2012年03月20日

実績と昇進

実績と昇進の関係に関しては、組織的な調査が行われることがよくあり、(ネットでは見つけられませんが)学会報告などを調べれば割と簡単にわかります。

単純に言えば、実績と昇進に相関関係は有りません

海外の企業は知りませんが、ほとんどの場合、昇進するためには次の条件が必要です。

 ・ポストがあること
 ・そのポストに推薦してくれる人がいること

この2つだけです。

つまり、あなたの仕事ぶりや目標達成度は人事制度上は評価ランクはつきますが、それに基づいて昇進するということは無いです。
ただし、昇進するにあたって、昇格条件となることはあります。

たとえば、ある課の課長のポストが何らかの理由で空いたとしましょう。誰が課長に昇進すると思いますか?
その課でトップのセールス実績を上げている人でしょうか?

おそらく違うでしょう。
多分ポストのすぐ下の人です。すぐ下の人が複数人いると、上級管理職の一声です。

逆に、ポストに空きがなくならなければ、どれだけ実績を上げても昇進はできません。

つまり、ポストが空いていて(空く可能性があって)、そのポストの上司に当たる人が自分を推薦してくれる可能性のある部署にいなければ、昇進はできないということです。

■移籍する
移籍するというのは結構難しいものです。
 ・仕事が変わる
 ・職場の人間関係が変わる
ということを意味します。

しかしながら、昇進したいと考えるなら、上記のように、昇進できる条件の整った部門に移籍するべきです。

誰しも、その会社の花形部門に行きたいと考えるでしょう。花形部門は基本給もボーナスも高くなるので、みんな行きたいのです。
でもそこは過当競争の場です。そこで狙い目はそれ以外の部門。

 ・自分のすぐ上の職位が空きそうであること
 ・現在のその職位の人、あるいはその上の人とある程度の面識があること

を探します。
「空きそうである」というのは、例えばその職位の人の滞留年数が長い(あまり長すぎてはいけない)、または定年退職が近いなどの条件です。

■あまりにも高い実績はマイナスになる
現在の部署で、突出した実績を持っているというのは、上司が移籍を認めてくれない原因になります。つまり、上司には代替可能な部下であると認識される必要があります。

特にまずいのが、管理職に上がる場面で、特定の業務にだけ突出した結果を残すこと。つまり、現在の仕事であればいいが、管理職は総合マネージメントが求められるので、仕事上の得手・不得手があると思われると不利です。

具体的に言えば、特定の業務の分野では、その部門でNo.2またはNo.3くらいの位置にいて、メンバーを引っ張るような業務をそつなくこなしている。こんな状態が昇進するためのポイントです。

■接触回数を増やす
上司(移動予定先の上司も)は、ありていに言ってしまえば、あなたやあなたの仕事ぶりには興味がありません。したがって、何かのポストが空いた時に、誰をそのポストにつけるかは、あなたの仕事ぶりがたとえ素晴らしいものでも、相応には認めてくれないものと思ったほうがいいです。

いざその時になって、そのポストを提示されるためには、単純に接触回数を増やして、ポストの新しい担当者を決める瞬間に、最初に名前を思い出してもらえるようにする事が必要です。

これは心理学上も証明されているそうですが、接触回数が多ければ多いほど、人間は相手に対して一定の愛着を持つようになります。
だから、事あるごとに相談に行ったり、進捗報告をしたりするようにします。
ただし、鬱陶しいと思われない程度が必要なので、あくまでもターゲット(上司、又は上司の上司)に応じて対応タイミングを考える必要があります。

■誘われたら断ってはいけない
「自分の部署に来ないか」と誘われた経験はどの程度あるでしょうか。もしそれがない人は他部門の上司(自分より職位が上の人)に対する露出度が足りません。

同僚や同じ職位の人と付き合うのも大切ですが、あなたが昇進したいと思っているなら、優先するべきは自分より上の職位の人。
その人達に対して自分の露出度を高めて、名前を覚えてもらうことです。

例えば、何らかの技術発表会などでは積極的に自分がプレゼンターをするとか、部門間の交渉ごとの時には必ず自分が顔を出すなどして、でしゃばり過ぎない程度に発言をしましょう。

そうすれば、この部門にこういう奴がいると覚えてもらえます。

そして、もし、「自分の部署に来ないか」と誘われたら、即答してください。

  「はい、よろしくお願いします。」
  
迷ってはいけません。
自分が誘ったものであれば、当然その上司はあなたを大切にしてくれます。もちろん、期待する成果が出せなければ、失望に変わるだけですが。

ラベル:実績 昇進 評価
posted by 管理人 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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