以前の記事
報連相のタイミング
http://sarahin.seesaa.net/article/242427111.html 報連相その2
http://sarahin.seesaa.net/article/247723008.htmlで報連相(ホウレンソウ)について書きました。
その後、「ちょっと書き足りなかった」と反省しましたので追加。
■報連相の順番
こんなストーリは、いかがでしょうか。
報告:
部下「例の件、今日が締切だったんですけど、間に合いませんでした」
上司「なんだって!?、すぐに謝罪の連絡をして、日程延期の調整しろ!」
連絡:
部下「謝罪して、日程を延ばしてもらいました」
上司「今度は間に合うんだろうな?」
部下「何とかします」
相談:
部下「やっぱり間に合いそうもありませんけど、どうしましょう?」
上司「このアホッ! もういい! 俺がやるッ!!」
なんて具合。
「報告」というのは、結果が出たあとに行うものですよね。
「連絡」は情報と課題を共有するためのものです。
「相談」は今後の進め方。
つまり、時系列で言うと
報告→連絡→相談
では、報告の時点で手遅れ。
■報連相は相連報
この例から見ても明らかですよね。
順番は
相談→連絡→報告
なのでは。
相談:
部下「例の件、間に合いそうもありませんけど、どうしましょう?」
上司「まず、関係部署の責任者を集めて、緊急で対応してもらえるようにミーティングをしろ。それで無理そうなら、客先と日程の調整だ。」
連絡:
部下「客先にリスクが有ることを説明して、客先での余裕をとってもらいました。関係部署は部長からの緊急対応支持を出してもらいましたので、なんとかなるかもしれません。」
上司「分かった。オレからも関係部長にもう一度プッシュしておいてやる」
報告:
部下「例の件、なんとか日程通りに納品しました。」
上司「よくやった。ご苦労さん。」
てな展開が期待できませんか。
■まずは相談
上司をやっていると、「報告」は「できました」以外には聞きたくありません。
問題があるのであれば、前もって言うべきで、「できませんでした」などと過去形で言われても、手の打ちようがないからです。
ましてや、客先や別の部署の人と「揉めて、喧嘩をしてきました」なんて報告を受けたら、火を消すのが非常に大変。
まぁ、最悪なのは報告もなく、別の人から悪い結果を聞くことですが、これは、もうサラリーマンとしては最低レベル。
報連相(ホウレンソウ)ははしてはいけないこれは単にゴロがいいだけで、本当は
相連報(ソウレンホウ)をするのが大切なのではないでしょうかね。
■同じテーマの記事
あなたが上司からなにかのプロジェクトの遂行を依頼されたとします。まず何をしますか?方針を聞いてはいけない若いころよくやった失敗が、上司に「どういう作戦で望みましょうか?」「どう進めますか?」「どういう方針で臨みますか?」とかの聞き方。大体答えは決まってます。「それを考えるのがお前の仕事だろうが!」自分がそれを言う側の立場になって気がついたのですが、あるプロジェクト、例えば「職場の風土改革」などを立ち上げようと部下に指示した時に、上司は・どんなゴ..
普段、財布を2つ持ってます。一つは普段使う財布。もうひとつは貯金箱替わりです。それで、1日に終わりに、今日は何かアイディアがでたら、貯金箱替わりの財布に10円移動します。さらに、そのアイディアを評価して、実現可能なものは0円〜200円の間で評価します。いいアイディアで、今日から実際にやり始めたものは100円以上。愚にもつかない様なものなら0点。こうしていると、案外お金がたまります。このお金がたまったら、家族にはないしょで一人であ..
ある程度の年齢になると後輩や部下ができます。そうした人たちを指導するのに使ってはいけない言葉があります。言葉というか「時制」つまり時間軸ですね。〜だったのに、〜すべきだった、〜すればよかったこれらの言葉はすべて過去を指しています。過去に起きたことは、どう感じるかは別にして変えられません。それを非難しても相手は「済んじゃったことを今更どうしろって…」と受け取ります。実際にそういう言葉になるかどうかは別にして、そう感じ..
どんな職場にも、周囲から絶対的な信頼を集める「エース」的な人がいる半面、誰からも期待されず、お荷物のように扱われてしまう人もいます。入社当初から、「エース」だったわけでも「お荷物」だったわけでもありません。長い時間をかけて、ゆっくりと「エース」や「お荷物」になってしまったのです。これは一体なぜなのか?本日ご紹介する『「辞められると困る! 」と言われる社員がやっている 評価されるコツ』からその原因を一部紹介します。..
「インプットをしたらアウトプットしないといけない」過去記事でもこういうことを書いていますし、多くのビジネス書にも書いてあります。おそらく何かに習熟するためには普遍的に必用なことかと思いますが、ビジネス書などに取り上げられているのは、たとえば、「本を読んだら読書感想文を書きなさい」とか「人に教えなさい」とか、結構ハードルが高いことが書かれてます。私も本を読んだら、殆どの場合は読書記録(感想文ではない!)を書いてますし、本ブログに自分のコメントを付けて公開したりしてます。..
毎朝、打ち合わせをするほうが得か5 分間考える」という習慣はあなた 1 人のためではなく、チーム全体の能力アップに役立つ。ぜひ、チーム全員で取り組んでもらいたい。たとえば、朝、出勤すると、挨拶もそこそこに各自、仕事を始めてしまうオフィスが少なくないが、まず、チームごとにミーティングをする。何のために?それは各自の仕事内容をすり合わせ..