2014年03月12日

成果を出す能力


本日はかなり抽象的な内容ですが、成果を出す能力についてちょっとまとめてみたいと思います。

これは、以下の本に書いてあったことを参考にしています。

  
  フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

本書に、以下の様な記述がありました。

★P22――――――――――――――――――――――――――
知的資本は、人的資本・構造的資本・関係性資本の三つからなるといわれています。未来の人的資本は「人の成長」であり、未来の構造的資本は「ビジネスモデルなどのアイディアの創出」、そして未来の関係性資本は「新しい人と人とのつなカり」を生み出すことになります。
――――――――――――――――――――――――――★


これは「フューチャーセンター」という場を作るということをテーマにした本なので、ちょっと私達一般サラリーマンにとってはハードルが高いですが、個人に置き換えて考えてみると、成果を出す能力というのは、

 ・個人の能力
 ・個人が所属する組織の能力
 ・その個人が持っている人間関係の能力

に分けられるのではないかと思いつきました。

■個人の能力
個人の能力については、わかりやすいですね。
自己啓発やビジネススキル、その人個人個人の効率的な仕事の進め方(プロセスやテクニック)に依存するものです。

よく、ビジネスハックやライフハックという言われるものも、この部分の能力を高めようとするものです。

ちょっと問題だと思うのは、今のビジネス書や成功本などのトレンドを見ても「成果」を出す能力として、この部分だけが強調されすぎな気がします。
よく言われるのは

  仕事の成果=考え方×意欲(モチベーション)×能力

みたいな象徴的な計算式ですが、私個人的には、この後に紹介する残り2つのスキルの掛け算も必要なのではないかと。

まあ、要するに、個人の能力を高める努力をしても、それだけで成果が出せるというのはちょっと言い過ぎではないかと考えたりします。そういう意味で、多くのビジネス書や成功本は手段のひとつ程度に読んだほうがいいのかも。
※余談ですが「年収が××倍になる」とか書いてある本がありますが、あれはさすがに誇大広告では…?

■個人が所属する組織の能力
「組織の能力」というのがちょっといい表現ではないかもしれませんが、言いたいのは、その人がどの様な組織に所属しており、どの様な目標を与えられて、どの様な権限を持っているのかとい点です。
生産ラインのイチ作業員に革新的な仕事の営業成果が出せるとは考えられませんし、期待もされないでしょう。もし提案したとしても「お前がいらんことを言うな」と言われるのがオチです。

さらにその組織の会社に対する発言権(影響力)も関係してきます。

つまり、自分の提案をプロジェクトとして採用してもらい、関係部門を集めたいと思っても、そこの部門長や課長などの上司が、関係部門に影響力の行使できなければ、どんなに高いモチベーションも能力も役には立ちません。

これは単なるサラリーマンにとってはいかんともしがたい(まったく方法がないわけではありませんが)部分では無いでしょうか。

私達は組織という意味では、課→部→(事業部)→会社→地域→国(民族)というレベルで組織に所属してますね。


■その個人が持っている人間関係の能力
私の会社でもちょくちょく見かけるのですが、「××部の○○さんと喧嘩したらしい」とか、「○○さんとは話をしたくない」とか、「小学生かよ」と思えるような行動を取る人がいます。もちろんその人にはその人の理屈はあるのでしょうけど、他の部門への移籍などの話があっても「こいつだけはいらない」と言われてしまうような人がいます。

たとえどんなにその人の仕事をする技術力(スキル・能力)が高くても、「あなたにこれをやって欲しい」「一緒に仕事をしたい」と思われなければ、その人にやれる仕事がありません。インプットがゼロなら、アウトプットはどこまで行ってもゼロですね(その人が有効な仕事を自分で作り出さない限り)。

■成果を高めるために
より高い成果を出して行きたいと考えるのであれば、自己研鑚も必要ですが、残り2つを高める作戦が必要です。

「組織の能力」を高めるためには、一番直接的な方法は、その「組織の長」になることです。
ただ、そこに行き着くためには高い成果を出さないといけないというジレンマはありますので、今の上司をうまく使うという技術が必要なのでしょう。

「人間関係の能力」というのは、どうもいい方法論がないように思いますが、「心理学」「行動科学」といった分野にヒントがありそうです。
過去記事でも時々触れた、心理学・心理術を駆使した方法がありますが、表面的な部分だけではなく、交渉力や影響力みたいなものを磨いていかないといけないかもしれませんね。

いずれも個人がおかれた環境に依存しますので、一人で頑張ればいいというものではないのが辛いですが。

■参考図書
★アマゾンで見る

フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

★楽天で見る
フューチャーセンターをつくろう

フューチャーセンターをつくろう
著者:野村恭彦
価格:1,680円(税5%込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

ラベル:組織 個人 関係 成果
posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック