給料って何によって決まってるかご存知でしょうか?
あなたの上げた成果でしょうか?
多くのサラリーマンの方であれば、恐らくご存知ですよね。
成果では給料は決まりません
あなたが営業マンだとして、年間10億の売上を出したからといって、給料が1億になるわけではありません。多くの会社のばあい
勤続年数比例給与+等級給与+業績連動給与+各種手当
でおおよそ決まっているのではないでしょうか。
あなたの能力に応じた部分というのは、「等級給与」の部分で、能力が高いと評価されれば、社員等級が上がり、それによって給料が上がっていく仕組みです。
もちろん、タクシーの運転手のように、歩合給が認められている場合もあるでしょうけど、多く人の場合は、社員等級で決まっているとおもいます。
■給料が高くなるには
で、この等級給与の額面は企業規模にほぼ比例するそうです。
つまり、企業規模が大きいほど給与が高い、というわけ。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2011/dl/kigyou.pdf
を見ると一目瞭然ですね。
とくに、男性場合が格差がすごい。
要するに、企業規模が大きな会社に就職することが、給料を高くするコツ。
どんなに成果を上げたとしても、所詮会社規模によって給料の上限は決まってしまっているのです。
■就職活動をしている大学生は
もし、あなたが就職活動をしている大学生であれば、
やりたい仕事をする
なんて考えずに、
規模の大きな会社に入る
ことを目指したほうが、最終的にはオトクです。
もちろん、給料が安くても、自分のやりたいことをやらせてもらえるならそれでいい、と考えて見えるのであれば止めはしませんが、単純計算してみると
生涯の平均年収 大企業 500万
小企業 300万
⇒35年働いたとして
大企業 17500万
小企業 10500万
その差7000万ですよ?
この先の経済状況を考えると、定年してからの蓄えに差が出るのは当然の結果ですよね。
その上、この統計を見ればわかると思いますが、中小企業は賃金が減っているにもかかわらず、大企業は増えています。どれだけ収益力に差があるかは明らかですね。
もう一つ言えるのは、初任給は殆ど変わらないということです。
これは法律で抑えられているという点もあるのですが、中小企業のほうが初任給を高くして、伸びを抑える傾向にあるという点も考えておいたほうがいいです。つまり、そのほうが学生にとって魅力的に見えるからです。
■すでに社会人にとって
まず、転職というのが考えられますが、転職先が今より規模が小さいのであれば、やめたほうがいいです。もちろん、実力があって、最終的にはその会社の経営に参加するくらいになれそうなら、オトクかもしれませんが、そうでなければ、まず損にしかなりません。
倒産の可能性も高くなります。
また、企業年金は勤続年数によって計算されることがほとんどなので、20代前半の転職ならまだしも、30代になってからの転職では、年金額は相当変わってきます。
要はその場は良くても、あとになって効いてくる、みたいな。
■就職するなら
就職するなら
公務員 > 大企業 > 中小企業 > 派遣 > アルバイト・パート
です。
若い時は一時的には、アルバイトの方がたくさんお金がもらえる場合も少なからずありますが、最終的には、ものすごい差ができます。
狙いは、大企業でかつコンシューマ製品を出していない会社。案外人気が低いです。
もちろん、競争はありますが。
■就職してしまったら
もし、いま中クラスの会社に務めているなら、やめてはいけない。
それよりも、仕事の時間を少なくして、
内職をしましょう
時間術・仕事術を学んで、いかに早く仕事を片付けて、定時で帰り、自宅で内職をすることです。
内職といっても袋張りをするわけではありません。別の収入を得る方法をを考えることです。
継続的にお金を生む仕掛けを作る事が出来れば、お金の不足を補うことができます。
小企業・零細企業にお勤めであれば、転職も視野に入れたほうがいいかもしれません。
その場合、ウリになる自分のスキルを磨いておく必要があります。
何れにしても、まずは定時で帰れる体制を作ること。
毎日夜10時ころまで残業ではとてもそんなことはできませんから。