「机の上を綺麗にして帰る」
ん〜。会社員の鏡ですね。
■仕事は完成させてはいけない
当然、締切日なのにやらずに帰るというのは論外ですが、できたら90%くらいの出来の状態で、一旦仕事を中断するのが、仕事の品質を上げるコツです。
特にいいのが一晩寝かせるというやつ。
多くの場合、私は本当の締め切り2日前にマイ締め切りを設けてます。そうすると、翌日もう一度見直す機会ができるわけです。
これのメリットは3つあります。
◆翌朝直ぐに仕事モードに入れる
あさきた時に、あとちょっとの仕事なので、とりかかるのが非常に楽です。あと20分かければできそうであれば、心理的障壁が少ないんです。
前日の続きですので、アタマがすぐに立上てくれます。
◆ミスを発見しやすい
プレゼン資料や図面、プログラムなどを作った時には、非常に思い込みが強く出るので、わかったつもりになって書いてます。ところが、一旦頭を冷やす時間を設けると、他人になった自分が、その作ったものをもう一度読み返すことになります。
疲れきったアタマで一生懸命考えても無駄です。
朝気持ちよく冴えたアタマで、昨日の自分の仕事の評価をしながら、最後の仕上げをしましょう。
そうするとミスが見つかりますし、熱くなった頭で考えるより冷静に見られます。
◆気持よくスタートする
朝、ちょっとのことで、ひと仕事完成すると気持ちがいいです。そうすると1日が気持ちよくスタートします。朝の助走にはもってこいのちょっとした仕事です。
■広げた書類をフリーズして帰る
当然、夜帰るときには翌朝すぐに取り掛かれるように、必要な資料は開きっぱなしで帰ります。
ただ、さすがに机の上を乱雑にして帰るのは、ちょっと後輩の手前もあり、格好が悪いです。
特に自分が上司と呼ばれる立場になってからは、部下を整理整頓が行き届いてないとしかる立場になったので、余計に気を使います。
◆センター引出し
その広げたままの状態を維持してくれるのが事務机のセンター引出し。あの薄くて横に広いやつです。
センター引出しは、左右・奥行きもたっぷりあるのに、日報や出金伝票、上記くらいしか入っていないという方も多いのではないでしょうか。
これを最後に開いた資料など、机の状態をそのままのいちで下に移動します。その仕事に使うペンなども一緒に入れてしまいます。
こうしておけば、机の上は綺麗サッパリ。何も残りません。
翌朝、センター引出しからもう一度資料やペンなどがすぐに使える状態で出てきますので、これを平行移動してさっさと仕事を始めます。
そうすると、一瞬にして昨日の終わりの状態に戻ります。
片付ける、探しだすといった作業もなくいきなり仕事モードに入れます。
◆休止モード
パソコンだけで仕事が進むという場合(私は殆どの場合こちらですが)には、休止モードを利用します。
私のノートPCだと、FN+F10キーの一発でパソコンは休止モードに入ります。立ち上げればそこは昨夜のまま。
これで、やりかけの仕事の資料は全部準備ができた状態になるわけです。
■朝のスタートが1日を決める
朝の出だしというのは案外重要で、朝一番の仕事をいかに気持ちよく進めるかというのが、1日の気分を左右する場合があります。
朝夫婦ゲンカをして出勤してくると、1日気分が悪いですが、みんなが出勤してきた頃に、ひと仕事片付いていると、結構気持ちよく1日過ごせます。