■こんな時どうする?
あなたは、部門の組織風土改善委員です。
いままで他のメンバーと一緒に、色々対策を考えて来ましたが、どれもぱっとしません。
「結局部長に、みんなにどうなって欲しいか話をしてもらう機会を作ろうよ」
「従業員満足向上のために、役員にいろいろ不満をぶつける会を設けよう」
とにかく場当たり的で、効果があるとは思えませんが、自分にもアイディアがありません。
ただ、このままにしておけば、こんな効果があるかどうかもわからないアイディアを部長に報告しなければなりません。さて、どうしたものでしょう……
と、変な場面設定から入ってしまいましたが、会社では様々な議論がされます。
もちろん、今お客様に提供する製品を開発するためのプロジェクトのマイルストーンの話だったり、冒頭の「組織風土改革」みたいな、答えのあるような、ないような話だったり。
そんな時に、議論の主導権を握り、チーム全体の方向性づけができるようになると、組織内において一目置かれるようになったり、影響力が増したりします。
■暗黙の制約を見つける
どうしても行き詰まった時、よく観察すると、何かの前提や思い込みが邪魔をしている場合があります。
たとえば、首記の例なら
・お金があればできるのか?
・時間があればできるのか?
などの制約があって、それが足かせになって自由な発想ができなくなっていることがままあります。
■制約を取り外す質問
・もしいくらでもお金をかけていいとしたら、何をする?
・もしどれだけ時間を使ってもいいとしたら、何をする?
・もし活動メンバーの裁量権を貰えたら何をする?
・もし自分が他の会社の人間だったら、どういうふうに見える?
・もし明日会社をやめても食うに困らないとしたらどんなことをする?
・自分が社長・会長だったらどんなことをする?
・テクノロジーが発達して100年後ならできるようになっているだろうか?
つまり、会社というのは、どのみち、4つの資源、人・モノ・カネ・情報を動かす以外にありませんので、誰もがこれらの制約があるものという前提で話をします。
ところが実際にはこういった制約は、あることをすれば取り除ける場合があります(「あること」というのは、時と場合によって様々ですが)。
また、制約があっても別に問題にならないようなアイディアが出てくる場合もあります。
つまり、無理やりのアイディアさえ出れば、それをちょっとひねることで次の展開ができるようになる可能性が高い、という事です。


