■仕事が好きですか?
あなたは、今の仕事が好きでしょうか?
「仕事が好きです」と答えられる人はあまりいないかもしれませんね。
あまり真正面から聞かれることは少ないとは思いますが、もし聞かれたら「まぁまぁ」とか「いや、あんまり」とか否定的に、曖昧に答える場合が多いのではないでしょうか。
かく言う私も、「仕事だから好きも嫌いもないじゃん」という言い方を良くしてました。
ま、確かに実際つまらないとおもっている人もいるかと思いますが、日本人的に「控え目に表現する」という言い回しをする場合もあるかもしれません。
転機になったのは、子供がある程度大きくなって、「お父さん、お仕事好き?」「どうして毎日お仕事に行くの?」「お母さんとどうして結婚したの?」などと親の仕事や社会関係、人間関係を聞きたがった時期ですね。
「お父さんは、仕事が好きじゃあないし、好きでもない人とお付き合いしてるんだよ」
「お父さんとお母さんは、好きでもないのに結婚して我慢しながら暮らしてるんだよ」
なんて答えはちょっと言えないですよね。
■プロジェクト反省会
ここ数年ですが、何かのプロジェクトをすると、途中でもやりますし、最後には必ずやるようになったのが、このプロジェクト反省会というやつ。
なんだか、イメージとしては、悪かったところを指摘しあって、反省する会みたいです。名前が良くないということで、最近は「振り返り会」などと言うみたいですが、担当者にしてもマネージャーにしても、「悪かったところ」はいっぱい出ますが、「良かったところ」はほんの数件。
なんか、やっててつまらなかったのかな?
■ゼッコーチョー
元巨人の中畑氏で有名になったセリフかと。
ちょっと誰に言われたのか忘れてしまいましたが、中畑氏が若かりし頃、「ちょっと不調ですね」と答えたら、「監督は自分から不調だと言うやつを使うと思うか?」と言われて、以来いつでも「ゼッコーチョーです!!」と答えるようになったとか。
そりゃそうですよね。
■仕事大好き
だれでも、仕事だけでなく、何をするにしても楽しくやりたいと思ってるとおもいます。わざわざつらい思いをしたいとは思いませんよね。
じゃぁどうやったら楽しくなるか?
その答えは簡単で、「楽しい」って思うことです。それも自分にウソを付くのではなくて、こころから楽しいと思えるようになること。
その第1歩がこのセリフ。
「オレ、仕事大好き」
言ってみてください。毎日、毎日。
いつも、楽しそうに、前向きに仕事をしてみてください。
言ったことは潜在意識に刷り込まれる
そうです。
■楽しそうに仕事をする
仕事が好きだと思えると、やっていて楽しくなります。
若いころ、先輩の作った図面のコピーをとって、それを畳むという作業がありました。
図面といってもA1やA0サイズです。結構大きいので、それを実際に作る人が現場で立ったまま、すぐに広げられるように畳むわけです。
このたたみ方に色々規則が会って、更にカドとカドがぴったりあって畳まれてないとキレイに広げられないんですね。
それで、定規を当ててみたり、長い薄い板を使ってみたりといろいろ試してみました。
ビシッとたためると「お〜!!」と嬉しくなりましたね。わざわざ上司に見せに行ったりして。
工夫をするのは、やっていて楽しいんですね。
大人になれば当然ですが、ある尺度ができてしまって、「それはどれだけの効果がある」とか「正しい/間違ってる」というものさしに当てて、やっていることを測ります。
『世の中の「常識的尺度」で自分は物事が判断できるぞ』と考えたいわけです。
単に「好きだから」という理由じゃダメ?
きっとそのほうが気持ちがいいですよ。
それに、好きで楽しそうに仕事をしていれば、周りを騙して、楽しい仕事だと思い込ませることができるでしょう。
そう思い込んでしまえば、きっと色々工夫をして、前向きに考えるように勝手に脳みそが働いてくれます。
ちなみに、ウチの部署は、よその部門長から『あんたの部署、楽しそうだね。ウチの部下が、「なんだか面白そうで、あんなことも勉強してみたいです」って言ってたよ』と言われたことが何度かあります。そういう時は、「じゃぁ、ウチとコラボでなにかやりましょうよ」と提案(ほとんど営業?)します。
そのおかげで、仕事の領域が広がって、今では隣の事業部の仕事まで一緒にやってます。
時々、上司から「お前んとこの業務分掌ってなんだっけ?」と突っ込まれますが…。
今度聞かれたら、「面白い事ならなんでも!!」と答えてみようかな?