■コミュニケーションが悪いって?
よく、プロジェクトの反省会で、
コミュニケーション不足
というのが上がります。
会社の課題について話しあうと、必ず
「部門同士のコミュニケーションが悪い」
という人が出てきます。
私としては、「ふむふむ」とか言いながら、議事録にそう書いていくわけですが、内心は
アホか…
と思ったりしてます。
「コミュニケーションが悪い」というのをどういう状態か定義できますか?
逆に「コミュニケーションがいい」という状態は誰が誰に対して何をしていることでしょうか?
人間なんて、100人いれば100通りのことを考えてます。
極論すれば、1秒前の自分と現在の自分ですら、異なる概念で物を考えてます。
そんな人間が、同じ概念でものを考えるなんていうことはありえません。「お互いに考えていることが違ったので、コミュニケーション不足です」などという人は、単に「コミュニケーション」というちょっとカタカナ語を使ってみたかっただけ、と判断してます。
■コミュニケーションを制御する
考えていることが、違っているのが当然
そういう前提にたって、相手に与える情報の質や量を制御することがコミュニケーションだと思ってます。
つまり、
相手がどのような概念を持つかでは制御できません。
どのような情報をどの程度与えるのかだけが制御できる
ということです。
この人にはどの程度の情報を与えるべきか。
どの程度噛み砕いて、情報を伝える必要があるか
によって、会話する時間が異なってきます。
それを予め決めておくと、
「どのようなコミュニケーションが悪かったか」
が個別の事案として判断できます。
それが記録してないと、概念として「コミュニケーション不足」としか言えないので、改善のしようがないわけです。
■だれに、何を話したのかを記録する
会議ではちゃんと議事録を取る人も、立ち話や電話で話したこと、メールに書いたことを記録している人は殆どいません。
相手に伝えた情報を、相手ごとに記録すること
これがコミュニケーションを改善する唯一の方法です。
私は、行動ログを残しているフォルダの下に、相手の名前をつけたテキストファイルを用意してます。
ここになにか話をするたびに、
日付・時刻
プロジェクト
話題の概要
聞いたことの要約
話したことの要約
を書き残してます。
もちろん、あとで言った・言わないの時のためのメモという性格もありますが、ほとんどは、この人にこれだけの情報を伝えた結果、この人の行動がどう変わったかを記録するためのものです。
これは以前、「人物カルテ」として紹介したものの現在の状態(ちょっと発展しました)です。
人物カルテについては、過去ログ
http://sarahin.seesaa.net/article/243482439.html
をご参照ください。
これを書くためには、相手と会話しているときに、
必ず何を話したかをメモする
習慣が必要です。
ただ、これ、1ヶ月もやる続けるとくせになります。
というか、やらないと不安になってきます。
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