■ねぎま式読書ノート
本を読んだら、気になったところに付箋をはります(これは、マーカでもいいですが、マーカは本を閉じると見えなくなっちゃうので、あまりおすすめではないです)。
この付箋を貼ったところ(フレーズ)をノートに書き出します。私の場合、ノートに書いたり、自分宛のメールに書いたり、いろいろですが…。
で、どうしてそれが気になったか。感想を書いていくわけです。
このき、引用と感想がパッと見てわかりやすいようになっていないと、後で見返せません。
私はノートでは
本の引用(要約含む)は 青色
感想 黒色
自分が今後やりたいと思う行動 赤色
でかきます。メールに書くときには
引用 ★−−−−−−−−−−−−−−−−
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感想 ・
アクション ■
のようにしてます。
これを
引用
感想
引用
感想
:
のように書いていくのです。
引用と感想が交互に出てくるから、「ねぎま式読書ノート」。
感想は、その本文に関係あることでも、全く無いことでも何でも。
その本文を読んでいるときにふと思ったことをどんどん書いていきます。
大事なのは、自分が何を思った方であって、本文はそれの鳥が煮過ぎません。だから、本の抜書は割合いい加減です。
■ねぎまノートの実例
たとえば、こんなふうに書いてます。
★P27(16)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
インストール・リーディングでは、次の五段階に分けて考えます。
1.探す … ハズレやムダを減らす効果的な「情報収集」
2.買う … 書店やネットを使った「効率的な本選ぴ」
3.読む … 「読書ノートへの引用箇所」を探しながらリーディング
4.記録する… 重要な箇所だけにフオーカスして「読書ノート」を書く
5.活用する… 読書ノートを、あとで参照できるように「索引化」する
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・へー。
・そういえば、日誌を読み返すときにポイントを見つけにくいなぁ。Wordとかで書いたら、文字修飾を使って書くから見やすいだろうか?
・でも、Grepがかけられないからダメだろうな…
なんていう具合。全く脈絡が無いことを書いているみたいですが、一応、「記録する」→「日誌」と発想したのではないかと…
■読書感想文
もちろん、本全体の感想文も書きます。ただ、本全体はあくまでもその本を読んで考えたことであって、ある程度関連性は深い文章が書いてありますが、ねぎま式の部分は脈絡があろうとなかろうととにかく思いついたことを書いていきます。
これは、多分その本文に書いてあったことで、自分がなにか心配していることがインスパイアされたものなので、こちらの発想のほうが、自分の現実の課題に即したものである可能性が高いからです。
その思いついたことについて、考えを流してしまうのではなく、それについて、「なぜ気になったんだろう」ということを考えながら、文章に書き出していくと、考えを深めていくことができます。
■アクションを書く
このねぎま式の中には、アクションを書いていきます。
特に、その部分を読んで、「そうだ××をしよう!」と思って、××だけを残しておくと、あとで、「なんでこんなつまらないことをやろうと思ったんだろう」と冷めてしまった時に、その本の引用部分を読み返して熱い思いを呼び戻すことができます。
■咀嚼する
抜き書きはかなり手間がかかります。けれど、一度くらいは試しにやってみてください。やってみない限りこの感覚はわからないと思いますが、その時の感情もセットで記憶に残ります。
「要約でいいのではないか」という方もあるでしょうけど、実際にやってみるとわかりますが、要約は結構頭を使います。これがだんだん苦痛になるんです。「ただ、文をそのまま書き写しているだけ」というような単純な作業のほうが簡単なんです。
そんなことに力を使うくらいなら、その後の自分の考えに力を使ってください。また、要約すると、自分の筆力によって、本文の内容が曲がってしまいます。あとで読み返した時に、筆者の筆力によって感じた感情が再び浮き出てこないのです。
■書き写しのコツ
書き写しをするときには、
本から手を離しても閉じないようにする
なるべく長い文章を書き写す
の2点に気をつけて下さい。
なるべく長い文章を書き写すのは、目の移動を最小限に抑えることと、その文章を意味のある塊として頭に入れるためです。もちろん、すぐに忘れちゃいますけど…。
書き写すという行為は、ある程度記憶や体に摺りこみをしているということになります。このときに、意味のある塊として扱わないと意味不明なものを覚えようとすることになり、折角の刷り込みが無意味になっちゃいます。
本を閉じないためのツールをちょっと紹介します。
◆目玉クリップ
まぁ大きなクリップです。これで本をはさむと本が閉じません。
なんだかわからない人はググって見てください。
◆ブックスタンド
これも本を閉じなくするのにすごく便利なシロモノです。
私は百均で買ってきた透明なアクリル樹脂のブックスタンド(ブックエンドではなく、ある一定の間隔で仕切り板が立っているもの)を使います。これに本を開いた状態で、仕切り板の間に挟んでやると本が閉じません。