三浦雄一郎さんが世界最高齢でエベレスト登頂に成功されましたね。
本当におめでとうございます。草葉の陰からお祝いを申し上げます…。
三浦氏は
・1964年イタリアのスキー大会で日本人として初めて参加し、時速172.084キロの当時の世界記録を樹立。
・1966年、富士山直滑降。
・1970年にはエベレスト・サウスコル8000メートル世界最高地点からのスキー滑降を成し遂げ、その記録映画でアカデミー賞受賞
・1980年代に入ってからも世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成
とまぁ、とにかくすごい方ですね。
で本題。
ITメディアというWebにこんな記事が乗ってました。
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「ええ、そうでした。いろいろなお付き合いも増えて、食事もカロリーオーバーになってきます。私は身長が165センチですが、そのころは体重が85キロを超えていました。一般の肥満の方と変わりませんよ。糖尿病や高血圧、高脂血症の影響も出てきていました」
「目標を達成するために時間をかけてトレーニングすることが大切」と語る三浦雄一郎さん
えっ、じゃあ普通のおじさんと変わらないですねと思わず聞くと、三浦氏は笑ってうなずきながら、言葉を続けた。
「そうそう、その通りですよ。ただ、もう一度エベレストに登りたいという気持ちが出てきた。そのためには、まず体を鍛えなおさなければならない。だからできることは何でもやろうと思ってトレーニングを開始したのです」
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つまり、一度は普通のおじさん体型になったのに、もう一度エベレストに登るためにトレーニングをされたそうなのですが、そのトレーニングというのが、
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三浦氏が取り組んだトレーニングは、日常の生活の中で、負荷をかけるというものだった。足首にリスト・アンクル・ウェイトと呼ばれる重りをつけ、背中には10キログラム以上の重りを入れたナップサックを背負いながら生活するということから始めたという。
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つまり、日常生活をすることで、自動的にトレーニングができるということ。
なにも、スウェットスーツを着込んで、毎日10キロを走り、スクワットを100回やって…などと特殊なことをされたわけではないらしいです。
おまけですが、大富豪のディック・バスは、飛行機の出発時間ギリギリまで仕事をしておいて、走って搭乗口に行くことで体を鍛えていたそうです。
■「ついでに」で時間価値を2倍にする
考えてみれば、私たちサラリーマンがやっていることも、ある目的にそって仕事をするというと1つの単位時間あたりやれることは1つしかありませんが、その仕事をする「ついでに」何かをすると、単位時間あたりの仕事量は2倍になります。
例えば、トイレにいく「ついでに」、机の横にあるゴミ箱のゴミをもって、「行き掛けの」ゴミ集積所に放り込んでくる】だけで、単なる移動が清掃を兼ねる事になります。
庶務さんの席の近くの人のところにいく「ついでに」今日の伝票を持っていく、などなど。
1つの動作で2つのことがやれれば、時間の価値は2倍になりますね。
3つのことをやれば、時間価値は3倍です。
今日から、ついでにやれることはないだろうかと探したり、工夫したりしてみませんか。
■GettingThingsDone
このことは、名著「仕事を成し遂げる技術」でも書かれています。
★P228――――――――――――――――――――――――――
あなたの個人的なシステムと行動は、あなたがそれらを調べる必要がふめるときに、調べる必要のあるすべての行動の選択をついでに見ることができるような方法で確立される必要があります。これは常識的に思えるでし、おうが、それらが最大限に機能するように処理し、整理している人は殆どいません)例えば、何かの用事で電話をかける際には、それがいつであれ、少なくとも、かける必要のある電話のリストには有効に使うことができます。クリーニング屋に何かを取りに行く必要があるときは、ついでに何かできないかと、できそうな他の用事を素早く見直してください。
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私のリストは、ある意味で、私のオフイスなのです。しかし、大抵の人はこのことを認識していませんん。あなたはポストイットや電話のメモを、ご自分の仕事場に備えているかもしれませんが、私は次の行動リストを用意しています。もしあなたが月分のものをすっかり集め、処理し、整理しているのであれば、あなたのシステムに頻繁にアクセスするのに、大した時間はかからないだろうと思います。
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このためには、「やることリストが整理されていないとできない」と書かれています。
つまり、いつも、「ついでに」やれることはないだろうかと考えるためには、やることリストがあれば簡単にできるというわけですね。
■参考資料
●アマゾンで見る
仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法
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