どうもなにか新しいことをやろうとすると、
それは難しい
いままでやってないことはリスクがある
やってもうまくいかない
と言って抵抗を受けます。
これは、組織としては「ある程度」健全なことです。
もしそういうのがなく、みんなが「イケイケどんどん」な会社だったら、きっとすぐに倒産してしまうでしょう。
しかし、何から何まで過去の事例にこだわっていたり、「チャレンジ」をしなくても、ジリ貧になるだけ。ここらはある程度バランスがあるので難しいのですが。
これは個人についても同じです。
何かの例えで、
人生は下りエスカレーターに乗っているようなもの。歩き続けなければ下がっていくだけ
みたいな話があります。
こんな記事を読まれるような、あなたならきっとそれに気がついて、「何とかしたい」と思ってみえると思います。
■前向きになる質問
もし、
それは難しい
いままでやってないことがないのでリスクがある
やってもうまくいかない
というセリフが出そうになったら意識して止めてください。
これは口が裂けても言ってはいけない言葉。
もし声に出したり思ったりすれば、無意識が
そうだよな、オレにはムリだよな
と思ってしまいます。
だから別の言葉に言い換えます。
私が意識して言い換えているパターンをご紹介。
◆それは難しい
→ どうやったら簡単になる?
→ 簡単だったとしたらどうなる?
◆やったことがないのでリスクがある
→ どんなリスクがある?
→ どうやったら回避できる?
◆無理がある
→ 無理なくできるとしたら…
→ 簡単にするためには?
◆やっている時間がない
→ 今やっているものをやったら、これも同時に出来るようにならないか?
→ 時間を作るためには?
→ 細切れならできないか?
◆分からない
→ 何を調べたらわかる?
→ 1年勉強したとしたら…
→ もしそれがわかったとすれば、何が起きる?
→ だれかよく知っている人はいないか?
◆忙しい
→ 忙しくないとしたら?
→ 無駄なことをしていないか?
→ 面白いかも
◆やれない
→ それができるようになりたい?
→ なにが制約になっているか?
■脳はウルトラ・スーパーコンピュータ
やれる方策を考え始めた途端、脳はその答えを探し始めます。
それはすぐに答えられないかもしれないですけど、過去の何十年かの経験から、それを解決する方法を見つけてきます。もし見つけられなければ、道端の石ころの形から、その答えを連想することもします。
ウルトラ・スーパーコンピュータなんです(
受け売りですが)。
前向きな質問をノートに書き、それこを四六時中考え続けましょう。そこで思いついた単語をノートに書き込みましょう。それを眺めていると、ある時突然、すべてのキーワードが結びつきます。
私が
昔の私みたいに過労ウツになる人を減らしたいと考え続けたら、毎日ブログを更新することができるようになったのがいい経験になってます。これでも結構毎日残業続きの日もあるんですよ。でも、この記事だけは平日きっちりかけている。
理由は簡単。
どうやったらできるかを考え続けているから。
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