・脳のトレーニング系
・考えたことの記録
・ブログ・メルマガの推敲
・調べたことの記録
・日誌
・「お題」についての自分の考え
・アイディア、思いつき
・文章の練習
が主なものです。
今日は脳トレの一環と社会を見る目を養うためのトレーニングについて。
■現在の事実を集める
まず、新聞でもWebニュースでもいいので、適当な記事に目を通します。そこに書いてあった事実を簡単にノートにまとめます。
たとえば、昨年あった
金正日死去、金正恩後継
専用列車で 心筋梗塞
位で十分です。
そのほかのWebもGoogleで上記のようなキーワードで検索して、そのWebページは開かずに、Googleに表示された数行だけをざっと読みます。追加したいキーワードがあれば追加しておきます。
■未来を予測する
さてここからが本番。
未来を予測しましょう。
たとえば、これに対して
・各国の元首(日本、中国、韓国、アメリカなど)はどのような発言をするか?
・各国はどのような動きに出るか
・著名人で思いつく人はどのような発言をするか
などなど。できたら、1週間後くらい間での未来が面白いかもしれません。
それから、携帯・PCなんでもいいですので、アラームをセットしておきます。
★X月X日のノートの答え合わせをすること
のようにメモして、アラームをセットしておきます。
■答え合わせをする
さあ、1週間がたちました。
答え合わせをして見ましょう。たとえば、
金正日死去 野田総理 発言
などでググって見ると、どのような発言をしたかは簡単にわかります。
まぁ、大体の場合は外れているでしょう。
■なぜかを考える
「ありゃ、そうだったの」で済ませてはいけません。
考えないといけないのは、ここからです。
・なぜ間違ったのか?
・どういう背景を理解すれば、それが予測できたか
について考えて、足らなかった部分を、また事実に書き足していきます。そして自問します。
この情報があれば、予測はできただろうか?
と。答えがYESならそれでおしまい。Noなら何が足らないかを一生懸命考えます。制限時間は30分。それ以上考えてもわからなければ、とりあえず、自分の限界ということで終わりです。
■脳トレーニングとして
この目的は、ひとつには
自分の頭で考えること
です。事実が報道されたときに「ふ〜ん」で済ませてしまうのではなく、自分が知っていることをつなぎ合わせて、将来を予測していく能力がサラリーマンには必須です(別にサラリーマンに限ったことではありませんが)。
そのためには、常にそういった感覚を磨いておく必要があります。
・どれだけの情報を集めれば、どういった判断ができるのか。
・何を自分は知っていて、何を知らないのか
これを明らかにしていくことです。
■社会を知ることについて
もうひとつの目的として、専門バカにならないためです。
サラリーマンをしていると、つい自分の専門分野だけの情報を集めたくなってしまいます。
もちろん、それも重要なことですが、この「専門分野だけ」というのが曲者です。
それ以外のことは知らなくていいかというと決してそんなことはありません。「知る」というのは、単に情報を持っているだけではなく、それについて自分の考えを述べられるようにならないといけません。そのためには、こういうレベルの人ならこう考える、だけど自分はこう考える、というように、常に他者における考え方と自分における考え方の違いを明確にする必要があります。
そのためには、他者の考え方をトレースしてみる訓練が必要なわけです。その上で、大きな社会的問題について、自分で考えて必要な情報を集めると、すんなり、記憶に残ると共に、自分の考えがまとまります。
■応用編
会社で起きた出来事があれば、それでも同様にやって見ましょう。
私がよくやるのは、部門をまたがって情報交換が必要なトラブルが起きたときです。
このときに、
××さんならこう考えるだろう
ということを記録に残しておきます。少なくとも、同僚、上司、別の部門の結構関係の深い人の3〜4人程度は上げておきます。
後で、ちょっと機会を見つけて、その人に直接「あの時はどうだった?」みたいに聞いてみると、案外考えていたことを教えてくれますので、こっそり答えあわせをします。
そうするとだんだん、その人の考え方の癖みたいなものがわかってきます。考え方の癖がわかれば、その人と何らかの交渉をする時に、どういう言い方をすれば、あるいはどういうメリットを訴えれば動いてくれるのかがわかってきます。
「相手の立場でものを考えなさい」とはよく言われることですが、相手の立場や考え方がわからなければ考えようがありません。そのための下準備を、時々しておくんですね。
そうすると絶対にいざというときに役立ちます。