■読み返すことが読書の入り口
ビジネス書を読んだら、そこに書いてあることを実行しなさい
とはよく言われますが、だからといって、単にその著者の行動や指針をそのまま受け入れても、環境が違うので、同じ結果が出るわけではありません。
もちろん、実行するのは最終的に自分のせいかを出すためのステップではあるのですが、最初の入り口は、気に入った本を何度も読み返して、著者の意図をしっかり読み取ることだと思います。
私は1年の目標として、年間200冊の読書を目標においてますが、実際繰り返し読みたくなる本というのは、それほど多くありません。ただ、はずれがあるぶん、ある程度数をこなさないといい本には出会えないというのが経験則です。
本当にいい本というのは、1回読んだだけでは実になりません。
何度も読み返さないといけないですね。
でも、新しい本も読みたいので、なかなか時間の配分が難しいところです。
■インデックスをつける
私の場合は、以前の記事
ねぎま式読書ノート
http://sarahin.seesaa.net/article/256945928.html
でご紹介したように、
・本のページ
・書いてあった内容
・感想・感じたことなど
をテキストファイルに書き出しています。
最近は、自炊してNexus7で読めるようにしたので、PDFに直接コメントを書き込むようにしていますが、やっぱりテキストファイルが一番扱いやすいので、PDFに書いたコメントも、手作業で抜き出して、テキストファイルにしてます。
■インデックス読書術
これらが再読のインデックスになってます。
つまり、ちょっと時間のあるときに、このコメントを検索したり、ランダムに読書記録ファイルを開いたりして、また気になったところをもう一度読むわけです。これならPCがある環境ならいつでもやれるので、仕事中でも、ふとした時に、気になるキーワードで蔵書を検索して、そこに書いてあるコメントを一覧し、もう一度読むことができるわけです。
コメントが無いところでも、OCRがされているので検索キーワードに引っかかるところがあります。ここももちろん新しくインデックスをつけます。
■インデックスキーワード
コメントにはキーワードを付けてます。
動感 ちょっと感じたことなど
動行 これは実行したいと思ったこと
思出 思い出したこと
業予 次のアクションにしたこと
要重 本のキーポイント
賛反 所感など(賛成や反対意見)
価感 価値観が揺さぶられたような重要なところ
などなど。ちょっと普通の文章では使わないような単語にしておくのがコツ。
こうしておくと、その文章に対してどのような感想を持ったのか、どうしようと思ったのかが簡f単に検索できるようになります。
「なにかおもしろいことが書いてあったところはないかな」
と思ったら、「動感」をGrep検索すればいいわけです。
ちょっとした豆論文(過去記事「5項日誌」参照)を書くのには「賛反」を検索して、「あぁ、そう思ったなぁ」と思い出しながら書くと簡単に自分の意見を論文化できる。
わずか数分で、再読ができるようになります。
ちなみに、この記事も多くはここからネタを拾ってます。
■通勤電車でやりたいが…
最近のネタは、このGrep検索→再読を何度も回すというインデックス読書を
電車の中などPCのない環境でもやりたい
というもの。
いろいろアプリを試しているのですが、ピッタリ来るものがないのが悩みの種です。
もし、Grep対象がPDFのコメントまでできるいいアプリをご存知のかたがみえたら、教えてください。