「ファイラー」っていうアプリケーションのジャンルご存知ですか?
おそらく多くの方は、Windowsを使って見えるので、ふだんファイルをコピーしたり移動したりするのに、「エクスプローラ」というプログラムを使って見えるのではないでしょうか。
はい。Windowsをインストールすると勝手にくっついてくる、ファイル管理ツールです。インターネットエクスプローラのことではありません。
このツールはほとんど毎日使うソフトであるにもかかわらず、自分の知る限り、多くの人は標準のまま使われています。
仕事の改善が趣味の私としてはこれを見逃すことはできない!
■だいなファイラー
ということでオススメしているのが
だいな ファイラー
というソフト。
最近はバージョンアップされていないようですが、非常に使いやすいソフトです。最新バージョンは2008年にVersion 2.14。
かつてMS-DOSの時代にお気に入りだったエディタがありまして、VZエディタといいますが、これに搭載されていたファイル管理機能と非常によく似てます(歳が知れますね…)。
画面は左右2つに分かれて、アイコン表示もなく単なるファイル名がずらーっと縦に並ぶだけのシンプルな表示のソフトです。
これは「2画面ファイラー」と呼ぶようで同じような機能のソフトはたくさんありますが、だいなの特徴を私が勝手にまとめると、
・dllを導入することで、あらゆるタイプの圧縮ファイルの中身を見ることができる
・かなりの種類の画像を直接表示できる
・FTP接続をして、簡単にファイルのコピーができる
・キー操作だけでファイル操作ができる
←ここが一番お気に入り
・バックグラウンドに壁紙が透過表示できる
・外部プログラムを起動するマクロが定義可能
といったところです。
何より、動作が軽くて立ち上げっぱなしでも全く邪魔にならないですし、ワンキーであらゆる操作ができるようになってます。
エクスプローラの最大の欠点は、マウスで操作ができてしまうこと。
これついやりたくなっちゃうんですけど、マウスってよく操作に失敗するんですよね。コピーのつもりが移動になってて、ファイルが迷子になったり。
サーバにあるデータを間違えて削除しちゃったりが簡単にできるので、よく失敗して、ファイルを消しちゃう人がいます。
大体、ファイルの操作なんて、いろんな種類のコマンドを注意して使わないと大事故になるのに、マウスだけで完璧にやろうなんて無理。隣り合ったメニューを間違いなく選ぶなんて…。
これがキーボードであれば、COPYキーと削除キーを押し間違えるなんて言うのは、かなり制限されます。
ですので、会社でもエクスプローラはキーボードで操作するように推奨されてます。が、キーボードで操作している人を見たことがない。
■エクスプローラのキーボード操作
ちょっとだけエクスプローラをキーボードで操作するときのヒント。
・Windowsキー + E → エクスプローラを起動します
・SHIFT + 矢印 → ファイルを複数個選択します
・アルファベットキー→ 対象のファイルにカーソルをジャンプ
※日本語で入力すると日本語のファイルが選択できます
・CTRL+X → 移動のために、ファイルをクリップボードに入れます
・CTRL+C → クリップボードのファイルを貼り付けます
・CTRL+Z → 直前の操作を取り消します
キーボードで操作するときには、カーソルキーなどのファンクションキーを多用することになるので、先日紹介したenthumbleが素早くできて便利。これがファンクションキーだと、隣のキー通し間違えてイライラしたりします。
でもファイル操作は非常によくやる操作なので、これを効率化しない手はありません。
ただ、「だいな」をお勧めするものではないです。ちょっとユニークだし、慣れるまでに時間がかかるでしょう。
■いろんなファイラー
ほかにもVectorへ行くと、いろんなファイラーがあります。
結局自分の手になじむものをひとつずつ探すしかないですけど、これが効率化できると圧倒的に早くなりますよ。
ファイラーを選ぶのであれば、軽くて2画面操作ができるものがおすすめ。いちいちマウスを触らないといけないファイラーはどうも好きになれなくて(超個人的感想)。
2画面ファイラーコレクション
ここにいろんなファイラーのコメントがあります。
ご参考までにどうぞ。