「え〜っと、この人なんて人だったっけ…」
「あれ、名前が出てこない…」
なんていうことありませんか。
私はしょっちゅうです。
■名前の聞き出し方
一度お互いに自己紹介したのに、ふと別のことを考えた隙に名前を忘れてしまったり、2回めにあったのに名前を思い出せないとか、いう事態になると、それまで結構調子よく相槌を打っていたのに、突然「
ヤバイ!」モードになったりしてしまいます。
本日は、忘れてしまった名前の引き出し方を紹介したいと思います。
おそらくいちばんまっとうなのは
忘れてしまったことを白状し、正直に聞くがもっとも確実。ただ、会ってすぐに聞くのならまだしも、打ち合わせの最後になって、「え〜っと、すみません。お名前を教えていただけますか」とは言い難い。ましてや、「どなたでしたっけ?」とは…
■作戦1 手がかりを探す
私の会社だと、会社内で入室にIDカードを使いますので、IDカードに名前が印刷されてます。
それを多くの人は首からぶら下げているので、これを見ればすぐに分かります。
※何しろ何千人もいるので(海外工場まで入れたら、何万人です…)、人が入れ替わり立ち代り状態です…ただし、首から紐で吊り下げているので、裏向きになっていることがままあります。
そんな時はどうするかというと、その人の持ち物を見ます。
多くの人は自分のノートの表紙には自分の名前を書いてますし、何もなくとも手がかりらしきものが見つかる場合もあります。
■作戦2 他の人に教えてもらう
隣の人に
この人って誰だっけ?なんて聞いたりはしません…(^^;;
その人の発言について
「今、言われたことについてなのですが…」
とその人の発言を引用して、他の人に意見を求めます。
そうすると
「××さんの言われたのは〜」
みたいに、その人の名前を呼んでくれます。
■作戦3 田中首相作戦
私が、勝手に命名したものですが、故田中元首相は、下っ端の人に対しても「××くん、よく頑張ってるってね」とか割合気安く声をかける人だったというエピソードがあるそうです。
その中で、「なるほど」と思ったエピソードがこれ。
「あ〜、君。君の名前はなんだったかな」
「あ、はい。伊藤と申します」
「違う! 苗字は知っとる。 下の名前を聞いているんだ」
「失礼しました。 伊藤宗彦ともうします」
「そうか、宗彦か。頑張れよ」
■作戦4 漢字を教えてもらう
上のいずれの方法もうまくいかないときは、いよいよ本人に聞かないといけません。
そこで時々やるのが、「漢字が書けません」というやつ。
「すみません。お名前の漢字を知りたいので、ここに書いてもらえません?」
「あなたのお名前はどう書くんですか?」
みたいに、相手から引き出します。
もし相手が社外の人だったらもっと簡単に出来ます。
名前を入れずに議事録を作成してしまって、
「お手数ですが、本日の打ち合わせの記録として、ここにサインを頂けますか?」
とやればいいです。
■他にいいテクニックが…
もし他にいいテクニックをお持ちの方はぜひご意見をお寄せください。
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