2018年12月03日

六然





六然って御存知ですか?

もし聞いたことがない方でも、この言葉はどこかのビジネス書で読んだことがあるかもしれません。

 得意憺然、    失意泰然
 (とくいたんぜん、しついたいぜん)

 物事がうまくいっている時でも調子に乗らず
 うまくいっていない時でも、落ち込まない

勝海舟がその書を残したことで有名なのですが、戦前から戦後にかけての政治家、安岡正篤が座右の銘としても有名かも。

全文ですが、




 自処超然(じしょちょうぜん)
 処人靄然(しょじんあいぜん)
 有事斬然(ゆうじざんぜん)
 無事澄然(ぶじちょうぜん)
 得意憺然(とくいたんぜん)
 失意泰然(しついたいぜん)

意訳
 自分自身に関しては、世俗の物事にとらわれないようにすること
 人に接しては、相手を楽しませ心地よくさせること
 何か事があるときは、ぐずぐずしないできびきびとやること
 何も事がないときは、水のように澄んだ気でいること
 得意なときにも、静かで安らかな気持ちでいること
 失意のときにも、泰然自若としていること

のように、自分―他人、有事―無事、得意―失意の対を成しており、「然」が韻を踏むなど非常によくできた成語です。

中国古代の学者、崔銑(さいせん)が残した言葉だそうです。

全く、かくありたいものですね
とても、そんなレベルには程遠いですが。

ちょっと「風林火山」を連想してしまいましたが、すごく気に入ったのでちょっとご紹介。

ちなみに風林火山は

  其疾如風
  其徐如林
  侵掠如火
  難知如陰
  不動如山
  動如雷霆

  其の疾きこと風の如く
  其の徐(しず)かなること林の如く
  侵掠(しんりゃく)すること火の如く
  知りがたきこと陰の如く
  動かざること山の如く
  動くこと雷霆(らいてい)の如し

で、孫子の兵法ですね。

Googleで検索したら画像がいっぱい出てきたので、壁紙のひとつに追加しました。

壁紙は、30分に1回自動的に画像フォルダからランダムに表示サせているのですが、ふとした拍子にこんな名言が出てきても、心が引き締まるかも。






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posted by 管理人 at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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