2012年02月08日

お金を稼ぐ読書術

今日はビジネス書の紹介。

ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー
ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー


■■評価
●読みやすさ
読書時間 約1時間

●オススメ
読書好きの方。読書で読書で何かを得たいと考えいてる方。

●コメント
これは非常に考えさせられ一冊でした。
実はタイトルがちょっと「あれ」だったので、あまり期待していなかったのですが、気になったところに付箋を貼って行ったら付箋だらけになってしまいました。
直前に読んだキラーリーディングでも同じですが、読書の目的は自分の成功が目的だったはずなのに、いつの間にか、読書自身が目的になってしまっていました。

アウトプットができない読書は無駄だと言葉では知っていながら、それが結局実践されていなかったわけです。

大いに反省させられたので、1日会社をお休みをとって、自分を振り返る時間にあてました。

■■影響
●選書理由
特に理由はなかったのですが、他の本を読むついでに…。

●知識
・読書ノートの取り方。つまり、読書をしたあとにキーワードをノートに書く。それを見返してはまたノートに思いつきを追加していくと自分の考えのノートが出来上がる。
 とにかく、ノートを見返す習慣をつけることだ。
・本に書いてあることを、いろんな立場でその意味を解釈する。それによって考えが深まったり、本に書いてあることが、自分の人生に対してどのような意味を持つのかが見えてくる。
●思考
・今までの読書術で多読・速読をしている人たちと何かが違う、という気がしていたのですが、合点が行きました。うまく言葉に出来なかったのですが、その読み方(読みたいポイントを明確にして、1冊の本の中で必要なキーワードだけをさっさと探す)ような読み方は、リサーチであって読書ではない、とはっきり認識しました。

●疑問
・お金になる読書術とはどのようなものか、結局よくわからなかったのですが、最終的には、本書では仕事上の成功も含めてお金を稼ぐと言っているのではないかとおもいました。つまり、仕事においてその読書によって得られたものを最大限に活用する方策というものが、「お金を稼ぐ」読書術ということだと理解しました。

●行動
・実は成功者の自伝はあまり好きではなかったのですが、本書の中に、成功者の自伝こそ成功者の失敗を繰り返した歩みが書いてあるもので、成功者の現在を真似ようとしても無駄である、と書かれています。これはその通りだと思います。
 そこで、ちょっと食わず嫌いだった成功者の自伝こそ読んでみようと思いました。早速、いくつかの自伝書を注文しました。
・やるべきことに気がついたらすぐに指示を出すようにしよう。さらに、指示したことはOutLookにきっちりフラグを立てて記録しておく必要がある。
・本書に紹介されていた読書ノートを、目標1回以上/月作成してみる。
・チェックリストを作る。
 本にあったやるべき事、行動をしようと考えたことをチェックリスト化して、週末振り返るようにする

■■要約
●課題
「読書は手軽で効果的な自己投資である」という言葉はもう聞きあきたくらいだろう。しかしながらこれは本当にそうなのである。自分自身、本書で述べたような読書をするようになってから、人生が変わった。

●解決策
読書は、お金を稼ぐ力になる。
読書は合気道のように、最初は師匠にこてんぱんに投げられて、受身を覚える。そういった、受けや投げの方を学びひたすら師匠の真似をして練習をする。試合を反省し、攻撃を研究して繰り返し稽古することで上達していくのである。読書も同じである。
だから、他人には見えない自分一人の時間を、いかに有効に使うかが大事であり、そこに読書術が必要な理由があるのではないでしょうか。
読者のみなさんには、読書という行為をもっと信頼し、自分への活かし方を模索していただきたいと思っています。

●目次
序章 速読や多読以外の方法は存在しないのか
 人生の節目にあった本との出会い
 本をたくさん読むようになって人生が変わった
 速読できなくても、多読できなくても大丈夫
第1章 読書はお金を生み出す道具
 お金を稼心ために本を読む
 お金を稼ぐ人はこんな人
 お金に換える技術
 大切なお金を奪われないために
 本に答えは書かれていない
 コラム:「自分はどう行動するか」を前提に読む
第2章 お金を生み出す読書の仕組み
 仕組みをつくる前に経験したいこと
 稼ぐ読書の「仕組み」
  いつでもどこでも読む環境をつくる
  カバンの中に本を復数忍ばせておく
  未読本を増やす
  中身は読まなくてもいい?
  買ったらすぐ読む
  本をバラバラに分解する
  同時に20冊を並行して読む
  適齢期が来るまで寝かせる
  自宅を「書店化」する
  本の内容は忘れてもいい
  時間があったら本は読まない
 「仕組み」化するための本の選び方
  自己啓発本から早く卒業する
  簡単に読める本はこわい
  売れていない本は宝箱
  参考文献をほんとうに参照してみる
  増刷回数の多い本を選ぶ
  最新刊は効率が良い場合が多い
  答えが書いてある本はときに悪書となる
  書店で偶然の出会いを楽しむ
 コラム:書評との付き合い方
第3章 頭のいい人が実践しているお金に換える読書の技術
 ステッブ1 著者のバックボーンを知る
 ステップ2 受け入れて器を広げると
 ステップ3 比較しながら読む「複眼読書」
 ステップ4 想像しながら読むモデル・リーディング
 コラム:理論書・難しくて分厚い本を読もう
第4章 お金を生み出すアウトプット読書法
 読書の5倍考え、10倍実践する
 書くことでアウトプットの精度を高める
 いつでも誰でもできるノートアウトプット
  まずはキーワードを書き出し矢印でつなげる
  著者の言葉にインスパイアされた発想を書く
  自分カスタマイズの名一日集をつくる
  後で見返して書き加えていく
  本の目次をそのままチェックリストにする
  本をそのままノートにする
 デジタルアウトプット法
 話すアウトプット
 本を媒介に人脈をつくり%広げる
第5章 高速大量インプットするコンサルタントの読書術
 速読の4要素とは?
  経験値を高める
  読書量を増やす
  関心度を高める
  集中力を高める
 本を読むだけで即席専門家になる方法
 専門家になる高速大量インプット・トレーニング
 コンサルタントは読むのではなく「文字を一拾う」
 さらにワンランク上の読書術
 コラム:専門誌・業界紙で現場実務を理解しておく
第6章 頭のいい人のお金のトレンドを読む技術
 タイトルはマーケティングのたまもの
 発想を広げてトレンドをつかむ雑誌活用法
 上達のプロセスを理解すると、読書が楽しくなる
 コラム:新聞は読むべきか?
おわりに

●要約
速読や多読では読書がお金には変わらない。読書にかける時間の目安は、読書時間:1に対し、考える時間:5、実践する時間:10です。
考え、実践しなければ意味はない。だから、この考える時間、実践する時間が取れないのであれば読書量を減らすべきである。
その上で、読書をするためには、常に読みたい本を手元においておく(カバンの中に入れておく)。買ったら気持ちが熱いうちに読み始めることである。もしそれを過ぎてきしまったら、気持ちが集中するまで、本は置いておけば良い。無理に読んでも結果はでない。

読んだ本の内容そのものはどうでもい。本から何を学び取ったかが重要。
一例として、本に書いてあったキーワードをノートに書く。そのノートを数日後に見返して、更に思いついた単語を書き加えていく。そうすると本の内容が、自分の考えとして記憶に残るようになる。

自己啓発本は読むだけ無駄である。それは本を読まないとモチベーションが維持できない程度のものは到底かなえることはできないということ。お金に変える読書は、自己啓発本を卒業したらスタートであると考えるのがいい。

お金に変える読書術は、著者が主張しようとしていることを受入れて自分の器を著者並みに育てていくこと。さらに異なる視点で書かれた本を読んで複眼的な物の見方を身につけることである。

コンサルタントの読書術とは、1日に10冊も20冊も一気に読む。これは読書をしているのではなく、その本に書いてある目的のプロジェクトにあったキーワード、キーフレーズを拾っているに過ぎない。

本のタイトルというのは、売れるためにプロが考えたキャッチコピーである。したがって、これを読むことは、マーケティングの知識の向上につながる。
 
●キーワード・キーフレーズ   目次に記載
●著者
午堂登紀雄(ごどう・ときお)
米国公認会計士。株式会社プレミアムインべストメント&パートナーズ代表取締役。 1971年、岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。会計事務所、大手流通企業を経て、世界的な経営コンサルティングフ 7 ームであるアーサー D リトルに移り、経営コンサルタントとして活躍する。現在は、個人投資家を対象に不動産投資コンサルティング会社の代表取締役として、 2 つの会社を経営。そのほか複数の事業に出資する投資家としても活動中。
本から得た情報を自分の中にに取り込んで実践し、軌道修正してさらに繰り返し実践し、収入をアップさせる「お金に換える読書」を仕組み化して、資産3億円を築くことに成功した。著書に、「脳を 『見える化』する思考ノート」(ビジネス社)「33歳で資産3億円をつくった私の方法」 「30代で差をつける「人生戦略」ノート』 (三笠書房)などがある。
午堂登紀雄オフィシャルウェブサイト
 http://www.drivin-yourlife.net/

■■キーポイント
★P38(19)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「成功者に学べ」とはよく言われることですが、多くの人が間違うのが、「いいところだけを取ろうとする」ことです。つまり、成功者の話を読んで、「これは使えるな、これは使えないな」と判断する行為です。ところが、今までのそういう自分の判断が、今の自分をつくっているわけで、その自分を変えたくて成功本を読んでいるはずなのに、また同じことをしてしまう。うまくいっていない自分の価値観で判断するのは、うまくいかない自分を再生産するだけですから、結局何冊読んでも変わらないわけです。
そういえば、「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著、飛鳥新社)の中にもガネーシキのこんなセリフが出てきます。
「今まで、自分なりに考えて生きてきて、それで結果出せへんから、こういう状況になってるんとちゃうの?」
「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたい思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる」ちゅうことやんか」。
 :
本に書いてある情報を自分の脳にくぐらせ、それまでの固定観念や偏った思考の枠組みを破壊し再構築し、より刊加価値のあるアウトプットができる思考体系や行動体系をつくる、そんな思考を「リストラクチャー(再構築)する」読書術が本書で追求したいテーマです。
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★P47(23)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本当にやるべきことは、今のその人がやっていることを真似るのではなく‘その人がその人になっていく発展途上でやっていたことを真似ることのはずです。
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★P138(69)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1日の読書に費やした時間を計測してください。次に‘その本を離れて自分なりに考えた時間を計測してください。そして、考えたことを実践した時間を計測してください。目安は、読書時間:1に対し、考える時間:5、実践する時間:10です。あくまでもわかりやすい目安にすぎませんが、時間を減らす、という勇気も必要です。これができないうちは、あえて読書書時間を減らすという勇気も必要です。
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★P146(73)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「成功の反対語って何かわかるか?」
新人の社員はこう答えます。
「成功の反対って、言ったら失敗でしよ?」
「違う。成功の反対は、挑戦しないことだ。成功とは失敗という基礎の上に成り立つものだから、成功と失敗は同義語だ」
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★P142(71)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆ノートアウトブット法要約
1 まずはキーワードを書き出し矢印でつなげる
 本を読んでキーワードだと思ったものをノートに書き出す。
4 あとで見返して書き加えていく
 実際にやってみるとわかりますが、ノートに書き込んでから数日経って見返すと、必ず何か違う発想を思いつくものです。それを線や矢印でつないで余自に書き加えます。そしてまた時間が経過して見返して、新たに思いついたことを書き加えます。
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★P194(97)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実務と理論の両輪がかみ合う、というのはこのことをいうのでしょう。おかげで、コンビニ時代に取り組んだことの意味、結果の意味、考え方の意味が体系的に整理され、「WHY-WHAT-HOW」、つまり「なぜ・何を・どのように」という思考のフレームワークに沿って、自分なりの言葉で論理的に説明できるようになりました。
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★P217(115)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ビジネス書を読む人は向上心のある人だ、と一般的には思われていますガ、督かそうとは限りません。向上心というよりも、「ラクして能力が高まる期待をしている人」[今の状態から抜け出す答えが本の中にあると思っている人」「本業を徹底的にやる覚悟ができておらず、読書に逃げている人]が、実はたくさんいるのです。
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ラベル:読書術 速読
posted by 管理人 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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