■4月に目立つ
人間は相手を一度ある判断をしてしまうと、それ以外の行動も同じように判断してしまう傾向があるそうです。
つまり、「こいつはなかなかやるな」と一度思ってしまうと、そのほかの何でもない行動も「なかなかやる」という判断に基づいていい方向に判断してしまうものです。
色眼鏡で見られるようになる
ということです。
そのためにはスタートダッシュが大切。
■期待をかけられる
ある学校で、「成績がいい」グループと「成績が悪い」といわれたグループをつくり、半年後の成績を比べてみたら、「成績がいい」といわれたグループは伸びていたのに対して、「成績が悪い」といわれたグループは本当に悪くなっていたそうです。最初のグループ分けは実は全く無作為に選ばれたのに。
ここで言えることは、教師から期待をかけられると、人間というのは自然に伸びていくもの、ということです。
会社でも同じで、「お、今年はやる気になってるな」と上司から思われれば、自然に上司の態度に期待が現れます。それが、自分に返ってきて、自分は自然に頑張れるようになります。
自分の仕事について、相手(上司や同僚)から期待を持たれるようにする。これが、自分が伸びていくためのコツです。
■竜頭
「竜頭蛇尾」という言葉がありますよね。
最初は勢いがよくてすごいけど、最終的には「ショボくなる」。
蛇尾になるかどうかは、実際にやってみないとわかりませんが、竜頭であれば、相手は「しっぽも竜になる」と思ってくれる確率が高くなります。
とくに上司は、あなたの成績は「自分の成績の一部」ですので、やりそうなやつには一生懸命応援します。上司が支援してくれれば、いい成績を収める確率は自然上がります。
■ウサギになる
ウサギとカメの競争の寓話では、のろのろでも同じペースで歩き続けたカメが勝者になりますが、カメになろうとしてはいけません。
スタートダッシュで他人の追随を許さなければ、他人は戦意を失うでしょうし、圧勝の確率は高くなります。
よく人生はマラソンに例えられると思いますが、10キロ地点でトップグループにいない人が優勝する確率なんてほとんどないんです。
優勝するためには、最初からトップグループにいて、可能ならスタートダッシュで圧倒的な差をつけるのが、楽に優勝するコツです。