いや、このタイトルは「7つの習慣」をパクったわけではないですよ。
※ちょっとは意識したかな…
以前の記事で、
あなたを天才にするスマートノート
という本を紹介した時に
知識→教養→見識(統合)
という知性の進化の過程を書きました(筆者の受け売りです)。
じゃぁどうしたらそれができるのかというと、意外と難しいですね。
ちょっと以前の記事では、テーマが違っていたので、「ゲシュタルトを形成する」としか書きませんでしたが、名前は難しいですが、大したことではありません。学術的にそれが一致しているのかわかりませんが、3つのことをやればいいです。
1.考える 思考力
2.まとめる 要約力
3.書き出す 整理力
これだけ。
「これだけ」と言いながら、またしてもムダに長いので、2回に分けます。
水増しか…?
本日は、前半の「考える」と「まとめる」について。
■考える
たとえば、ある本を読んでいた時に気になったフレーズがあったとします。
★――――――――――――――――――――――――――
反応的な言葉がなぜ問題なのかというと、それが心理学で言う「自己達成予言」になるからである。つまり、そういう言葉を使う人は決定づけられてるというパラダイムをさらに強く持つことになり、その信念を支える証拠を自分で作り出すことになる。
(7つの習慣、P99)
――――――――――――――――――――――――――★
その時に、なぜこれが気になったのかを考えましょう。
それは、あなたが習慣的に「反応的な言葉」を使っていたからかもしれませんし、そのフレーズに強く同感して、成長してくれない部下や後輩が気になったのかもしれません。
では、どうしたらいいのか?
本には、まずその「言葉を禁じよう」と書いてあります。
そして、「愛は行動によって具現化される価値観である」と書かれています。つまり、そこで言いたいのは、
「人間の価値観は行動によってしか証明できない」
ということです。
…ちょっと話が飛びましたね。ここに省略された思考プロセスは何なのか? それを補うものは何なのかを考えることがあなたの思考力を強化します。
これまたどこかの本の受け売りですが
思考力は筋力と同じである。
放置すれば衰えるし、トレーニングすれば強化できる
と書いてありました(出展は忘れました…)。
思考力は常に使っていないと衰えるものですが、逆に常に使っていれば、必用なときに爆発的な力を出してくれます。
■まとめる
例えば200ページのビジネス書の要約をノートに書き写すとしたら、何ページ必用でしょうか?
考えることができるようになれば、多分本を読む速度は劇的に落ちます。
何しろ、あるページを読んで、それが気になったりすると、それに対して、前のページを読んでみたりちょっと後のフレーズを探してみたり、さらにはそれについて、思いついたフレーズや、自分の反論・賛成論などが山のように出てきます。先に引用した「7つの習慣」のフレーズから、今日の部門会議の議題を思いつくかもしれませんし、「今日の昼ごはんは何を食べるか」を思いつくかもしれません。
そうすると、何をしているかというとほとんどその本を開いたまま、特定のページで10分も20分もそのままの状態。
そりゃ早く読めるわけないわな。
私はこの瞬間がすごく好きですが。本を読みながらトリップしてるって感じ?
でも、残念ながらそれだけでは脳力は強化されません。
それを形に表さないと、ただ妄想の世界に浸っているだけなんですね。
そこから抜けだして今の妄想を現実世界に引き出すことをする。
これが「まとめる」という作業。
この時、必用なキーワードは
・「要するに〜」
・「簡単に言うと〜」
・「結局〜」
・もっと一般化(抽象化)していうと…
という言葉です。
以前の記事新聞の社説・コラムを書き写すでも書来ましたが、ちょっと長めの文章を要約したり図解したりする。そこで、筆者の言いたかったポイントをまとめるという作業です。
また、妄想を整理することも重要。妄想の時点ではあっちこっちに話が飛びまくってますよね。それをある方向性でグループ化し、それを要約なり図解なりで明確化することです。
ここのプロセスだけでも本が1冊書けそうなくらいいろいろやるべきことがありますが、そこはまたの機会に。詳しく知りたい方は、
あなたを天才にするスマートノート
苫米地思考ノート術
を読んでみてください。
これができないと、例えば何かの質問を受けても、「え〜っと。それは××で、○○なので、△△になって…。あれ、何を話してましたっけ?」ってなる。これが「まとめる力」があれば、「それについては、3つ理由があります。ひとつは……」みたいな話し方が瞬時にできるようになります。どちらがビジネスマンとして有能に見えるかのご判断はお任せしますが。
■続きは次の記事で
すみません。長くなっちゃったので、続きは明日。
■参考図書
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