■リーダとして成果を出すには
リーダとして成果を出すためには、メンバーをうまく使うこと。
そのためには、
優先順位をつける力
問題を発見する力
問題を分析する力
意思決定する力
生産性を上げる力
トラブルに対応する力
時間内にアウトプットを出す力
課題を解決する力
見えないものを見通す力
組織を活用する力
戦略的に考える力
困難な課題を克服する力
が必要です。
特にインバスケットで問われているのは、上記の力を「
少ない情報を元にして、短い時間で、反射的に、より良い答えを出すこと」です。
以上、ここまでの説明は、下記の書籍の丸写しです。
■インバスケットをやってみて
インバスケットをやってみて、個人的には非常に楽しかったです。
もちろん、時間制限はありますし、集中して、少ない文章から情報を必死に取り出そうとするので、2時間が終わると、もうヘトヘトです。
さすがに実生活でこれほど次から次へと問題が起きることはありませんしね。
ただ、急に元気になるほどトラブルが好きなのか、場馴れして、ある程度適切に判断できるようになったからなのかわかりませんが、心地よい疲れ、といった感じです。
結果ですか?
解いた問題の8割くらいは正解(最もいい選択肢)でした。
何人かのチームを率いる立場になったら、是非受けてみると面白いと思いますよ。
■最も大切だと思ったこと
私がリーダとして活動するようになって、さらに管理職になって、管理職を管理する立場になってと、徐々に立場が上になるに従って、重要度を増したのは
判断することです。最終的にGo/NoGoを決める立場になってくるわけです。
もちろん、一般職、メンバーであっても、狭い範囲ながら
判断はしています。
それが、徐々に判断の結果が及ぼす範囲が大きくなるだけのことです。
何かの判断をするときには、一定のテンプレートが必要です。
これを無意識にやっている人もいますが、私は意識的にやるようにしてます。以下のように項目を揃えて(ちょっとでも時間があるようなら書きだして)、その結果を記録するようにしてます。
事実はなにか
実際に起きていることは何か
仮定、推定であることは何か
利害関係者は誰か
判断によって影響を受ける人
損になる人、得になる人(判断結果によりますが)
軸は何か(会社のポリシーや、自分のポリシーに照らしてみる)
時間的猶予はどれだけか
すぐに判断しないといけないのか
あとでもいいのか
結論を出す目的は?
なぜ判断しなければいけないのか
判断・決断しないという選択肢はあるか
他の方法
少なくとも目的に沿った手段として3つ以上方法を考えたか
なぜ、それが最適か
その決断をした時のリスク
人間関係への影響
業務成果への影響
これだけのことを、書き出します。
その場でかけなければ、あとでも必ずノートに書き出します。
これをやり始めたおかげで、判断軸がぶれず、適正な答えが導き出されるようになったと思います。あとで、「なんでこんなことをしたんだ?」と誰かから言われた時に、ちゃんと答えられるようになりましたので。
※この問題と回答は 究極の判断力を身につけるインバスケット思考
究極の判断力を身につけるインバスケット思考

究極の判断力を身につけるインバスケット思考
から引用しました。
から引用しました。
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