2014年02月25日

仕事の進捗のマネジメント1


ちょっと気分を変えて、今まで「仕事術」に分類してきた、部下マネジメントの関連を新しいカテゴリ「マネジメント」にさせようと思います。

本日はその第1号。
進捗管理のヒントについて書いてみたいと思います。

■進捗が悪い時の対応
管理職になるということは、部下がついて(部下なし管理職もいますが、ここでは除外して)、部下に業務を振り、その結果をチームの成果として出していかないといけない立場になる、ということです。リーダーでも同じですが、違いがあるのは、その部下の人事的評価をするかどうかと、組織としてのの成果に責任を取らなければならない、ということです。

そこで一番悩むのは、誰かに仕事をふることではなく、振った仕事の進捗が期待通りにならないことや、期待通りの結果が出ないことです。

管理職になるような人は、当然仕事も他の人よりできることが多いので、「自分がやっていたら、こんなもの1時間で終わるのに…」とストレスをためながら、「できた?」などと話しかけるわけです。

■やれていない理由を探る
進捗が思わしくないない部下であっても、組織のリーダになった以上は、その組織を最大限活用して、組織の人数の総和以上の成果を出さないといけません。

これには、部下のレベルアップが必須で、レベルアップするには、部下の問題点をひとつづつ解決していく必要があります。

個人個人の業務の進捗が思わしくない原因は単純に分類して3種類あります。

 1.やる気はあるのに技術がない
 2.そもそもやる気が無い。意図的に放置している
 3.放置している意識がない

場合が考えられます。
※注記:上司の経験的な「このぐらいに出来るだろう」という感覚とと部下の実力の乖離については、ここでは問題にしません。

■1.やる気はあるのに技術がない
この場合はそのスキルを教育するしかありません。どのようなスキルが必要で、それがいまどの程度のレベルなのかを上司や先輩が把握し、ひとつづつ教えていくことになります。

これには「スキルマップ」というものが役に立ちます。
ネットで「〜のスキル(技術)」などと調べると、体系的にまとめてくれている資料が見つかりますので、それをベースに、自分の部署のおかれた状況に合わせてカスタマイズして、それにレベルをつけてスキルマップを作成します。

例えば、情報処理の技術で言えば、情報処理試験のサイトに、どの様な技術が必要なのかは書いてあります(こちら参照)。そういったものを転用して、抽象化された全体像から、具体的な自分のチームのスキル名称を作っていくわけです。
ここら辺も、また時間があればご紹介したいと思います。

■2.そもそもやる気が無い
なぜやる気が無いのかを考えていく必要がありますが、私個人としては、最近はこの問題はあまり深く考えたことがありません。

というのは、「やる気がない」「意図的に放置している」というものは個人の心情に関わるものであって、最終的に他人の私がどうこうできるものではないことが多かったからです。

かつてはいろいろ手をつくして、本人の不満を聞いたり、飲みに誘ったりして何とかしようとしましたが、結局なんともならなかった事が多いです。
表面的には改善しても、結局個人の好き嫌いに関わってくるので、20歳を過ぎた大人が、そう簡単に変わるようなものではありません。

つまり、そういう人を変えようと思うと、労力が多くいる割に結果を出しにくい、コストパフォマンスが悪いということなので、それよりも、もっと改善効果のあるところ(やる気はあるが技術がないなど)に集中することにしてます。

ただ放置すると、ウイルスみたいに他のメンバーに影響することがあるので、基本的には人事的措置をとります。つまり、その人には今の部署を離れてもらうということです。

3.の「無意識の放置」については、もう少し深く原因と対策を考えているので、明日また考えてみることにします。

ということで、つづく…
posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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