2012年01月14日

結果を思い描く

■計画を立てる
計画を立てる時には未来から逆算して考えます。
これは、ビジネスマンにとって必須の考え方だと思っています。

つまり、

★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.目的、指針となる価値観
 ・なぜそれをやろうとしているのだろうか?
 ・あえて行う意味・目的は何か?
 ・これ実行したり、判断したりする際の重要な基準は何か?
 ・どのような規範に基づいて行動するのか?
2.ビジョン、目標、望んでいる結果
 ・うまく行った時の結果は、どのようなものか?
 ・どうなっていたら、うまく行ったといえるのか?
 ・達成した時に、自分や関係者がどのような状態にあり、どのような気分になっているのか?
3.ブレインストーミング
 ・これについて考えた時にどんなことが浮かんでくるか?
 ・現在確かな事実は何か?
 ・知っていること、知らないことは何か?
 ・何を考慮しなければならないか?
 ・もう何も思い浮かばないというまで、キーワードを出す
4.整理
 ・構成要素を並び替える。順番、優先順位
5.次に取るべき行動
 ・次に取るべき行動はなにか?
 ・それは誰がやるべきか?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−★


という順番に考えます。

■近未来ほど細かくする
ただ、計画の規模にもよりますが、全部は出ません。
たとえば、ある作業を1ヶ月かけてやるときに、
 ・その作業の完成した状態を思い描く
 ・それが「みちなかば」の状態というのは、どういったものがあるだろうか? おおよその目安は、2週間後。
というものを出します。

そうしたら、その「みちなかば」をゴールとして、またその状態の「みちなかば」を考えます。

そうすると、今度は1週間後の状態がわかるので、ここで出たアイテムを、1日のスケジュールに落とします。

要は遠い未来のことはソレはソレで放っておいて、近い未来のことだけを考えていくわけです。

■2次元で考える
これは、時々紹介してますが、マインドマップというツールが非常に役に立ちます。

マインドマップは、思いついたことをどんどん書いていけるので、あるポイントだけを深めていかずに、あちこち思いつくがままキーワードを出していけます。

★−−−−−−−−−−−−アイディアマップ より−−−−−
脳が「連想」を生み出す方汰には2通りある。 1つ目は「開花型ブルーム)の連想」というもの。これは、すべてのアイデアが中心概念から派生し、その中心概念に関連づけられるというプロセスだ。連想されるアィデアはすべて、中心概念から放射状に広がる形になる。 2つ目は「流れ型(フロー)の連想」と呼ばれるもの。この場合、連想はひとつのアィデアから始まり、そこからまた別のアイデア、さらに別のアイデアへとつながっていく。つまり、意識がひとすじの流れを形作るわけだ。アィデアマップを作るときは、この「開花型」と「流れ型」の連想を組み合わせて使う。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−★


要するに、私達の「考え」というのは、あるキーワードに対して、それを中心にして、幾つものアイディアを出したり、ある特定のアイディアからひとつのアイディアを出し、またそのアイディアから次のアイディアを出して、深堀りしていくような考え方をしたりするということです。
これが同時並行に発生するので、直線的に深堀りしていくようなやり方では、大切なアイディアを取りこぼしてしまう可能性があるわけです。なので、2次元的に考えが広げられるマインドマップというツールが非常に便利なわけです。

■細かく考えすぎない
ただ、スケジュールを考えるときには、遠い未来のことを細かく考えても大して役には立ちません。
今週1週間程度のことは細かく考えて、それ以降のことは、週単位、あるいは月単位に考えれば十分です。

■未来から現在へ
このあたり、計画を立てるのがへたな人は、調整ができてないですね。いきなり、全部を考えようとしたり、「今」をベースに考えようとしたりしていることが一緒にスケジュールを立てているとよくわかります。

計画は、ゴールのイメージ(ビジョン)から考える必要があるんです。
ソレを分解すれば、次に何をすればいいかが、簡単にわかります。

posted by 管理人 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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