以前の記事でenthumbleというソフトを紹介しました。
このソフトは、常駐して「無変換」キーとアルファベットキーを同時に押すことで、別のキーにすり替えてくれるソフトです。
素の状態では、カーソルキーしか定義されていないのですが、定義ファイルで好き勝手にキーの変更ができます。
これの改定をしましたので、ちょっと紹介します。
■Appキー
キーボードを見るとわかるのですが、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)を出す「カタカナ/ひらがな」キーの横にあるキーです。
Windowsを扱っていると、マウスで右クリックする場面が少なからずあるのですが、いちいちマウスに持ち替えなくても、このAppキーを押すと右クリックメニュー(コンテキストメニュー)を出すことができます。
ところが、このキーが押しにくい
押すときには、右手の薬指で押すことになるのですが、ほとんど素早く、間違えずに押せたことがありません。
で、これを「無変換」+「@」にenthumbleで定義しなおしました。
■ファンクションキー
前回紹介したときには、qwertyuiopのキー(キーボードの第2列のキーです)に数字を割り当ててましたが、実際にやってみると使う頻度があまり高くない。
逆に、エディタやファイラーなどではファンクションキーをよく使うため、これに置き換えました。
■キーの名称
Appキーを定義するときに非常に困ったことがわかりました。
なんという名前でキーを登録していいか、わからないのです。
色々調べた結果AppsKeyという名前で登録してやれば、有効になるという事がわかりました。
以下全ては試していませんが、こんな定義みたいです。
※同梱のkeyList.txtに書いてないものを中心に。
日本語系
vkF3sc029 全角
vkF4sc029 半角
vk1Csc079 変換
vk1Dsc07B 無変換
特殊キー
AppsKey コンテキストキー
PrintScreen
Pause
Break
CtrlBreak
CapsLock
ScrollLock
NumLock
テンキー
NumpadDot テンキーの「.」
NumpadDel
NumpadIns
NumpadClear
NumpadUp
NumpadUp
NumpadDown
NumpadLeft
NumpadRight
NumpadHome
NumpadEnd
NumpadPgUp
NumpadPgDn
NumpadDiv
NumpadMult
NumpadAdd
NumpadSub
NumpadEnter
マウス
LButton
RButton
MButton
XButton1 拡張ボタン1 (戻る) WinXP以降
XButton2 拡張ボタン1 (進む) WinXP以降
WheelDown ホイール↓
WheelUp ホイール↑
WheelLeft チルト左 Vista以降
WheelRight チルト右 Vista以降
★注記:
全部は確認してません。間違いがあればご指摘ください。
■連続キー入力
以前enthumbleを紹介した時に、ブログの読者さんから、「連続キー入力ができる」と教えて頂きました。こんなふう。
F1={vkF2sc070B}asa
※同梱のKeyList.txtに書いてありました…。
そこで、早速ランチャーのように、
「Win」+「R」キーを押して、uwsc.exeを起動する
というキーカスタマイズをしてみたのですが、これができたりできなかったり。どうやら、単に連続してキーコードを放り込んでいるだけで、プログラムが(ここでは「ファイル名を指定して実行」のダイアログ)立ち上がるまで待ってくれないみたいなんです。
で、ちょっとウエイトを入れるために、途中に無意味な{ctrl up}{ctrl dn}とか入れてみたのですが、ほとんど効果がなく、やっぱりできたりできなかったり。
で、ついに、断念。
ウエイトを入れる機能があるといいなぁ…。
■新キー定義
もし、私の定義が気に入ったら、下記をコピペして使ってください。
★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[HowToUse]
Check=http://www.enthumble.com/keylist
Name=enthumble version 2.7
[KEY]
Space={Enter}
Muhenkan={vk1Dsc07B}
Henkan={vk1Csc079}
Hiragana={}
F1={}
F2={}
F3={}
F4={}
F5={}
F6={}
F7={}
F8={}
F9={}
F10={Volume_Mute}
F11={Volume_Down}{Volume_Down}
F12={Volume_Up}{Volume_Up}
F23={}
F24={}
1={}
2={}
3={}
4={}
5={}
6={}
7={}
8={}
9={}
0={}
-={F11}
Hat={F12}
\={}
Q={F1}
W={F2}
E={F3}
R={F4}
T={F5}
Y={F6}
U={F7}
I={F8}
O={F9}
P={F10}
@={AppsKey}
LB={}
A=^a
S=^s
D=^d
F=^f
G={END}
B={HOME}
H={left}
J={down}
K={up}
L={right}
Semicolon={PgUp}
:={ctrl down}{TAB}{ctrl up}
RB={ESC}
Z=^z
X=^x
C=^c
V=^v
N={Backspace}
M={Delete}
,={TAB}
.={alt down}{F4}{alt up}
/={PgDn}
Backslash={ctrl down}{F4}{ctrl up}
Up={}
Down={}
Left={}
Right={}
LButton={ctrl down}{PgUp}{ctrl up}
MButton={MButton}
RButton={ctrl down}{PgDn}{ctrl up}
WheelUp={}
UWheeDown={}
PageUp={}
PageDown={}
Home={}
End={}
Delete={}
Bacspace={}
Enter={Enter}
Escape={}
Hankaku={}
Tab=^{TAB}
Capslock={}
Lwin={}
Rwin={}
Insert={}
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いつもお使いいただき、ありがとうございます。
enthumbleのウェイト機能ですよね。
機能搭載はカンタンなんですが、
いままでのキーリストの書き方を変える必要があったんですね。
そんな中,管理人様の{ctrl up}を入れるアイデアを見てひらめきました。
おっしゃるとおり"若干"のウェイトがかかると思います!
{ctrl up}を複数入れると良いと考えました。
こんな書き方はどうでしょうか。
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■無変換+F1: コマンドライン立ち上げ
ファイル名を指定して実行(win+R)→cmd→Enter
F1=#r{ctrl up}{ctrl up}{ctrl up}{ctrl up}{ctrl up}{ctrl up}cmd{enter}
*最初のrは,必ず小文字にしてください
-------------
私の環境ではこれでうまく動作しました。
PCのスピードによっては{ctrl up}の数を調整すると良いと思います。
どうもありがとうございます。すごく便利なソフトで、非常に感謝をしております。
{ctrl up}{ctrl dn}の追加ですが、どうも動作が不安定なのですよ。
ソフトが不安定というのではなく、タイミング的に間に合ったり、間に合わなかったりして、希望通りの動作をしたり、しなかったりという状態です。
恐らく、そのときのWindowsの状態(忙しさかげん)に依存しているような…。
ということで、残念ながら今は別のソフト(uwsc)で実現してます。
もし気が向かれるようでしたら、そのうち対応リストにでも加えておいてくださると嬉しいです。
その節はenthumbleを教えていただきありがとう御座いました。
もうenthumbleなしでは生きて行けない体になってしまいました笑)
上記の問題ですが(現在は別のソフトで実現しているとのことですが)
「ファイル名を指定して実行」のダイアログと文字入力のタイミングを
調節する方法として
F1=#r[][][][][][][]cmd{enter}
※[]=半角スペース
※スペースの数は適時調節
のように半角スペースで埋めるのはどうでしょうか?
あまりスマートではありませんが、プログラム名の頭に半角スペースを
入力しても動作において無害なのでうまい具合にタイミングを合わせる
ことができるのではないかと思います。
追伸
今後も記事の更新を楽しみにしています。
やってみたら(とりあえず1日様子を見ただけですが)、確かに動きました。
100%うまくいきます。
どうもありがとうございました。
おそらく半角スペースは1〜2個あれば十分ラグを埋めることができるのではないかと思います。
米欄の F1=#r が便利すぎますw早速登録しました。
これからもお役立ち情報を楽しみにしています。