どうしてうまくいかないんだろう?
どうしてあんな失敗をしてしまったんだろう?
どうしてワクワクしないんだろう?
どうしてがんばっているのに成果があがらないんだろう?
どうして面白くないんだろう?
こんなこと考えたことありませんか?
私はしょっちゅうです。
でも、これで良い答えが見つかったことがありません。
何かの本で読んだのですが、この質問のまずいところは、「否定形」だからなのだそうです。否定形というのは、ある特定できるもの以外のものを指してしまいます。つまり、対象が広すぎるんです。
そのために、問題点が一点に絞られないから、答えが見つからないのです。
■存在証明と非存在証明
物事というのは、
存在することを証明すること
は非常に簡単で、その存在を発見すればいいです。一方で、
それが存在しないことを証明すること
というのは非常に難しいです。
たとえば、四角いタイヤがあることを証明するためには、四角いタイヤを目の前に持ってくれば、あることは証明できます。一方で、四角いタイヤがないことを証明するためには、世界中のタイヤの形を調べないとわかりません。これは不可能でしょうね。
つまり、否定形で質問すると、問題点が収束しないため、それを考えることができないわけです。
■あるものを考える
何かを考えようとするときには、
どうして××じゃぁないのか?
とかんがえるのではなく、存在するものを考えないと答えは見つかりません。
どうやったら××の状態になるのか?
と質問すれば、あなたやあなたの無意識は、自分の経験に基づいてその答えを探しだそうとします。
考えるためには、答えが存在する質問をすれば、答えは発見できます。
■どうしたら
どうしたらうまくいくんだろう?
どうしたらワクワクするんだろう?
どうしたら成果があがるんだろう?
どうしたら面白くなるんだろう?
こんなふうに
「どうしたら」
で始まる肯定形疑問文にすれば、とたんに、あなたの頭は答えを探し始めるのです。
■ひらめいたらすぐにやってみる
そして、アタナの頭の中で浮かんだひらめきを、どんな荒唐無稽なものであっても、書き留めてください。
今度は、それに対して、
どうしたら、××ができるんだろう?
と考えてください。これは絶対無理と一瞬ではんんだんしないでください。その判断はあなたの心理的な拒否感が含まれた判断です。
本当は簡単にやれる方法があるんです。ただ、気持ち的にそれを拒否している部分があると、それを拒否してしまうんです。
だから、とにかくやれる方法を考えてみる。どうしても思いつかなければ、それまで。やれる方法というのは、
次にどのような行動をとったらいいか。
これだけを考えます。その先のことはまたその先に考えるようにします。
これで、あなたの心のバリアを突破できます。