本日はビジネス書の紹介。
非常識な成功法則
神田 昌典
ずいぶん古い本ですみません。
先ほどアマゾンを調べたら、中古本しかありませんでしたね。
もし、読んだことのない方は、中古本を入手してでも読んでください。
私のバイブル本の1冊です。
これを機に、私の人生への取り組みが変わったといっても過言ではありません。
夏休みに、ちょっと思い出して読み返してみました。いまでも通用する大切な行動習慣が書いてあります。ただノウハウを収集するだけの人にはまったく効果はありませんが、行動する人には、必ず効果が出る方法でした。
「効果が出る方法でした」と過去形で書きました。
気づきました?
これを実践してきた一環が、今このブログで公開している仕事術です。
で、結果はどうなったかって?
会社では管理職を管理する立場になり、年収は1000万を超え、資産は1億を蓄えられました。
もちろん、全部を実践したわけではありませんし、これだけで勉強したわけでもありませんが、実行すれば絶対にあなたの人生が変わりますよ。
「非常識な」と銘打ってますが、常識的なことしか書いて有りません。
ただ、普通、成功者が語らない(語りたがらない)、成功者になるための本音に近いところが書いてあると思います。
●目次
序章 成功は「悪の感情」から始まる
魔法のランプのこすり方
なぜ成功者のアドバイスは、障害になるのか
お金と心の問題を切り離す
凡人から脱するための2ステップ戦略
第1の習慣 やりたくないことを見つける
成功者が誰にも教えないこと
良い目標と悪い目標
私に30分くれ! 本当の自分に気づくはずだ
「やりたいこと」「やりたくないこと」に決着をつける
さらにミッションを見出す
自分のミッションを見出してみる
なぜ紙に書くと実現するのか?
成金と凡人の会話�@
第2の習慣 自分にかける催眠術
現実をコントロールするか、されるか
眠る前にニタニタする
年収を10倍にするカギ
さらに加速するためには
目標の形式をチェックする-----SMARTの原則
目標を毎晩10個書く
第3の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ
成金と凡人の会話�A
なぜ通常の成功法則は、うまくいかないのか?
あなたのコンピュータの性能をバージョンアップするには?
一瞬にしてスーパーマンになる肩書きの威力
年収10倍のためのセルフイメージ
第4の習慣 非常識的情報獲得術
センスのある人の共通点
カセットテープが奇跡を起こす
究極の勉強法「フォトリーディング」とは?
フォトリーディングは誰にでもできる
ひらめきを得るには順番が大事
「乗らないと損と思える提案」で成功者の扉を開く
クリックされたように世界が変わる
第5の習慣 殿様バッタのセールス
成金と凡人の会話�B
営業マンは、悪女のように集めて、切る
興味のある客に手を挙げさせるには?
今度は、集まった見込み客を見極める
「断る営業」が凡人にとって効率的な理由
自分の客としてふさわしいか、お客を面接する
ふさわしくない客を見分けるには?
顧客リストは真空を嫌う
第6の習慣 お金を溺愛する
お金の習性を知っているか?
お金の匂いを嗅ぐ効能
お金に対する罪悪感はこうして消し去れ!
お金が入る流れを一日も早く作る
お金に嫌われない、お金の使い方
自分が欲しいだけの年収を得る方法
第7の習慣 決断は、思い切らない
成金と凡人の会話�C
成功オタクが成功できないわけ
新しい自分になることを決断するには?
シナリオを作る思考プロセス
タイムマシンに乗って将来と現在の溝を埋める
第8の習慣 成功のダークサイドを知る
私が知らなかったこと
成金と凡人の会話�D
●要約
ビジネス書や成功者の話を聞いていると、綺麗事が非常に多い。
人との縁を大切にすること、感謝すること、与えること
嘘っぱちだとは言わないが、それは成功者だから言えることで、成功者が成功者になる過程にはダークサイドが必要である。だから、これから成功者になろうと思ったら、まずダークサイドを知り、それを活用すること。精神論や綺麗事はその後に自然に出てくるようになる。
成功者になるためには8つの習慣を身につければいい
やりたくないことを見つける
自分にかける催眠術
自分に都合のいい肩書きを持つ
非常識的情報獲得術
殿様バッタのセールス
お金を溺愛する
決断は、思い切らない
成功のダークサイドを知る
これだけで私(著者)は成功者になった。
第1の習慣 やりたくないことを見つける
やりたいことリストとやりたくないことリストを作る
やりたいことリストにはどうしても社会通念みたいなものが入ってしまう。あなたの本当にやりたいことリストはやりたくないことリストを排除したものだ。
第2の習慣 自分にかける催眠術
紙に書きだすというのは多くのビジネス書でも言われている。だけど、書いただけでは実現しない。毎日眺めるて、アファメーションすることだ。
簡単に言えば、毎日それを眺めて、それが達成できた時の自分を想像し、ニタニタすればいい。
第3の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ
自分に肩書きをつけよう。誰にも見せる必要はない。その肩書があなたを変える。
成功した自分を一言で表すとなんになるか。それがセルフイメージである。セルフイメージが変わればあなたの行動は自然に変わる
第4の習慣 非常識的情報獲得術
スキマ時間にカセットテープでいろんな人のインタビューを聞こう。いつでもそれを聞いていると、それが自然に頭に入ってきて、セルフイメージを作る。
フォトリーディングという技術は、単に本を読むことではなく、本をイメージとして右脳で捉えて、それをあとで左脳で論理に再構成することだ。同じ事は、音を聞くことでも出来る。
ひらめきというのは会議の中では出ない。ある質問に対して、自分の知識とその質問が融合するまでには時間がかかるからだ。
成功者になるためには成功者のいるグループに入ることだ。否定的な発言ばかりを繰り返すグループにいれば、「できないこと」が先にたってしまう。
人生を次のステージに持っていくためには、成功している人と交わろう。
成功した人と交わるためには、「あってくれ」だけでは成功した人にメリットがないから、簡単には行かない。相手が断れないような提案をするべきなのだ。
第5の習慣 殿様バッタのセールス
成功するためにはビジネスを起こさないといけない。そのためには、営業が必要になる。
営業は、マーケティングとセールスだ。マーケティングとは優良な顧客を見つけ出すこと。セールスはそれを買ってもらうことだ。
セールスをするときには、殿様商売をしよう。お願いして買ってもらってはいけない。買う黄のないお客をその気にさせるのではなく、買いたいお客にだけ売ることだ。もし、顧客リストからその顧客を外しても、すぐに別の顧客が埋める。顧客リストは真空を嫌うのだ。
第6の習慣 お金を溺愛する
お金を追求することに道徳的嫌悪感(お金が好き=卑しい)を持つ人がいる。そのように教育されてきたといっていい。だが、お金持ちにはその観念はない。お金は溺愛しよう。
「あなたはお金は好きか?」と聞かれれば大概の人は「好き」と答えるだろう。だがそれは、お金で買えるものが好きなのであって、お金自体が好きなのではない。成功者は間違いなく、お金が好きだ。通帳の桁が増えることに無上の喜びを感じる。
お金は、お金の出る流れを絞り、お金の入る流れを作ることだ。
第7の習慣 決断は、思い切らない
大体、本を読んで、実行に移せる人は、10人に1人。9人は評論家であって、何もしない。残念ながら、その人の現実はどう転んでも変わらない。行動だけが現実を変えるからね。逆に、行動する人は、その目標を実現する確率が飛躍的に高まる。
誰が世界を変えるのか?、それはあなただ。それを自覚と言うんだ。
行動に決断はいらない。やるだけでいいのだ。どうすればわからなかったら、未来の自分に聞いてみればいい。
第8の習慣 成功のダークサイドを知る
年収が10倍になったとして、それでは達成できないものがある。
幸福にはなれないのだ。そのとき初めて、ビジネス書で書かれている、友人愛や与えることをすればいい。
●著者
神田 昌典
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■■キーポイント
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「やりたくないこと」「やりたいこと」の明確化。
この作業を、これから先に進む前に、是非、あなたもやって欲しい。なぜならこれは、あなたを、自分のなりたい姿に変えていく上で、極めて大切なプロセスだからね。
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まずは目標設定をするときは、現在形を使うこと。具体的には「私は ○ ○ する」「私は ○ ○ なる」「私は ○ ○ できる」という表現にする。このように現在形で文章を締めくくる。
催眼術をかけるときに、「あなたは眠くなる、眠くなーる」と一びっでしよう。これと同じ。(私は ○ ○ になる」というような表現形式は、脳に対する命令言語だといわれている。
このようにポジテイブな表現を繰り返すことを、英語で「アファメーション」(自己肯定のための暗示)といっている。これは世界レべルのスポーツ選手であれば、必ずやるテクニックである。なぜ自己暗示をかけるかといえば、やるとやらないのでは、記録が大きく異なってくるからだ。
次に、目標を眺めながら、ニタニタするというのが効果的だ。
実は、ニタニタすることによって、視界が広がる。そのことによって、右脳にアクセスできることになり、潜在意識に命令言語をよりインプットしやすくなるのである。ニタニタしながら、想像することを「ビジュアライゼーション」(視覚化)と呼んでいる。アフアメーション、ビジュアライゼーションというと、聞きなれない英語だから、とっつきにくいかも知れない。でも、誰にでも実行できるレべルに徹底的に噛み砕いていくと、「朝晩、紙に書かれた目標を眺め、ニタニタする」だけ。時問にして、一日数分。頭を使う必要もない。
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一 ○ 個書き出した後、とくに重要な目標ひとつに ○ をつける。重要な目標というのは、その目標が実現すると、ほかのすべての目標も実現するというもの。
このよ、つに目標の優先順位を設定することによって、自分のエネルギーを、必要最小限の目標に集中できるようになる。
そして、その絞り込んだ一個の目標について、その目標に今日一歩でも近づくために、いったい、何をしなければならないのか。どんな小さなことでもいいから、とにかくできることを書くのである。どんな小さな行動でもいいから、行動できることを書く。なぜなら、私も含めて多くの人っていうのは、はじめの一歩を踏むのに時間がかかるんだ。そして、その一歩を踏んだら、今度はそれに応じて新たな展開があるから、 2歩目は楽勝なんだ。
「一歩でも近づく行動」が思いつかないなら、思いつかないままでいい。「その答えは、寝ている間に出てくる」と暗示をかけて、眠ればいい。そして翌朝、ノートを開いて、もう一度、自分自身に質問をしてみよう。今日とるべき小さな行動が浮かんでくるケースが増えることに気づくくだろう。
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★P201−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
お金を貯めるコツを告白する場面がある。
「ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水をためているとする。喉が渇いたからって、まだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ?これは最低。なみなみいっばいになるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。いっばいになって、溢れて、垂れてくるゃつを祇めて、ガマンするの」
これは金持ち哲学を凝縮した、名セリフだ。
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