過去の記事で、日誌を書くという効果について何度か触れたことがあります。
今日は私の日誌の書き方を紹介します。
■5行日記
私の日誌の書き方の基礎になったのはこの本『あなたを天才にするスマートノート』。
ここに出てくるのが、この「5行日記」という考え方です。
ノートの1日1見開きページをつかって、
今日の出来事を5つあげる。
ただそれだけの日記の書き方です。ちょっとだけ、書くルールがあります。
・名詞と動詞をつかって完全な文にする
・5つ書く
・ノートの右のページに書く
・嘘は書かない
・毎日続ける
これだけです。
この本を読んで、かなり共感したので、実際に自分でもやって見ることにしました。
■日記→日誌
だんだんやっていると飽きてきました。
そこで、この本に書かれている第2フェーズ、第3フェーズと進んで行きました。
そうすると、安定的に毎日日記が書けるようになって、さらにもっといろんなことがやれるようになったので、ちょっと自分なりにアレンジしてみたのが、まず、日記ではなく「日誌」をつけること。
以前にも紹介しましたが、日記は単なる感想文です。それでは進歩がないと考えて、
・課題は何か?
・どうやったらもっと良くなるか?
・次はどうやるか
を必ず書くようにしました。
つまり、「感じたこと」ではなく「考えたこと」をノートにつけるようにする、ということです。もちろん、感じたこともそのまま記録しますが、かならず、「考える」という作業を入れるようにするようにしました。
さらにノートに書くこと自体をやめました。
あとで探そうと思った時に、検索がしにくいからです。
PCにテキストファイルで記録するようにしました。
実はこれが非常に良かった。
これは私の場合ですが、ノートに書くよりPCでタイプしたほうが圧倒的に早いんです。
私の場合、タイプ速度は10〜15秒で30文字位(かな漢字混じり文です)。アルファベットならだいたいその倍位。でも手書きで書こうとするとこの半分も出ません。
問題は、いつでもどこでも書く、という訳にはいかない事。
これはいくつか対策していて、PCをいつも持ち歩いていない休日などはノートやメモに概略を書くようにして、帰宅後寝る前にPCに書き写してます。
■定型書式
当たり前の話ですが、「活動の品質」を上げるためには、チェックリスト化とルーチン化するのが、常套手段です。そこで、最初に書き込むことの定型書式を作りました。
それが、これから紹介します私の日誌の定型書式です。
この定型書式はClipBorというクリップボード拡張ソフトに登録されていて、無題のテキストファイルを開いて、この定型書式を貼り付けて、毎日の日誌にしてます。
つまり、
・新規テキストファイルを開く
・ClipBorに登録された定型書式を呼び出して、テキストに貼り付け
・ファイル名に今日の日付をつけて保存(これもClipBorの機能)
とやっておいて、それからおもむろにそこに書かれた項目を埋めていくわけです。
■全体像
まずは、定型書式の全体像を紹介します。
■行動チェックリスト
■5項日誌
■読書記録
■発見/企発/課問/決断
■豆論文/お題
■総括
1日の書式の中には、これだけの項目がはいっています(「現時点で」ということで、しょっちゅう変えてます)。
ここでは段付けしてありますが、実際には行の先頭から書いてあります。
私の使っているSakuraエディタというのは、テキストの簡単な構造解析をやってくれて、先頭の記号でブロックを作り、そのブロックに簡単にジャンプできるようになってます。多くのテキストエディタには同様の機能があります。
いつもは
大分類 → ■
中分類 → ◆
小分類 → ◇
個別項目 → ・
のような使い分けをしてます。
■また続きは次回
すみません。長くなってしまったので、次回に続きます。