましたが、このやり方に加えて、私が工夫している点を挙げると、
・メモとノート(手帳)は別々にする
・付箋を使う
・3冊で100円のノートを使う (^-^)
でしょうか。
◆メモとノート(手帳)は別々にする
「手帳」といってしまうと、スケジュール管理もできてしまうようなので、以下では「ノート」といいます。物理的なノートではなく、書く内容だと思ってください。
メモというのは、思いついたこと、打ち合わせで忘れないようにしておかなければならないこと、などをとりあえず一時的に記憶しておくために書くものだと定義しています。
したがって、丁寧には書きません。ほとんど殴り書きです。
これに対してノートは、1件の要件に対して、自分の考えを整理するために書くもので、基本的には机に向かっているときに書きます。
つまり、自分の考えをいろいろ出したり、それぞれの要素がどのような関係になっているかを書き出したりするものです。
すなわち、メモはインプットのツールであり、ノートはアウトプットのためのツールとして定義しています。
このため、メモは1行でも書いたら、さっさとちぎって、今日のインプット物入れ(GTDではこれをインボックスと呼びます)に放り込みます。つまり、メモは1行で1葉。
上に書いたようにノートは見開きで書き込めるようなものを使いますが、メモは1枚書いたらさっさとちぎってしまえるように、リングで閉じたものを使っています。
◆付箋を使う
この本では紹介されていませんが、継続的に記入するようなページには付箋を貼っておきます。付箋のあるページが複数ページあるときには、少しずつずらして付箋を貼ります。
例えば、タスクリストを書き出しているページ。
これはあとから思いついたときに、追加していくので、すぐに開ける必要があるのですが、右下の部分をちぎると、最新のページしか開けません。
何かの拍子に追記するようなページもすぐに開けるようにしたいので、付箋を使います。付箋は、ページごとに色を変えます。
付箋をよく使うのが、
・タスクリストのページ
・次に読みたい本をメモしてあるページ
・この後発生する予定の予算を書き出したページ
・時刻表を張り付けたページ
・年間の目標を書いたページ
・まだ考えがまとまらないで書きかけのページ
などは、それぞれいろんな色の付箋を、ちょっとずつ、ずらして付箋が貼ってあります。付箋の位置はノートの上にはみ出す形にして張ります。
各ページは当然見開きで使っているので、その右側ページに張ります。そうすると、左手でノートを持って、右手でその付箋を押さえてノートを開くと、一発でそのページが開けるわけです。
※注記:ちょっと文章で書くとわかりにくいですが、実際にやってみてもらえればわかります。
■最後に
若干やり方が私オリジナルな部分はありますが、多くのアイディアを提供してくれた本+Webでした。このアイディアを公開してくださった中公武義氏には感謝の言葉もありません。
100円ノート『超』メモ術