なさざるなり、あたわざるにあらざるなり
この言葉は『孟子』梁恵王上にある言葉です。

できないんじゃぁない。やらないんだ。
という意味ですかね。
これは会社に入ったときの上司に徹底的に言われました。
私が「できない」とか、できない言い訳をいうと、「オレはそんなことを聞いているんじゃぁない。どうやったらできるかを聞いてるんだ!」と叱られました。
たとえば、誰かから仕事の依頼をされたとすると、「ちょっと今、忙しくてできません」と答えたりしますよね。わたしはこの答えを絶対に言わないように注意してます。
1日は誰にとっても24時間です。忙しいというのは、ほかの仕事をやっている時間はあるということです。つまり、「その仕事は私の優先順位が低いですし、やれるような工夫もしません」と言っているのと同じです。
仕事は別の部署(人)からのインプットがあって、それをまた別の部署(人)に対するアウトプットに変換する過程ですので、インプットを断ってしまえば、つぎにはインプットをしてもらえなくなります。
窓際に追い出されてリストラ候補、ということですね。
だから、わたしは
「今すぐはできないけど、××までだったらできます」
とか
「こういう条件でよければ××までにやります」
と答えるようにします。つまり、相手の要望に応えるために工夫をするということです。
どうやったらできるのか、それにはどのくらいの時間が必要で、その時間をどうやったら捻出できるのか、これを常に頭において考えないと、相手からの信頼は得られません。
仕事の上で信頼してほしいのであれば、
出来ないって言うな!
です。
ラベル:孟子