2012年03月16日

仕事に活かすマインドマップ

本日は、ビジネス書の紹介です。

仕事に活かす! マインドマップ (PHPビジネス新書)
仕事に活かす! マインドマップ (PHPビジネス新書)
  主藤 孝司

■■要約
◎課題
マインドマップは非常に強力なツールであるが、その書き方にはいろいろなルールがあり、これがそのツールを習得するのに障害になっている。

◎解決策
マインドマップのルールを無視して、そのエッセンスだけを取り込むことによって、100点の使い方ではないかもしれないが十分に仕事に役立つツールになる。


◎目次
第0章 マインドマップとは何か
第1章 マインドマップのルールなんて気にするな
第2章 「目的」と「目標」の違いを知ることは、マインドマップ
    習得にとって不可欠
第3章 「情報加速化社会」におけるマインドマップ「6つの使い方」
第4章 シーン別・マインドマップ活用術
第5章 あらゆる場面に生かせるマインドマップ

◎キーワード・キーフレーズ
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世の中のマインドマップは実はすべて次の4つに分類
される。
 作品型−作者が自己満足のために美しく書くマインドマップ
 商品型−マインドマップ自体が商品であるもの。レポートや
     報告書。対価をもらってかかれたものである。
 評価型−検定や認定のためのマインドマップ。その書き方など
     を人から評価してもらうためのもの。
 手段型−目的を達成するための手段として書かれたマインド
     マップ。マインドマップは結果を出すためのツール
     として使用される
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おもに本書では、この「手段型」のマインドマップを紹介する。
あくまでも手段なので、頭の中が整理されたり、新しいアイディアが出たりすればよく、それがルールにのっとっているかどうかは問題にしない。

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目的のためにマインドマップを使う、ルールの逸脱
1. イラストをサボろう
2. 単語にこだわらない
3. 道具にこだわらない
4. 勝手な工夫を加える
5. どこにでも書き足す
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目的のためなら、別にその手段であるマインドマップのルールは無視してもかまわない。あるいはそこまで知る必要はない。

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6つの使い方
1.情報整理ツールとしてのマインドマップ
2.環境分析ツールとしてのマインドマップ
3.自己分析ツールとしてのマインドマップ
4.目的・目標達成ツールとしてのマインドマップ
5.アイディア創出ツールとしてのマインドマップ
6.情報選択ツールとしてのマインドマップ
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1〜4は全体を把握するための整理にマインドマップを使うものであり、5〜6はマインドマップから意思決定をするためのものである。
これらを使って情報を整理したり、自分の意思を見極めたりしながらマインドマップを有効に使うべきで、書き方にこだわる必要はない。


◎著者
主藤孝司
経営出版研究の第一人者。 創業10年以内の若手経営者を専門とする経営コンサルタント。 起業家大学にて、延べ1000名以上の起業家、経営者に直接指導、アドバイスしてきた起業家養成の専門家でもある。企画、プロデュースする起業家大学のオーディオゼミナールや書籍にて取り上げた企業がその後上場を果たした数は既に8社を越える。


■■評価
◎総合評価
マインドマップを、思考、情報整理の道具としてみたときに、本来のルールにこだわって、そこに時間を書けるよりもより早く目的を達成したほうが、道具としての意味がある、と本書は提案しています。
そのためにどういった点を省略して良いのか、あるいは、その道具が「ほぼ100%」の目標を達成できるのかについて、経営コンサルタントが実際に使用している視点から解説した本です。
マインドマップの本来の力をフルに発揮するためには、プザンの提唱するような正しい使い方をするべきですが、ちょっとしたことをするためだけに、カラーのサインペンや大きな画用紙を用意する必要はないのでしょう。広告の裏や小さなノートであっても、あるいはボールペン1本で、マインドマップの性能を発揮することができる、と本書には書いてあります。

この本は、ルールよりもビジネスの成果にこだわったマインドマップの使い方を公開してくれる一冊。
マインドマップを使ってみたくてもなかなか手出しできなかった初心者はもちろん、すでに使っている人にとっても目からウロコの内容です。

私もこの本を読んでから、肩の力を抜いて、マインドマップをかけるようになりました。

同じような本で「ザ・アイディアマップ」という本があります。これもマインドマップをベースにして、それを簡略化して書くことによって、マインドマップを作ることを目的とするのではなく、そこで整理したい事項や整理することによるひらめき、成果といったものに焦点を当てています。

◎オススメ
マインドマップの敷居が越えられなかった人。あるいは正しいマインドマップを習得して上で、それをよりビジネスの成果に結び付けたいと思っているビジネスマンにお勧めです。

◎コメント
ちょっと余談(目的・目標論やマインドマップとの相違など)が多いものの、その使い方としては、自分の使い方にほぼ近いかと思いきや、書いているマインドマップは、かなり本物に近く、見栄えの良い物に出来上がっています。
サンプルとして示されているマインドマップは、確かに少ないが絵も挿入されており、自分から見ると十分にマインドマップの要素を満たしているように見えます。簡単に書いていいと言いながら、著者の作っているマインドマップはかなり本格的なものだったので、ちょっと「えっ?」と思ってしまいました。

ただ、コンセプトは非常にシンプルで、わかりやすいです。
そして、マインドマップをツールとしてみた時に、そのルールを逸脱することは何ら問題がない、ということには非常に共感を覚えます。



■■キーポイント

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本当にすべきことは(中略)「独創的なアウトプット」である。今という時代には(中略)上司も思いつかなかったような独創的な発想ができる人材が求められるのである。
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時間投資効果を考えても、マインドマップ作成に多くの時間を割くわけにはいかない。そんな私が、最初にさぼってしまうのはイラストである。私は常冷、この「絵」を描くということが、マインドマップを使う上で非常に大きな障害になっていると感じている。マインドマップの正式なルールでは、真ん中のテーマについてはイラストで描くことが推奨されている。だが、絵にはどうしても上手い下手がある。
その結果、自分の絵が下手だと思っている人は(本当に下手なのかどうかは別として)いつまでたっても「マインドマップがうまくかけない」という思いにとらわれてしまうのだ。
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私が勝手に工夫しているのは、真ん中のメインテーマのところに、そのマインドマップを作成した日付や場所を書きとめておくことだ。
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まず、あなたが考えた問題の本質をメインテーマとして紙の中央に置き、その関連事項をメインブランチにして、そこからさらにブランチを伸ばしていこう。かいているうちに、あるメインブランチの島だけが、大きく膨らんでいったとする。
だとすると、もしかしたら問題の本質はそこにあるのかもしれない。そこで今度は、そのメインブランチの単語を中央のメインテーマに持ってきて、新たにマインドマップを起こしてみる。
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posted by 管理人 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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