2020年06月08日

今やれ、すぐやれ、早くやれ





どうしても先延ばしをしてしまうタスクというのがあります。

わかっちゃいるけどやめられない。

ただ、「その他大勢」から抜けだして、成果を上げ、上司に認められるようになるためには、上司から指示があってから短時間で結果(成果ではなく)を出さないと上司は、「あいつやっているのか?」と疑問に思ってしまいます。

一度そういうふうに思われてしまうと、人間には認知バイアスがかかるので、早くやったとしても、「ふ〜ん」程度で意識に残らなくなってしまいます。逆に上司の期待するより遅かったことだけ覚えているようになります。

なので、私がいつも心がけているのは、上司からの指示は、




 当日中に報告に行く

ということ。
もし、報告が遅くなって、上司が帰宅してしまったりしていたら、当日中にメールをして(メール送信日付が問題)、翌朝上司を捕まえて報告します。

メールだけだと見落とされる危険があるので、必ず口頭で、1分程度でもいいので報告をします。

そうすると、上司から見ると

 「お、こいつ最優先でオレの依頼をやってくれたのかな」

と感じてくれればしめたもの。

同じ事は他の部署の関係者に対しても言えます。
もちろん、上司が最優先ですが。

ただ、すぐには終わらないようなものは、まず手を付けたことを報告するために、できたところまでを当日中にレポートするようにします。その後は以前の記事に書いたように8割型のタイミングで報告をします。




■今やれ、すぐやれ、早くやれ


とはいっても、面倒くさそうな調整や、調べ物だったりすると、つい、「明日やろう」と思っちゃいますよね。そんな時に、自分に向かって(言葉に出して)言うのがこの魔法の呪文。

 「今やれ! すぐやれ! 早くやれ!」

ここで読むだけだと、単なる語呂のよさそうな文字の羅列ですが、実際声に出していってみると、私には非常に効果があります。

 「さっさと片付けよう」

と思えるんです。
理由はわかりませんが…。

■フットワークを軽く


フットワークが軽く、行動的な人が嫌われるケースはほとんどありません。
何にしても一旦引き受けたことは、素早くやって素早く回答をしてくれる人というのは、頼む側としては安心できるし、信頼もしやすいものです。

時間術的に考えても、「どうしよう…」と考えている時間というのは、何ら成果に結びつかないものなので、さっさとやってしまうことがいいというのは、こんな記事を読んでいるあなたにとっては当然の話かと思います。

■タスクが積み重なったら?


ただ、引き受けたことをどんどんやろうとすると、それ以前に引き受けた「締切のないタスク」が後回しになっていきます。つまり「ラストイン・ファーストアウト」(最後に入ったものが最初に出てくる)の状態になるわけです。

ただ、経験的にそれが重大問題になったことはあまりありません。1日待てたものは2日でも待てるということではないかと思います。




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ラベル:先延ばし
posted by 管理人 at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ハック:仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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