2013年05月28日

味方を作る


会社で大切な人脈って何でしょうか。

上司?
上司の上司?

まぁ、当然そうですが、意外と見落とされているのが、事務をやってくれている人たち。
この人たちは、自分の業績における評価をするわけではありませんが、自分が業績を上げるために必要な情報やパワーを持っています。

この人たちに見限られるとめちゃくちゃ大変。


ウォートン流 人生のすべてにおいてもっとトクをする新しい交渉術

にすごく実感のあることが書いてありましたので、ご紹介します。

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次に挙げるのは、人社後に社内で助けになってくれる人たちだ。中には職を得るのを助けてくれる人もいる。自分から働きかけよう。コーヒーやランチに誘ってみよう。
・会社の主的存在
 昔から会社にいる、窓際に追いゃられて、無視されがちな人を探そう。
 彼らは、どこにどんなものが眠っているかを知り尽くしている。話をし、尊重しよう。どんな会社にも、こフいう人が必ずひとりはいろものだ。彼らはあらゆる落とし穴や駆け引きに通じている。あなたが目標を達成したり、自分の身を守るうえでカギとなる情報を与えてくれる。
・会社を辞めた人
 最悪の状態だったときの会社を知っている人が多い。会社が社員にどこまで冷酷になれるかを知っている。もちろん、彼らの丑ワフことをそのまま鵜呑みにしてはいけない。会社を恨んでいたり、何か魂胆があるかもしれないからだ。だが話を聞くうちに、徐 々 に真相がわかってくることも多い。また円満退社した人なら、就職の際に、社内の有力者に渡りをつけてくれるかもしれない。
・IT技術者
 IT (情報技術)部門を敬遠する入は多い。 IT 部門全体か、少なくとも1,2人の技術者と仲よくなっておこう。ほとんどの仕事は、ITなしでは回らない。あなたの仕事を支える IT 技術に支障が生じたとき、週末でも駆けつけてくれる人がいれば安心だ。
・資料室のスタッフ
 すべての企業にいるわけではない。だが社内一調べものがうまい。あなたの報告書やあなた自身の評価を高めてくれる。
・清掃スタッフ
 経営陣にとっては目にも人らない存在だが、多くを見聞きして、実にいろんなことを知っている。
・警備員
 人館証を忘れたとき、クライアントを急いで中に通したいとき、書類をとりに鍵のかかったオフィスに人りたいときなど、仲よくなっておけば助けてくれる。毎口挨拶をしよう。旅行の相談に乗ったり、スポーッ談議をするなどしてみよう。
・事務職員
 定詰めとも呼ばれる。役員や管理職は出人りが激しいが、事務職員は定年まで同じ部署にいる人が多い。意地の悪いゴシップ生み出したり、よいうわさを立てたりするのも彼らだ。伸間に引き人れよう。休暇明けにお土産のお菓子をもって行こう。
・その他の職員
 コピー室、カフェテリア、旅行部などの職員、保守要員など。仕事で何かが急に人り用になったときや、情報が必要なときに助けてくれる。
・人事部
 人事部員は一般に「ノー」を言う人たちだ。彼らの主な仕事は会社を守ることだ。だが全員一枚岩ではない。下っ端の人たちから仲よくなろう。彼らのやっていることに関心を示そう。喜んで説明してくれるだろう。人事部は一般に、人事(や個人)に関わる問題に大きな発言権を持っている。
・あなたやあなたの部署に欠かせない人たち
 社外の業者、食堂、印刷業者など、あなたの部署に欠かせない人たちはだれだろう。知り合いになり、気に人ってもらえれば、あなたの部署のためにお願いを聞いてもらえる。携帯電話の番号を教えてもらおう。彼らに提供できる耳寄りな情報を、社内の旅行部かり得られないだろうか?
要は、自分の同盟をつくろうということだ。これをやるには時間と労力と思考が必要だ。それでも、ほかの仕事を探す時間や手問を考んればかえって楽だし、得られたかもしれない昇進や昇給を逃すことを考えれば、それを補って余りあるメリットがある。
これについては段階的に進めよう。相手の仕事について質問しよう。相手はどんな夢や恐れをもっているだろうか?自分からもできる限り情報を与えよう。助言を与え、手助けしよう。一人かニ人から始めよう。
要は、自分が働いている場所、働きたい場所について、できる限りの情報を収集するということだ。
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まぁ〜ったくその通り。

社内で一目置かれている人というのは、こういった人に知り合いが多いです。そして、その人達に「ちょっとしたお願い」が簡単にできること。
自分はこういったのがあまり得意ではありませんが、これは実はすごく大切な人脈。

よく、海外出張に行くのですが、海外出張におけるマイレージポイント。
あれって一定以上使うとランクが上がって、ラウンジが使えたり、列に並ばなくても搭乗できたりとすごく便利になります。しかしながら、そこまでランクを上げるためには、例えば年間10回以上出張しないと行けないとか、結構ハードルが高い。
ところが実は抜け道があって、大口の顧客には航空会社から一定の数、この権利を配布しているんですね。

私はほぼ毎年、この無償で配布されるランク配布をもらってます。そうすると、たいして使ってないのによく使っていたりする人たちと同等に扱ってもらえるわけです。エコノミークラスの料金でビジネスクラスやファーストクラスが使えたりします。

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■余談
一度こういうところを使ってみるとわかるのですが、お金持ちとそうでない人たちは住んでる世界が違いますね。

ファーストクラス、ビジネスクラスを使うような人たちというのは、空港に行っても、免税店をウロウロ歩きまわったり、時間つぶしに空港のスタバでコーヒーを飲んだりしてません。クラスラウンジで、ゆっくり読書をしたり、ワインを楽しんだりして、搭乗が始まってから搭乗口に行きます。
搭乗口では、優先搭乗といって、エコノミークラスの人がズラーッと並んで待っているところをすっ飛ばして、席まで案内してくれます。

「非お金持ち」の人たちとすれ違うのは、この搭乗口を通る一瞬だけですね。

ファーストクラスになると、ラウンジでもほぼ専任の給仕がついて、何くれと世話を焼いてくれます。
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で、その権利を「タダ」で手に入れる方法を知っているのが、事務職員や社内の出張手配をしてくれている担当者。
時々あって、前回の出張のおみやげを渡して、「いつもありがとう!」と言うだけで、断然待遇が変わります。


■参考資料
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posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 交渉術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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